読書
病み上がりに読書の波が来た ◇『猫柳十一弦の後悔』(北山猛邦) 猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社文庫)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/03/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 大東亜帝国大学の探偵助手学部に通う貧乏…
初春の西澤保彦キャンペーン ◇『依存』(西澤保彦) 懇意にしている教授の新居に招かれたタック達――だがそこに姿を見せた教授の新妻を見て、タックは顔を青ざめさせる。「あの人は、ぼくの実の母なんだ。そして、ぼくには彼女に殺された双子の兄がいたんだ」…
すっかり忘れていた読書メモ ◇『ミステリークロック』(貴志祐介) 防犯コンサルタントの榎本径と、弁護士の青砥純子のコンビが、趣向を凝らした様々な密室に挑むシリーズ、短編集第3弾。 シリーズ過去作品が面白かったので期待していたのですが、いまひと…
2018年を振り返る:読書・ゲーム・マンガ編 今年はブログ引っ越しがあった関係で、途中から各種メモがおざりになってしまったので、まとめて。 まずは読書ですが、メモしていた範囲で印象に残った作品をピックアップすると、 『ボーン・コレクター』(ジ…
本読みのあるある? 若かりし頃にちらっと気になりはしたものの、色々あって先送りにしている内に存在を忘れていた作家の存在をふと思い出す、というのが人生はしばしばあるものですが……そんなわけで、急に思い出して、今頃になって初・清水義範。 もともと…
晩秋の西澤保彦祭 西澤保彦作品を読みたくなる波、というのが周期的に来るのですが、久々に大きな波がやってきて、初読再読織り交ぜ、色々。 ----- ◇『聯愁殺』 医者、小学生、無職老人、そしてOL……少年による連続殺人事件の動機は、いったい何だった…
溜め込んでいた最近の読書メモ ◇『黒猫の約束あるいは遡行未来』(森晶麿) ◇『黒猫の回帰あるいは千夜航路』(〃) <黒猫>シリーズ第5作(長編)と、完結編となる第6作(連作短編)。 エドガー・アラン・ポーの作品とその解釈を物語に組み込む・基本的…