東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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「パワーが同じなら最後に物をいうのは精神力!!!」

 「強烈な衝撃を与えれば与えるほど、憎しみや怒りの感情も強まり、不撓不屈の精神も鍛えられ、滅亡魂あふれる根性ヒューマギアとなるのだ!」
 「叩き込め、滅亡迅雷.net精神!」
 ……いやなんか、発表された『仮面ライダーゼロワン』の世界観や雰囲気に、90年代《メタルヒーロー》風味を感じてならないのは私だけでしょうか(笑) 女性ライダーが最初から登場するのも、『ビーファイター』まで遡ったと思うとしっくり来るというか。
 〔『仮面ライダーゼロワン』/東映公式〕
 ゼロワンのデザインは、虫×異形のラインが、どことなく真やZO辺りを思い起こさせつつ、現代風のスマートなメカっぽさとポップさも組み合わさって、怪奇×未来のミックスとして、格好いいという第一印象。
 本日は『リュウソウジャー』感想を書きました(一週遅れ)。

7/18付けレス

◆spirithumanさん
 >家で料理を振舞われたとかならまだ分かりますが、結構な衝撃発言ですね(笑)。
小山高生さん辺りからの繋がりで、若手脚本家の懇親会とかあったんですかね……一体どういうメンバーだったのか(笑)
 >仮面ライダーゼロワン。プロデューサーと脚本家が同じなので当然かもしれませんがエグゼイドに似ていますね。
令和1号ライダー、を強く銘打っている事もあり、かなり狙っている感じですよねー。
 >大森プロデューサーの作品はキョウリュウ、ドライブ、エグゼイド、ビルドとどれも苦手な作品で今から不安です。
私もいまいち相性が良くないんですよね……『エグゼイド』の時は、どうしてもエム先生に耐えられなかったので、今回は取っかかりでキャラが好きになれると良いのですが。

◆もりみやさん
 >佐川監督は、2大ウルトラマンと2大怪獣のタッグマッチをやりたいと、ずっと要望を出されていたそうです。
やらなきゃ嘘、みたいな所もありますものね。そういう点ではやはり、もっとスッキリしたエピソードだったら……というのは確かに。
 >本当はもっと佐川さんのやりたかったような話になればよかったのに、惜しいな、という考え方になってしまいました。
この辺り巧くストーリーとバトルが噛み合ったのが、ヴァージョンアップ回だったのでしょうね。。
 >『セブン』ならあのギエロン星獣の回を踏まえているわけですが、『ガイア』で同じことをやるのは……「混ざってないですか武上さーん!?」と言いたい気分です(笑)。
私は好みのテーマ性なので面白く見ましたが、武上さんの趣味嗜好が強く出過ぎた面はあったかもですね。
 >どんどん、怪獣を倒してもカタルシスを得られない構造に変わっていることに、当時、言葉に出来ないながらも、モヤモヤを抱えていたのを覚えています。
あー、実は私、この当時『ティガ』を途中リタイアした要因の一つが、怪獣との関係をややこしい方向にしすぎでは……というものだったので、リアルタイムで今作を見ていたとしたら、私ももっと引っかかりが出ていたかもしれません。
 >その後のシリーズでは、最初から「野生怪獣は無闇に倒すべきではない」「倒してもいい怪獣は侵略者の尖兵か変身」
 >みたいな設定で始める作品が増えていますが、そうなっていく流れは今作の中にあったのかな、と、今見返すと、改めて思います。
私は今回、近作→『ガイア』と遡って見ているので、あまり違和感が無かったのですが、考えてみれば『ガイア』は20年前の作品なので、そこに違和感が少ないという事が確かに、現行作品に通じる潮流の存在なのかもですね。
 >荒川さんがウルトラシリーズを書きたがってるという話はよく聞きますので、いつかオファーが来るだろうと、ずっと前から思ってるんですが、いつまで経っても来ませんね……
近作はなんとなく脚本陣が固まっていますが、ゲストとして呼ぶには、ギャラが高いとかあるんですかね……。

◆中吉さん
 >メルトもやっと美味しい出番がありましたしなによりカナロの好感度がうなぎ昇りですよねー。
立ち上がり、やり過ぎて外し気味になっていた婚活キャラ設定から、「未来」へどう向かっていくのか、というテーゼを引き出し、カナロの見せ方はホント良かったですね。
 >モサレックスとリュウソウ族との時間の感覚のずれを明確に示した上で、現在に目を向けさせるというのも綺麗にまとまっていました。
種族の個性を出しつつ、互いを大事に思っているからこそ……という部分も見せて、初期メンバーと騎士竜達よりも、この2話で関係性が鮮やかに描かれてしまったという……(笑)
 >ガイルトン(エヴォリアン)とか…。キレイズキー(ガイアーク)とか…。(探せば意外といそう)
ああ、キレイズキー! 完全に忘れていましたが、確かに探すと割と、イベント幹部居るかもですね。
 >番組hpを見るとタンクジョウとガチレウスについて「ルーク級幹部」との記述がありやっと気づいたのですがドルイドンってチェスモチーフなんですね。
チェスかなーと思っていたら、タンク様とガチさんが被ってる……?と首を捻っていたのですが、成る程、「級」という扱いの設定なのですね。
 >そうなるとモチーフに当てはまらないクレオンの設定にもう一捻りあるのかなぁと思います。
種族特性なのでしょうが、今回、さらっと再生しましたしね……。

よっさーもっさー(段々気に入ってきた)

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』感想・第16話

◆第16話「海に沈んだ希望」◆ (監督:坂本浩一 脚本:荒川稔久
 前回、ドルイドンに捕まった事を直接謝罪するオトと、それに「大丈夫。気にしないで」と笑顔で返すメルト、手堅い、手堅いなぁ……!
 ……このレベルの手堅さが感動的なのもどうかという感じはするわけですが、今作に行き届いていなかった部分が猛烈なスピードで補われていき、荒川脚本が実に鮮やか。
 オトを心配して扉に張り付いていたカナロも捕獲され、コウ達の善意を信じたいとは思いながらも、胸に抱え続けていた不安を、オトは問いかける。――それこそ、海のリュウソウ族に連綿と伝えられてきた、陸のリュウソウ族へのぬぐえぬ不審。
 「本当は……あなた方がドルイドンを倒して、地球のみんなを支配しようとしてるだけじゃないんですか?」
 「「「え?」」」
 「ちょっと待って、何それ?!」
 「私たちは、モサレックスにずっとそういう風に聞かされてきました」
 ドルイドンが去った後の地球にもたらされたのは、平和、ではなく、残った種族による地球の覇権を賭けた跡目争いだったのだ!
 ……えー、だいたい、第1話の時点で抱いたリュウソウ族への不信感の通りになってしまい、面白がっていいのか困惑しています(笑) まあ、ここから更に一つ二つ捻りが入ってくる前提ではありましょうが、「対ドルイドンの最終兵器」というには何かと扱いの怪しげだった騎士竜も、回想イメージだと思い切り古代人類に牙を向けていますね!
 5人はひとまず気分転換だと街に繰り出し、オトのお着替えタイムを入れてくるところに荒川×坂本の意地とプライドを見ますが、そこからオトの少女らしい可愛げに繋げ、なんだかオトに好意を向けられている風のメルトの年下の女の子相手なら余裕を持って振る舞える姿を好青年として描き(まあ前回体を張ったのはコウなのですが、バランス的にメルトをプッシュする判断は正しいかなと)、そんな2人にジェラシーの炎を燃やす事でカナロに愛嬌を付け、と、まずはキャラの魅力をプラスに引き出さなくてどうする、とあらゆる手管を駆使して好感度上昇シーンを圧縮してくる荒川稔久、匠の技。
 根幹に種族間に横たわる問題を抱えつつも、和やかな時間を過ごす5人であったが、そこに満を持してガチレウスが直接出馬。リュウソウレッドは戦いの中で、ガチの弱点に気付き、ゴールドと共にそこを突く。
 「俺が囮になるから頼む!」
 「……なぜ俺に?」
 「ん? 理由……いる?」
 ガキ大将気質のコウの開けっぴろげな部分、やや無神経だが裏表の無い素直さから出る、「おまえが何を言っているのかよくわからない」という対応が、役者さんの、とぼけてないけどとぼけた感じの台詞回しも絶妙にはまってコウの良い面として鮮やかに引き出され……もう、今からでも荒川さんメインライターに交代しませんかね……。
 赤と金のダブル攻撃によりガチさんは結晶化。疲労から気を失ったオトをYoutuber家に寝かせている間、陸のリュウソウ族との和解についてモサレックスを説得しようとするカナロだが、コウ達の「知らなかった“歴史”」ではなく、「目の前の悲惨な“現実”」として体感しているモサレックスは頑として耳を傾けず、カナロもまた、モサの抱える傷を蔑ろには出来ないのであった。
 「俺はそれを捨ててくれなんていえない」
 「……正しいと思うよ、それ。でも、大事にするのはそれだけじゃないよね。カナロ自身の気持ちもちゃんと伝えるの。忘れないで」
 カナロとオトにとってモサレックスは親(マスター)のような存在という事で、一歩間違えると表現が洗脳事案になりかねなかったのですが、頑ななレックスの心の痛みを慮れる人間として能動的に描く事で、地雷を回避しつつカナロの持つ善良さを描き、それを肯定すると共に“その先”を示唆するアスナにも見せ場が入って手堅い、ホント手堅い……!
 さすがに黒緑兄弟までは手が回りませんでしたが、これはメインキャラの多い戦隊の作劇としては通例ですし、まずは幼なじみトリオのベースアップから、というのは納得できる割り振り。その黒緑兄弟はガチさんが死んでいない事を伝えに来て合流し、弱点を攻撃されると仮死状態となり、より強化した姿で復活する体質だったガチは、6人の前でいきなり巨大化。リュウソウジャーは騎士竜王でそれに立ち向かう。
 「俺に出来る事はなんだ……俺に出来る事……」
 モサの協力が得られず、それを見る事しか出来ないカナロだが、苦戦する騎士竜王の姿に再挑戦を決意。毎度、噴水に手ばちゃばちゃして会話するのは間が抜けるな……と思ったら、表現を大きく変えて噴水の真ん中に座り込んでザゼーンする事で、交信そのものを劇的にしたのは秀逸。
 「俺は……俺はモサレックスの辛い記憶を消す事なんか出来ない! だから全部受け止める! でも俺とオトが見た陸のリュウソウ族はその記憶と同じじゃない! 俺は……モサレックスになんと言われても、そう感じた自分の気持ちに嘘はつきたくない! もしそれが間違っていたら……俺は全力で取り返す。だから……だから一度だけ信じさせてくれ! 平和を守りたいと言ったあいつの言葉を! それは……俺が生まれて初めて感じた、未来への希望なんだ!!」
 過去の苦しみを他者が勝手な価値観で切り捨ててもいけないが、しかし、過去を見ているばかりではなく、未来を見る事もまた大切、というのは両者の関係改善の第一歩として綺麗に収まりました。
 そもそも、「自分たちの先祖の蛮行を歴史の闇に封印して平然としている」事に問題があるのでは?という特大の地雷も、「今のリュウソウ族(コウ達)の姿と言葉」を被害者(の末裔)サイドが積極的に肯定する事でひとまず回避。
 気になるのは、少なくとも今回限りでは、モサの過去の記憶自体は否定されなかった――つまり現実に抗争はあったらしい――事ですが、背後にドルイドンの関与があったのか、コウ達の先祖とは別の一派だったのか、もしくはモサの記憶が改竄されているのか、或いは過去の罪は過去の罪として認めた上で乗り越えていくのか……コウ達がどんな形で「過去」と向き合う事になるのかは、この先でしっかり描いてくれるのを期待したいです。
 割とリスキーなテーマというか、正直ここまでの今作メインライターの筆だと、吊り橋を駆け抜けようとして谷底に落下しそうな予感はありますが……「過去」絡みの話の時に黒緑が不在、というのは伏線の可能性もあるかな、とは思ってみたり。
 「…………愚かな」
 果たして、カナロの言葉にモサレックスは何を思ったか……その瞳が紫に輝いた頃、騎士竜王は水中戦闘形態ガチサブマリンに追い詰められていたが、その絶体絶命の危機を救ったのは、海底より浮上した深海の王者・モサレックス!
 「馬鹿め。その巨大魚の動きは分析済みだ!」
 「だったらこれはどうだ! ――リュウソウチェンジ!」
 ここで改めて、港に駆けてきたカナロのよっさーもっさーをフルで入れ、周囲に祖霊ソウルを展開させながらくるっと回って電撃銃を一閃する、一段階派手な変身により、新生リュウソウゴールド誕生を劇的に描き出し、メリハリ!
 この変身によりカナロ/リュウソウゴールドがヒーローとして非常に格好良くなり、一気に好感度が上がりました。
 その流れから変形合体する騎士竜ネプチューンの初登場も余勢を駆って当然劇的となり、挿入歌を上乗せしてバトルへと突入。
 ……試行錯誤は常に必要でありましょうし、時代時代で求められるものも変化すれば、それに適応してきたからこそ、40作を超える長寿シリーズとして今も続いているのが《スーパー戦隊》でありますが、では“戦隊”を“戦隊”たらしめているものは何か? という時に、その一つのコアが、この瞬間の心を揺さぶる「美」ではないだろうか、としみじみ思うところです。
 ガチさんは捨て台詞を残して海の藻屑となり、早期リタイアの雰囲気満々だったのでインパクトは無いのですが、一応の幹部ポジションとしては、歴史的短命か……?
 「自分の愚かさに気付かされた。おまえ達に過去の恩讐だけを授けて、未来への希望を渡していなかった自分のな」
 カナロからコウ達に、モサレックスもまた、少しずつ前を向こうとし始めた事が明かされ、ひとまずお試し期間で採用される陸のリュウソウ族……今回の限りでは許せる範囲でしたが、君たちは明日から、長老を捜し回った方が良いのではないかな!
 最後はオトがメルトにストレートに求婚し、みんな仰天、逃げ回るメルト@へたれ、のドタバタでオチ。バンバ兄さんがガシッとメルトの逃走を封じるのが、素敵(笑)

大変気になる

 先日購入した『平成大特撮1989-2019』、とりあえず、荒川稔久×會川昇の対談を読んだのですが……


 ――そんなお2人が最初に出会ったのはどのタイミングだったのでしょうか?
 會川 井上敏樹さんとの旅行が最初かな。『鳥人戦隊ジェットマン』(91年)の後くらいに。
 な、何それ?!
 仔細がとても気になるのですが、残念ながら、この話題はこれ以上掘り下げられず(笑)
 対談部分のボリュームはさほどでもないですが、同世代で長く特撮作品に関わってきた2人だけに、色々と興味深い内容でした。円谷プロは是非とも、荒川さんに《ウルトラ》シリーズのオファーを出してあげて下さい……。

7/17付けレス

◆中吉さん
 >タイガも最近渡されたらしい変身アイテムの力を一通り使ってみようと思ったのかもしれませんね。
ちょっとでもいいから、指輪がブレスに対応している点について事前に言及あると違ったのですけどねー。すべて、ヒカリ博士の暗躍なのか(笑)
 >トレギアはねっとりしたセリフ回しや精神的な揺さぶりによって長く活躍したベリアルとの差別化ができていたのも良かったなぁと思いました。
毎度、このポジションのキャラは力の入った造形と描写ですが、面白く転がってほしいですね。
 >今では戦いに積極的なタイガがヒロユキを引っ張る立場でいますが関係がどんなふうに変化していくのか楽しみです。
今回、ヒロユキとタイガの優先順位の違いという布石がしっかり挟み込まれたのが、先に期待を持たせて良かったですよね。

◆鷹Deさん
 >監督的にはガイアとアグルの共闘を見せたかったらしいですが、発注された武上さんは「我夢だけが他と意見が異なる状況」を作りたかったらしく
その辺りがなんとなく、ディテールの詰め不足に繋がったんですかね……そしてそう聞くと、コマンダーは、脚本と演出の間で分裂していたのだな、と納得を。
 >私もこの回は、あんなに躊躇してたのに倒した後滅茶滅茶ハイタッチするのね...wという引っかかりは覚えました
見せたかったもの、としては凄くわかるんですけれども(笑)
 >ある程度の勧善懲悪を保つ戦隊とウルトラマンは、勧善懲悪を保つ作品の性質とドラマが衝突することがあるんですよね
『ガイア』はその辺り、掘り下げたテーマ部分と作品として求められるカタルシスの落としどころ、を見つけきれないまま最終盤に来てしまった……みたいな部分はありますよね。