東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2/20付けレス

 本日は『マスクマン』感想を書きました。

太陽電池に不備はない

◆ヘイスタックさん
 >『01』迷走の根本的要因として”結局『キカイダー』の続編として新たに描く事は無かった”という問題を如実に物語っているように思えます。
基本的に、そういう考えで作っていない、というのはあるのでしょうが、東映特撮における続編ものは、どこか鬼門、という感じがつきまといますね。テーマ的には繰り返しになってしまいがちですし。
 >など実はかなり困った人だったりします。
あー……悪意は無いのに天然で問題を悪化させていく、00年代でいうと、烏丸所長(『ブレイド』)的な……?(笑)

裸は光の戦闘服

光戦隊マスクマン』感想・第29話

◆第29話「友情の新必殺武器」◆ (監督:東條昭平 脚本:曽田博久)
 遂に完成した新必殺兵器の最終実験が行われ、「ファイヤー!」した瞬間、暴発に巻き込まれて派手に吹っ飛ぶマスクマン……というのはパターンではあるのですが、よく身内に撃たれるマスクマンなので、別種の面白さが発生しています(笑)
 これも特訓なんですね長官?!
 最終調整に失敗した新兵器だが、昼夜を問わない開発作業の無理がたたって主任技師のアカイケが倒れた事で修繕もままならないまま、ゼーバ虎の子の地底獣、デスガドグラーが出撃し、大規模な毒ガスバイオテロを決行。
 「あのガスは……あのガスは……」
 新必殺武器は無い、だが、このまま手をこまねいて見ているわけにはいかない、とタケル達は技師チームの制止を振り切って出撃を覚悟する。
 「鍛えれば鍛えるほど、この力が発揮できると、信じて鍛え抜いてきたんだ。決して負けやしない」
 「それは驕りだ!」
 ところが目を覚ました主任、正論で、戦士の自己暗示を解いてしまう(笑)
 駆け付けた姿長官も、廊下の角でビックリだ!
 「君たちの驕りだぞ! 幾ら君たちが強いからといって、決して君たちだけでは勝てやしないんだぞ」
 タケル達の無茶を止めようとする主任の心情を含めてサポート要員を含めて光戦隊、というテーゼを描きたかったのかもしれませんが、タケル達にしても不利を承知で己を鼓舞して戦場に向かおうとしている状況なので、反省を促して「そうだ! 俺達だけが戦っているわけじゃないんだ!」という“気付き”に持ち込もうとするのには大きな無理があり、激しいピンぼけを起こしてしまう事に。
 結局、立ち尽くして主任の回復を待っていても仕方がないので、主任を振り切り出撃するマスクマンだが、ドグラーの腐食ガス攻撃により武器を失い、イガム部隊の攻撃を受ける。
 「美緒はあれほど優しい人だったのに! 双子の兄でありながら、なぜおまえは!」
 「言うな! イアル姫はイガム家の恥! その恥をそそぐためには、この俺の手で、手柄をあげねばならんのだ!」
 前回、美緒の秘密を知った赤がイガムと絡み、さっそく因縁を強化してくれるのは、手堅い。
 「愚かな妹とはいえ、よくもイアル姫をたぶらかしてくれたな!」
 「違う、俺と美緒は!」
 「言うな!」
 妹と彼氏のイチャイチャ回想など、聞いていられるかーーーッ!
 変身解除に追い込まれたマスクマンは散り散りとなり、タケルは命がけで現場へ赴いた主任から、20年前、主任の故郷の小さな町がデスガドグラーの毒ガス攻撃を受け、主任はその際に吸ったガスの影響で虚弱体質になってしまった事を過去を聞かされる。
 「それがゼーバの実験だった事を教えてくれたのが、姿長官だったんだ」
 自分のような犠牲者を二度と出したくない……主任技師は、その思いを、裸ジャケットで熱く語る。
 前回今回登場の技師チーム、人数がマスクマンと同じ5人だったり、次作『ライブマン』で戦隊メンバーとなる西村和彦が入っていたり、オーディションの参加者だったりしたのか、妙に押し出しが強めで、なんだかんだ、主任も毎朝の筋トレに励んでいる事が窺えます。
 「でも、俺は君たちのように戦えない。だから、頭脳と技術で、光戦隊の役に立ちたいんだ! 信じてくれ、俺達の技術を!」
 タケルと主任技師は熱く手を取り合い、タケルが本部へと送った遠隔オーラにより、文字通りに入魂の新兵器が完成。毒ガスによって洞穴の中に追い込まれ、脱出も束の間キロスの襲撃を受け、更にイガム部隊の追撃を受けたケンタ達の危機に、レッドマスクが小型ジェットのように空を駆け回る新兵器にまたがって登場するのはインパクトが強く――その名を、ジェットカノン!
 「光戦隊の、友情と、科学、オーラパワーを結集したその力を、今見せてやる!」
 ジェットモードからカノンモードに変形した新兵器が火を噴き、デスガドグラーは木っ葉微塵。黒青黄桃が砲身を抱えて赤がオーラをチャージするというフォーメーションは変わらないのですが、謎の電池パックを背負っていないだけ、見た目の間抜けさは減少しました(笑)
 巨大デスガの腐食ガスを華麗なバック転でかわしたGロボは、連続パンチからマウントを取ると、アカイケ主任技師の恨みとばかり後頭部を掴んで繰り返し地面に叩きつけ、バズーカ、スパートそして鉄拳のコンボで蹂躙し、マスクマンは新兵器のデビュー戦を飾るのであった。
 さすがに、マスクマン5人が力への驕りを反省する、という無理な接続こそされなかったものの、今ひとつパッとしない出来。
 2号ロボにせよ、新必殺兵器にせよ、中盤の敗北からのモデルチェンジにより、物語のメリハリをより大きく付ける狙いがあると思われるのですが、現状、新しいイベントを組み込む(必殺技のモデルチェンジ自体は過去作でもあり)事で新しい面白が生まれるメリットよりも、新しいイベントを従来的な文法で消化しきれていないデメリットの方が目立ってしまい、ならではの面白さを打ち出せないまま展開の要請に振り回されてしまっている印象。
 次回――キロスの登場で嫌でも存在意義の問われるバラバに焦点、はわかるとして、バラバの母親登場?! に何とも困惑させられますが、バラバは、生き残る事が出来るのか?!

2/19付けレス

 本日『01』クールタイムにつきレスのみ。

機械仕掛けの人と神

◆ヘイスタックさん
 >やはりロボットの悲哀テーマを背負っていた筈のワルダーがラスト3話はビジンダーとの色恋要素しかフォーカスされず、
 >ひたすら他の男達に嫉妬を繰り返した挙句自壊していくというのがどうにも情けなく、キャラが矮小化してしまったようでつくづく残念です。
エンタメとのバランス的に、ワルダーの持っていたテーマを掘り下げるのが難しくなってしまったのかもしれませんが、あそこまでやったのなら、もう一押し、突き進んで欲しかったですね。
 >ワルダーとの決戦時に流れる曲は「キカイダー子守歌」という歌でハカイダーとは無関係ですね。
これはキカイダーの曲でしたか。前作から連続で見ていると微妙な気持ちになる所もあったかもですが、なんだかんだ、楽曲的には割と良い作品でしたね。

◆iwatakaoさん
 >その存在がビジンダーの中で二重の意味で永遠となったのがナレーションの語る通りせめてもの救いなのかもしれません。
綺麗に考えると、ワルダー(の一部)は、ビジンダーと旅路を歩み続ける(その中で「変化」する事も出来るのかもしれない)、というのは一つの救いとして良かったですね。
 >事情を知らせずに「初恋花」なんて名前のものを(結果的に)摘みに行かせたビジンダーは罪作りな女性だなあとはw
第45話のビジンダーは、割と天然で悪い女ですよね……(笑)
 >ただザダムはなぜ日光の下に堂々と出ていたのか...
いったいザダムで何をテコ入れするつもりだったのかは、ホント今作の大きな謎となりました……。
 >悪いことがしたい以上の目的が元より無さそうだったビッグシャドウ、最後に大ボスらしく振る舞われるよりはあの方がらしいのかもしれません
割と唐突に、ラスボスは「概念的な“悪”」でした、みたいにされる事がありますが、そういう方向へは行かず、謎の怪人のまま情けなく散っていったのは、納得度は高かったのかな、と(笑)
 >70年代東映特撮を見るのは初めてでしたが、トータルとしてはかなり楽しかったです(でも割とカロリー高かった)
ホントまあ、酷い話も色々ありましたが、トータルでは不思議に味わいが印象に残る一作になりました。終盤はホント、キャラが活き活きとして良かったですね。

◆chi-chanさん
 >「もっと池ちゃん(イチロー役の池田さん)の世界がなきゃいけなった」「ロボだけの芝居なんて…」(今その本が手元にないので意訳かつあやふやですが)と批判してました。
池田さんのアクが強いので、見ている分にはイチローの影が薄い印象はないのですが、もう少し「イチローの物語」を見たかった、というのはありますね。後半の展開とトレードオフになってしまうので、どちらが良かったのか、は難しくなってしまいますが。
 >普通ならせめて「ラスボスクラスに能力強化された3体くらいで良い筈なのに、なぜ連続復活にしたのでしょう(笑)。
最終作戦で真っ当なボスキャラにする、という手を使わないのが、基本的に悪に冷たい作風ですよねホント(笑)
 >漫画のクライマックスでは子供達の設計図からデビルを完成形「アーマゲドンゴッド」
前半これで引っ張っていた事を考えると、これが普通というか、ホントどうしてあんな事になったのか……(笑)
 >「人間とは何か」の光と闇をこの違いは描いているのかなと感じます。
考えてみると、「ロボットの苦悩」は描いた一方で、「人間の闇」にはあまり触れない作風でしたね今作。それが最後まで、イチローを陽性のヒーローとして成立させていた、といえますが。
 >前述しましたけど、結局この3人にとってのハッピーエンドはこれだけですからね。
“エターナルなヒーローになる”落としどころは定番ですが、今作はそれを、イチロー達のロボット性と上手く繋げてくれて、着地点としては結構良かったなーと。
 >後代の東映特撮における駄目父親路線の原型じゃないかと思います。いや博士は被害者ですが。
考えてみると、「人間同然だと思っている」自作の人造人間を、仁王像の中に仕込んでおく人ですからね……出番が最後だけなのと、同時代にコプーという巨悪が居るので、印象はそこまで酷くなりませんでしたが(笑)

◆インザファイトさん
 >長期にわたって戦闘、ドラマと活躍できるビジンダー、ワルダーを中心に展開したドラマ展開は悪くはなかったと思います。
キャラクターが安定し、着ぐるみ怪人へのこだわりを捨てるなど、独自の作風が確立してからは、要所要所に面白いポイントのある作品だったな、と。キャラ的にはかなり印象的な作品となりました。
 >ちなみにこの01の後枠ですがカーレンジャーになるそうで。
過去の車戦隊からそのチョイスとなりましたか……変化球といえば変化球ですが(笑)
 >ゴセイジャーの後枠ですが、90年代メタルヒーロー枠と枠が交換する関係上ブルースワットの配信が始まるそうで
あわよくば『ゴーカイ』やってくれないかと期待していたので、それは残念です。ううーん、まあ、最近ちょっと配信視聴に追われていたので、一息つきつつ、『ゼロワン』に追いつけという事でありましょうか(とか言っている間に新戦隊が始まりそう)。

◆もりみやさん
 >ビジンダー・ワルダーが出てからは主軸から外れた感がありますし、ジローが出ると相変わらず見せ場が奪われますし。
イチロー兄さんって、良くも悪くもヒーロー的なるものの「象徴」であって、後半は特に、「主人公」というより「物語の基準」みたいになってしまった所がありますよね。
 >弟・ジローやアキラ少年、迷えるビジンダーと言った面々の保護者的側面がもっと強調されれば良かったのかなと。
なので、「個と個の繋がり」が生じず、半年旅をしても、今日会ったばかりでも、基本的にあらゆる対応が変わらない全ての関係性が代替え可能な存在になってしまったというか。
 >ザダムが分離した後、「おお、動きやすい着ぐるみになったということは殺陣を見せてくれるのか」と期待してたら、そんなもの一切ないまま瞬殺されたことなんですが(笑)。
「その格好じゃろくに戦えないだろ!」→「バカめ!」の流れから、まさかの瞬殺は、とても『01』でしたね……(笑)
 >なんとなくビオランテの白神博士を思い出しました。
今作、最終的に、不完全である人間賛歌と同時に、善も悪も生み出す人間の存在を炙り出すところに着地するのが、最終回の飛躍ではあるのですが、物語として上手い落としどころだったな、と思います。