東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/18付けレス

 本日は『響鬼』感想を書きました。

爆上げて爆上げないで爆下げて

◆たかしさん
 >大也たちの仕事は(一応)本筋の玄蕃の運び屋のお話と全くリンクせず
あらゆる仕事に手を抜かない、はまあ良いとしても、全く繋がらないのはビックリでしたよね……その癖、最後だけタイミング良く合流するのも、変な感じを増してしまったなと。
 >「ハシリヤンの目を惹きつけるための囮」というこの前提自体がおかしいような…。
思い切り好意的に解釈すると、「ハシリヤンによる不測の事態を避ける為に餌になる」みたいなニュアンスだったのかもですが、あまりにも前段階の布石が足りなすぎて、おかしな組み立てになってしまいましたね……そもそもハシリヤンが何に食いつくかわからないのに、「計算通り」みたいにしたのが失敗だったなと。
 >アクションの質は高くまだ期待感自体は維持できていると思うので踏ん張ってほしいです。
立ち上がりの貯金が残っている位置に、おお! というのをまた見せてほしいですね。

◆ヘイスタックさん
 >今回はあくまで囮をやっただけで何一つ届けてなどいませんし
総合業務としての「届け屋」と言い抜けできなくはないですが、玄蕃はじめてのお仕事の位置づけだけに、きちっと「届け」て欲しかったですよねー。
 >結局玄蕃は未来を一方的に利用しただけで、未来からの抗議も有耶無耶
どうも玄蕃を“出来る男”と描写したいばかりに、一本気な後輩を利用して振り回した上で、最後は適当に丸め込んでしまう形になって、歪みが出てしまいましたよね。
 >今までギャーソリン集めしかやっていないハシリヤンに高濃度エネルギーが狙われるの前提
ISA側もハシリヤンの行動目的は把握していない筈なので、「ハシリヤンに狙われるかもしれない」までは有りでしたが、それが途中から伝言ゲームみたいなボタンの掛け違いが発生した感じでしたね……。
 >ハシリヤンがエネルギーの存在を知ったのは玄蕃が道端でベラベラ喋ったのが原因
前提が厳しい事は変わらないなりに、この辺り「ハシリヤンを引っかける為にわざとやっている」感がもっと強調できていれば、もう少し印象変わったのかなとも思うのですが、脚本と演出も噛み合ってない部分があったのかなーと。

◆chi-chanさん
 >猛士側で過去に「和服の男女」に近い存在を認知した記録が残されているという事にもなりますが、果たして…。
この辺りはしれっとまた、「吉野の古い資料」とか出てきそうですよね(笑)
 >追手が追跡を諦めた場所近くの館にいたのが盲点でしたが、衣装が和風なのにアジトが今風とは…
男性のちょっと病的な雰囲気も含めて、和服と洋館の組み合わせは、江戸川乱歩の世界というか怪奇文学っぽいなぁと。おっしゃるように、アンバランスさから不可思議な雰囲気を出そう、みたいな狙いはある感じですよね。
 >つまり今の彼は「いい子の仮面」を被っている現状で、その仮面の下にある本音を少しは出せるようにするべきではないかと。
あくまで個人的な明日夢解釈ではありますが、盲腸回における明日夢の描写など、示唆がゼロなわけでもないわけですし、恐らく明日夢自身も無自覚な部分のあるそれに、大人たちが気付いてあげてもいいのではないかな……とは思うところです。
 >(勢地郎とヒビキも彼に「自分の家族にはいない理想の息子」を見てしまい、まずい所に気付かない?)。
こういう要素を、意図的に地雷として仕掛けて後で爆発させるタイプの作品もありますし、『響鬼』としては、それはやらない、ならそれはそれで作品の選択になりますが、爆発させてくれる方が個人的には好みなもので(笑)
 >7月スタートの『ウルトラマンアーク』
おおもう、次の《ウルトラ》の情報が出始める季節なのですね。し、7月までに『ブレーザー』を見終えなくては……。

◆Gimmickさん
 >主体性ある行動を外側から肯定・補強するキャラという感じでしたね。
努、出てきた当初はアンチ明日夢くんみたいなキャラなのかと思いきや、むしろ、ブースト明日夢くんな感じでしたね。結局その道を選ばなかった事で、ちょっと距離は生まれるかもしれないけど、別に人の縁が切れるわけではない、という辺りは良いキャラでした。
 >それよりまず>照れ笑いか半笑い のリアクションから変えていただきたいところです。
明日夢くんが様々な人と出会っていく物語構造なのに、その明日夢くんのリアクションが誰に対してもあまり変わらないので、広がりが出ないのは、どうにも勿体ないですよね……。
 >ヒビキさん風のポーズを披露していた努、ヒビキさんの弟子じゃなかったんかい!(笑)
明日夢とシンクロさせて視聴者をやきもきさせる為の、完全なミスディレクションでしたね!(笑)
 >ツムラ・ツトムなので鬼になっていた場合は貫鬼(ツラヌキ)だったりしたのでしょうか。
凄くありそうで格好いいですね。そうすると、武器はギターでしょうか。
 >ザンキさんの萌え(燃え)キャラ度が急上昇して困りました。
放映当時から現在まで、『響鬼』の中でも、よく名前の出てくるキャラクターの印象がありますが、これは人気出るよな……と改めて納得を(笑)
 >真魚ちゃん(秋山莉奈)以来のスタッフお気に入り女優
現場で好かれてそうな感じは凄くありますよね。結果として、作品として良いアクセントになってくれていて良かったなと。

男達は山へ薪割りに

仮面ライダー響鬼』感想・第28話

◆二十八之巻「絶えぬ悪意」◆ (監督:金田治 脚本:大石真司
 第25話で乗せてはみたものの、第26-27話では、存在を完全に黙殺されていた響鬼バイクが冒頭から登場すると、夏魔化魍(河童との類似性を見るに……ヤマワラ?)に苦戦する威吹鬼の危機に駆けつけた響鬼、さっそくバーニング。
 ポリネシア仕込みの燃えるバチが魔化魍を捉えるも、正面から筋力勝負を挑んできた魔化魍にバチを握り潰される大ピンチに、威吹鬼の援護攻撃から前後を挟んでのダブル音撃で仕留めたのは、有無を言わせずピンチシーンから始まった威吹鬼の株にフォローを入れて良かったところ。
 謎の屋敷では和服の男女と傀儡が蠢き、なんとなく、ホラーに出てくる古びた病院風。
 「おはよ」
 「……うん、おはよー」
 童子と姫の延長線上といえば延長線上ですが、ミステリアスな和服の二人は割と普通に朝の挨拶をかわし、眼鏡太郎はビーカーやフラスコが並ぶ部屋で、なにやら黙々と作業中。
 「相当寝てないねぇ、ここのところ」
 「んー、寝てもしょうがないでしょ」
 マッドサイエンティスト魔化魍といった雰囲気の眼鏡太郎が、強化イガグリを呑み込ませて送り出された姫モチーフの傀儡が蜘蛛を素材に童子と姫を生み出し、地中を走るモヤモヤが重なり合う人の形となって童子と姫が誕生するのは、面白い見せ方でした。
 一方、春休みの万引き事件の少年と再び出会ってしまい、理不尽な暴力に曝された明日夢は、沈んだ表情を見せながらもヒビキと山へ向かい、今回のサブタイトルはどうやら九之巻「蠢く邪心」と掛けたようで、魔の背後で蠢く邪悪な意志と、再び明日夢くんを襲う人の悪意が重ねられるのですが、第9話の際も書いたように、逆恨みで悪意をぶつけられる明日夢の図とかは見ていて単純に楽しくないので、エピソードのベースとしては見ていてあまり楽しくない事に。
 当然これは、理不尽な暴力の究極としての、「魔化魍が生み出す死」と対応しているのでしょうから、そんな理不尽に立ち向かい続けているヒーローが、明日夢くんに暴力以外の立ち向かい方をどう伝えるのかは、興味深くはありますが。
 回想シーンでは暴力に対して明日夢くんが抵抗を見せた姿が描かれ、翌日にはたちばなに出勤してくるなど、明日夢くんいい感じ! 明日夢くん成長してる! 明日夢くんは男の子! と、たちばな女性陣が外側から明日夢くんの成長を猛プッシュ。
 あきらはひとみとメールをやり取りする間柄になっており、なんか不憫同盟の結束が強まっていく中、あきらに友達が出来た事を喜ぶイブキ。
 目標が明確で意志が強いがゆえに自分本位で行動しがちな点に関して、あきらが自分自身を変えたいし、変えようとしている事を口にし、劇中では「変身」の単語を避けながらも、シリーズとして「変わる」をテーマにしようとしているのは、今作の割と好きなところ。
 「やっぱりツチグモか……探したぜ」
 その頃、新たな鬼・鋭鬼(えいき)が山野で童子と姫に接触し、声が渋くて格好いい。
 蜘蛛童子と姫は武者モードを発動すると槍と剣を取り出し、立ち向かった鋭鬼は派手に川落ち。日菜佳から連絡を受けたイブキ組が音信不通となった鋭鬼のバックアップに回る不穏な流れから、トドロキ組もそれに合流するが奇襲攻撃を受け、変身時の衝撃波から反撃に転じるも大苦戦。
 ヒビキと明日夢は山中にテントを張っており、すっかり、「息子が居たら一緒にやりたかった事」を始める31歳独身ヒビキさんですが、若干、男性スタッフの憧れが入り込んでいるようないないような(笑)
 テントを張り終えた二人は、ヒビキの目的の一つである新たなバチの素材捜しに山に踏み入るが、斜面で足を滑らせた明日夢くんが滑落していき……アウトドア慣れしていない都会っ子に対するフォローが全く足りていない、ヒビキさんの悪いところが全部出たみたいなピンチで、つづく。
 武者童子威吹鬼たちといった新要素も加えつつ、蜘蛛の魔化魍・バチの素材捜し・山で遭難しかける明日夢……といった辺りは、初期の出来事を意図的に配置している感じであり、次回――少年は、心が響いた鼓動を信じて走れるか。

宝石の日々、君が居た夏

仮面ライダー響鬼』感想・第27話

◆二十七之巻「伝える絆」◆ (監督:石田秀範 脚本:大石真司
 「安達くん、どこ行ってたんですか?」
 最近のあきらは、明日夢への対応が妙に柔らかすぎたので、笑顔で怖い路線は、良いと思います(笑)
 もはや極楽浄土レベルの客層に到達しているたちばなを、バイトの高校生2人が切り盛りしている頃(あきらには時給がちゃんと払われているのか大変不安)、響鬼紅は二匹の化け猫を粉砕するも一匹に逃げられ、魔化魍の根城を探っていたザンキ童子と姫に襲われて、生身バトルのサービスシーン。
 元鬼の杵柄で童子と姫の攻撃をしのぐザンキは、突如現れた白いメーター太郎のフォースを受けて川落ちし、前回からずっと走っていたイブキは、大正文学者風和服の男女に追いつくも、近づけないまま体の動きを封じられてしまう。
 あきらの黒太郎との遭遇に続き、童子と姫に容姿の酷似した謎の存在は、鬼を持ってしても簡単に抵抗できない得体の知れない力を持つと描かれ、文学太郎が遠隔で白太郎を操っているような描写の後、和服の男女は姿を消し、邪気を完全に見失ったイブキは、香須実と合流。
 「童子たち?」
 「いえ、違いますね」
 「じゃあ、黒とか白とか?」
 「傀儡でも無かったです」
 メーター太郎は「傀儡」と明らかになり、濁したのが面白くなったとは思いませんが、位置づけについては成る程。
 たちばなでは、努がみどりと気さくに話しているところに明日夢が顔を出し、努は鬼になろうと修行をしていたが両親に反対されてリタイア、現在はライフセーバーを目指していると明らかにされ、仮面ライダー=鬼を、周囲の反対で断念する可能性もあるものとして描くと共に現実の職業との隣接を盛り込んで、「仕事」としての捉え方を補強。
 実際問題として劇中のような鬼にはなれないが、鬼の在り方が示すものに近づく事が出来る、のは現実への良いフィードバックとなり、ちょっと絡め方の強引になった努ですが、「人助けの志は失っていないが、諸事情で鬼にはなれなかった者」として、明日夢くんの未来の可能性の一つ、みたいな存在に。
 その頃、たちばな階上では、あのへっぽこ笛吹き野郎が下に降りたまま戻ってこない……と怒りのあきらディスクアニマル発動3分前にひとみが来店。
 明日夢のあずかり知らぬところで、扱いは悪くないのにどこか不憫同盟結成の気運が高まろうとする一方、ヒビキはみどりのレクチャーを受け、ディスクアニマルを修理中。
 第3話におけるマッピングしながらのヒビキと香須実のやり取りは、今作序盤の白眉といえる場面でしたが、それを踏まえたとは思われるディスクの修理をしながらのヒビキとザンキの会話は、無理なく画面に動きをつけながら、ヒビキとザンキが“面と向かってするにはちょっと恥ずかしい話”を行うのに丁度良い間合いにもなって、今作らしい妙味の出たシーンとなりました。
 「実はですね…………もう俺的にはあの……弟子を取ってるつもりなんですよ」
 「……明日夢くんか」
 「まあ少年は少年で、俺の事を頼ってくれてるみたいだし。まあ俺は俺で、まぁ、彼の事を育てたいっていうか……なんか可愛い奴だなぁって」
 ヒビキさんは、その気持ちの100分の1ぐらい、トドロキの事も可愛いと思ってあげて下さい!
 「少年にも言ったんですけどね、まあ、別に、鬼になるっていう事じゃなくてもと思って」
 必ずしも鬼の師弟関係ではなくても、人生の先輩として、若者を手助けしていい方向に導ければ嬉しいし、そういう大人でありたいとヒビキが想いを口にし、猛士関係者からは(ちょっと中途半端な事してるな……)ぐらいの視線はあったと思われるヒビキが、恐らくはヒビキなりの迷いを超えて今のスタンスを明確にする事により、緩やかな人と人の繋がりを尊ぼうとする事を示すのは、今作らしい柔らかさと暖かさのある距離感になって良かったです。
 サブタイトルでは、それを「絆」と置いていますが、後世の『ドンブラザーズ』がその「絆」を「縁」と言い換えた距離感に、くしくも近いものを感じ、割と真面目に、今作前半でやりたかったけど表現/言語化しきれなかったものって、「えんができたな」だったのかもしれないな、とも。
 ただそれを受けて、
 「そうか……そうだな。彼、いい目をしてるよな」
 とかザンキさんが言い出すと、どうも強引さは感じるのですが(笑)
 繰り返しになりますが、今もって、対人リアクションの8-9割が、照れ笑いか半笑いの明日夢くんにはどうしても魅力を感じられない――第一には、単純にフィクションとして「面白みがない」――のに加えて、明日夢の半笑いや照れ笑いって、一見イエスのようで実は明確な意思表示をしておらず、表向きは礼儀正しくて従順に見えるが、我を通さない事に慣れた少年が周囲と波風を立てない為の処世術として身につけた節があるものを、周囲の大人たちがみんな揃って、少年はいい奴、みたいに受け止めるのはどうにもこうにも、今作の割と根っこのところで引っかかる部分。
 20歳前後組は致し方ないとは思いますが、実年齢以上に“道しるべ”とされているヒビキさんや、二人の娘を持つ勢地郎まで、言ってしまえば“聞き分けのいい良い子”である明日夢くんに可愛げを見ているように取れるのは、どうも個人的な据わりの悪さがあります。
 まあ全て、個人的な明日夢少年観に基づくものではありますが、たちばな関係者を“良き大人たち”として描くのならば、家族とは違う視点から、明日夢くんが抱えているものに、気付く/見守る/受け止める、といったアプローチがあっても良かったかな……と。
 今のところ、そういう気配は特に見えないヒビキさんがこの先、そうだった事にされる可能性もあれば、逆に、受験ノイローゼを乗り越えた明日夢くんには特に押し殺した屈折など無かった、とされる事もあるでしょうが、その観点では、明日夢くんが序盤に見せた電車の旅など暴発的なアグレッシブさは、ヒビキとの出会いを発火点にして、明日夢くんが自ら作った殻の外へ飛び出そうとした面を感じられるのですが、その時点では明日夢のキャラクター性そのものが不明瞭だった為に、“話の都合”以上のものに育たなかったのは、惜しまれます。
 遡れば第2話で
 「自分を信じる事。それが、自分が自分らしくある為の、第一歩なんじゃないかな」
 というヒビキの言葉があり、今作の根幹には「自分らしく歩く道を見つける事」が間違いなく主題としてあるのですが、前半もう一つそれを、明日夢くんのキャラクター性に踏み込んで繋げられなかったのかなと。
 「彼なりに好きな事を見つけるか、人助けがやりたい事になるかはわからんが」
 「とにかく、少年には、男として、何かを伝えられたらいいなって。そう思ってるんですよ」
 子供が居ないので親しい若者に志を伝えます、みたいな事を言い出すヒビキさん31歳、殉職リスクの相応の高さを考えると、結婚して家庭を持つ発想が消えているのかもしれませんが……そもそもこの職場、出会いが限られすぎているので、やはり猛士に必要なのは、結婚相談所だと思います吉野のおやっさん
 猛士組織の将来はともかく、総合的には、ヒビキさんの心の師匠発言に至るまで本来はよりじっくり描きたかったのが、経過を圧縮する為に加速装置としての津村努を投入したような雰囲気。
 その努と話し込んでいた明日夢が店舗に戻ると、戦力を補うため臨時バイトに投入されたひとみが働いており、驚く明日夢に向けて、のれんを持ち上げて悪戯っぽく微笑むカットなどは相変わらず、出番の割に演出サイドの配慮を強く感じます(笑)
 ヒビキが修理を成功させて得た使い魔の映像情報(使い魔視点カメラ映像は、面白い工夫でした)を元に、ヒビキとトドロキは化け猫の巣と化した廃寺へと乗り込んでいき、大量の化け猫軍団を相手に、俺とおまえでダブルバチ。
 敵の攻撃が響鬼に集中するのを妨げている時点で充分な役割を果たしてはいるのですが、ただ鈍器を振り回す係になっていた轟鬼、バックル張り付けに成功し、とりあえず一体は倒すシーンがあってホッとしました(笑)
 響鬼の殺陣としては、襲いくる化け猫軍団を、刀の代わりにバチを振るって、ばっさばっさと切り捨てていく時代劇風味の見せ方で、残るはボス猫のみ。
 紅が組み付かれている間に背後に回った轟鬼が太鼓を打ち込むが、スキル不足でダメージを与えられず……あれ今、ヒビキさん、鼻で笑いました??
 そんなに根に持ってるんですかヒビキさーん。
 ……いやまあ、轟鬼の太鼓に耐えた魔化魍に向けた、不敵な笑み、みたいなニュアンスだとは思うのですが(笑)
 「鬼の血はさぞかし美味いぞ」
 「もっともっと、吸いつくせ」
 物陰から童子と姫が声援を送る中、ディスク使い魔軍団の援護により体勢を立て直した響鬼は、化け猫の後頭部を殴り飛ばすと前方ターボダッシュから灼熱真紅の型を叩き込み、逃げようとした童子と姫ごとまとめて大爆発、のちょっとした変則パターンで決着。
 一仕事を終え、帰還したヒビキ達を待ち受けていたのは、諸々あってたちばなに並ぶ三つの大玉スイカと、花火大会。
 役者さんのスケジュールが合わなかったのか、困った時の吉野出張で勢地郎は不在となりましたが(代理にザンキさん)、浴衣姿の一同が花火を見上げる、育まれてきた繋がりを象徴する画で、つづく。
 ところで、日記タイトルをこねくり回す段になってやっと気付いたのですが、前回サブタイトル「刻まれる日々」と、今回サブタイトル「伝える絆」を合わせて、HIBIKIという趣向だったのでありましょうか。
 前回、いまいちサブタイトルと内容が合ってないような……と思っていたのですが、そういう仕掛けを意図していたなら納得(そんなわけで、日記タイトルはそれに倣わせていただきました)。
 次回――人は繋がり、悪意は蠢く。