東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/16付けレス

 本日は『リュウソウジャー』感想を書きました。謎は全てドロドロに溶けた!

そいや!

◆chi-chanさん
 >東映としても同じ初体験作家の『ビルド』が(ストーリー面のしっかりさに欠けても)「キャラ萌え」等で最低限の成果は出したから油断していたということなのでしょうか。
タイミング的にも設計的にも、なんとなく『エグゼイド』→『ビルド』の波を戦隊でもいただきたい!みたいな空気は感じるのですが、『ビルド』ってキャストが物凄く揃ってしまった事に助けられていた部分が良く悪くもかなり大きかったと思うので、(現リュウソウメンバーが悪いという事ではなく)あれは他作品では再現不能だと思うんですよね……。
 >基本テコ入れが入っても立ち上げた人に最後まで責任取らせてはいるのですが…。
実質トロイカ体制などは過去にありますが、どうも脚本と演出が噛み合っていない感じも目立つので、徐々にバランスが取れてくる事に期待したいです。
 >『キバ』にも微妙に関係ありますがノリ的にはそれこそ下山さん回に回した方が良かったかなという気もしたり。
個人的には、どうせ井上敏樹を招聘するなら、『555』回で出来なかったものか……というのは根深く引きずっている所ではありますが(笑)
 >後KCBが古田鉄工所を追っている時、XIGの車の先を行ってるのを田端さんが喜んでいたのがノリいいなと思いました。
ギャグではありますが、以前からある田端さんのXIGへの対抗意識が顔を出しているのは、面白い所でしたねー。
 >実はこの人『ウルトラマンタロウ』の防衛チーム隊員の一人にして
ああ、クレジットも単独で、妙に押し出しが強いなぁと思ったら、そういうキャストだったのですね。思えば今作、作風もあってこういった、民間の奇矯な権威、みたいなのは出てこなかったので新鮮でした。
 >高野さん自身もその描写は怖くで観れないそうで、何かSPドラマとはいえ井上節は凄いなと思いました。
ほ、本人も観られないスペシャルベント……(笑)
 >令和ライダー第1弾は有料配信の『仮面ライダードライブ』スピンオフ短編『仮面ライダーブレン』(エイプリルフールネタからの派生作品、平成最後の日曜と令和初の日曜に前後編で配信)となりました(笑)。
つまり、「令和ライダー、許さん!」と劇場版で最初にクリムゾンスマッシュを喰らって退場する役ですね……!(おぃ)

◆橘まことさん
 >6話、脚本が書きすぎていて収まりきらず、撮影段階で色々端折ったのかな、という印象でした。
7-8話の内容を見るとますます、6話はだいぶ打ち合わせ段階と出来上がりが変わったのでは……という雰囲気漂いますよね。
 >近年の戦隊は「20分強で5人+αを出す」「敵との戦いが一旦水入りになる」「毎回新ソウルを出す(?)」などの縛りで、
 >トップクラスに脚本が難しいドラマでしょうし、むしろ昨年が「(脚本的に)当たり年」と稀なケースになっていくのかな、と。
慣れちゃってますが、改めて分解すると、やはり難しいですよね……その上、「子供の視点を意識しつつドラマ性も組み込む」わけで、文法の修得から始めないと、ぐちゃぐちゃになるよなぁ……という。
 >脚本の山岡氏によると、今の赤・青・桃は「十分な覚悟や使命感、ビジョンがないまま託された責任にどう対峙していくか」を描いている最中
う、うむむ……それならそれで、「マスター達の意志を!」みたいに受け売りで戦っている節が端々に描かれればまだわかりますが、なんか、脚本家に“見えている”ものと、受け手に“伝わっている”ものにだいぶギャップがありそうで、不安が募りますね……。

◆αくんさん
 >危うく撃墜しかける梶尾さんだったり、怪獣とEXで戦う我夢だったりと今回は演出面でも珍しい描写が多い気がします
この辺り、監督が初参戦という事で、これまでに無い描写を、という意識が強かったんですかね。
 >とんでもなく久しぶりに登場した印象ですが、今回の立ち位置って初期の3人の路線が続いてたなら……と言うのがあるのかなぁと
ああ成る程。XIGに対抗意識を燃やしつつ、別の角度から事件に迫っていくKCBのドタバタ……というのは確かに初期を汲んだ要素ですね。そう見ると、扱いはギャグにしましたが“民間人が怪獣事件に関わる”というのは、かなり計算したプロットぽいですね。

◆インザファイトさん
 >ストーリーがギャグ回な時に限って戦闘がかっこいい、っていうとかのダベ星人回を思い出しますね(笑)
トンデモ話なのに、何故かアクション巨編に仕上がっているという(笑) ホントこう、演出の味付けによる仕上げとの相性は大事ですね。それが出来るスタッフを揃えておけるか、という部分も含めて。
 >香村純子氏のしっかりしたメインの一方で本当に大和屋暁氏のフォローがいいアクセントとして効いていた作品だったなあ、と思います。
大和屋さんのサブ仕事は作品との相性の良し悪しがどうしても出ますが、『ルパパト』の時はホントいいバランスでしたねー。
 >ただリュウソウジャーは作品そのものが陽性なので、ギャグ回があまりアクセントにならない、というか、
 >坂本監督担当の回で軽いノリを本筋でやってしまっているのが辛いところというか(^^;
ライトタッチで行きたいというのはわかりますが、こだわる所にきちっとこだわってくれないので、段々、コウ達が人の心が薄い系に踏み込みつつありますよね……。

◆もりみやさん
 >志摩さん真面目に仕事してるし、陸戦要員としての見せ場もあるし。
 >XIG陣はあくまで真面目に対処しているのに面白い、というのが好きなところです。
やや空回り気味だったりオーバーアクションだったりをギャグ気味に見せてはいるものの、責任感の表れにもなっていて、そこのギャップから笑いを引き出す形にしているのが、良い回でしたね。
 >メインキャラは他の人に任せて、一般人の目線や世界観の妙味を掘り下げる方向がうまく行っているなぁと。
メインの路線が一般市民目線からは少し離れてきている中で、「石の翼」回や今回の存在は、作品全体の中でも凄く効いていますよね。ウクバール回も含め、市民目線を取り込みつつも、主題に宇宙の謎や古代の神秘を絡めて、世界をクローズしていないのも計算が巧いな、と。
 >愛嬌がある。身近な人を思いやる優しさがある。だけど自分達の行為が知らない人達にどれだけ迷惑を掛けるかの想像力を持てない……という。
そう考えるとこの話、夢や想像力を肯定する「石の翼」回と対になっているのが面白いですね。
 >シリアスな設定に比べて微妙にコミカルな顔つきだったゲシェンクより、こっちの方がよっぽど怖い顔ですよね(笑)。
ドタバタしている内に、如何にも凶悪な怪獣が甦ってしまう、というのは今回の見せ方の好きなところの一つです(笑)
 >シリーズの佐川監督回でバリアを張ると、ただ防ぐだけじゃなくて何かやってくれるという期待感があります。
色々、工夫を加えてくる例があるのですね。防御から攻撃への切り替えが、映像もダイナミックで格好良かったですね。
 >今回、オチが弱いなー、というのは前から感じていたんですが、確かにここから先を書くと逮捕オチしかないですもんねぇ…。
話のノリ的にはそこまでやると後味が悪いですものね。フルータ星人側に中年2人が参加していなければまだ、人は好いが少々頭の軽い若者2人の再出発、みたいに収められたかもですが(まさに<レスキューポリス>テイストですが)。
 >聞こえます聞こえます(笑)。というか、「ガイア」って言ってるのは知ってるんですが、知って聞いてても、
 >かっこいいというよりはコミカルな感じに聞こえるんですよね、この合いの手(笑)。
「そいや!」に同意して下さる方が居て安心しました(笑) OPの「ガンガンガイア!」(と聞こえる)もですが、スキャット部分が割と面白傾向ですよね今作の歌(笑)

◆spirithumanさん
 >第3話で赤青桃と緑黒に対立構図を持ち込むならキャラクタ一1人ずつ多少なりとも絡ませなければならないと思うのですが
3話時点では、掴みとして3vs2の構図でまあ良かったのですが、その後、緑がなんとなく3寄りになった流れのまま溶けたチーズのように混ざり合ってしまったので、個々の関係性が全く構築されないまま一体化してしまったんですよね……。
 >特撮から10年以上離れていたプロデューサー×特撮初参加の脚本家という化学反応がとんでもないことになってしまったという印象です。
ここまで悪い予想通りに歯車が転がるとは……という感じになっていますねホント。
 >これまでの戦隊史にも立ち上がりに失敗した作品はありますが、今作は戦隊の揃い踏みという基本中の基本が盛り上がらないというのは恐ろしい。
道中ある程度ドタバタしたり家屋が吹っ飛んでも、揃い踏みが気持ち良ければある程度誤魔化されてもいい、というのはありますが、今作、揃い踏みがちっとも気持ち良くない、というのが辛いですよね……。

◆ハヤさん
 >これ、手堅い脚本家なら前話の時点で騒音を嫌がる描写を入れていたと思います。そういうのがないのはいかにもリュウソウジャーだな、と思いました。
ヒントA+ヒントBから解決手段に辿り着くなら「おお成る程!」となりますが、ヒントAだけでは到達不能な解決手段が飛び出してくるのが、今作らしい抜け落ち方ですよね……。
 >そんな彼らが爆殺されるのを平然と見過ごし、さらにドヤ顔でネタばらしするリュウソウジャー。
ソウルのあまりの何でもあり感に吹っ飛ばし気味で見ていましたが、あらゆる方向からツッコミどころ満載でしたね……。
 >前にネタにしていましたが、やはりリュウソウ族はドルイドン族と覇権を争っていた危険な戦闘民族なんじゃ……。
ホントもういっそ、勝利の為なら大概の手段は選ばないので、影武者爆殺もありならマスター達も死して屍拾う者無し!まで突き抜けてくれれば、それはそれで楽しめるんですが……(笑)
 >五人がしっかりと役割分担をしている(ネタ含む)など、いい部分はいい回だったので、ひどい所は余計ひどく感じました。
今回、プロットは悪くなかったんですよねー。悪くなかったのに、その悪くなかった部分が、酷い部分の加速剤になってしまったという。