『風花雪月』プレイメモ3
2周目(青組)を本格スタート。
今回のサイドミッションは、
3周目(黄組予定)を見越して、周回プレイが有利になるように黄組メンバーをスカウト・育成しておく
ゲームの概観が掴めたところで、セイロス騎士団組も積極的にスカウトしておく
の二つ。
実際のところ、3周目まで興味と熱意が持続するかはなんともですが、赤組ルートをやると、青組第2部の方向性がなんとなく見える一方、黄組(クロード)に関してはさっぱりというのはあって、そういう意味で気にはなっています。
そんなわけで、青組ルートをざくざく進めておりますが(以下、ある程度ストーリーに触れるのでご留意下さい)……いっけん爽やかな貴公子だが心の奥底に狂戦士を秘めた級長・民族浄化の生き残り・色々あって刀狂い・色々あって女狂い・政変で婚約者を喪失……と、主要メンバーの抱える闇が、黒い、どす黒い……!
赤組の場合は、各キャラそれぞれ重い過去があったりしつつも、どす黒い闇の部分は(ドラマ的な盛り上がりの狙いも含めて)概ねエーデルガルト様が一手に引き受けており、いわば、エーデルガルトという月光の周囲に集う将星達の物語、という構造であったのですが、青組の場合は“4年前の惨劇”により運命を狂わされ闇に囚われた者達が中心の物語、になっていて、個人の集合体としての学級の特質に差異を与えつつそれをルートごとの物語の構造に繋げていく、というのは巧みな作り。
王国は基本的に気風が殺伐としている、というのはあるようなのですが、一見、王子を中心に長い付き合いの幼なじみ達が主力を務める青組の実情は、イングリットが本気でキレたらあっという間に空中分解しそうな大変危うい関係性、というのは面白いバランス。
以下、スカウト含めたメンバーについて筆の向くまま。
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◇ディミトリ
本性を見せるのは第2部に入ってからになるのか……? 今のところ、壊滅的に不器用な点を除くと比較的常識人かつ貴公子然とした貴公子で、あまり書く事のない筋肉王子。心にどっぷり闇を抱えた二枚目(CV:石川界人)って確実に好みなので、もう少し、女子に振り回されていただきたい。
◇ドゥドゥー
青組の誇る鋼鉄の壁。本人はマスターSPになりたいようですが、アーマーナイト差別主義者のプレイヤーにより、ひたすらサンドバッグを叩く日々。鍛え上げた筋肉はエクスカリバーさえ弾き返す! ……筈。壁役(物理)として極めて優秀な分、露骨に魔法防御は低い。
劇中屈指のヘビーな背景持ちで、周囲の人間関係の中でそれがどう変わっていくか、支援会話の掘り下げと行く末が楽しみなキャラ。
◇シルヴァン
赤組におけるフェルディナント、黄組におけるローレンツ、にあたる女好きのエリート貴族ポジションですが、前述の二人が自己肯定力に溢れた自信家なのに対して、過去のあれこれからすっかりやさぐれている、紋章のもたらす苦悩<男子編>担当。一周目終了後の総括的な感想で触れましたが、物語においては良いエッセンスになっている《紋章》が、ゲーム的には存在感が弱い、というのは今作全体においてつくづく惜しまれる部分。
キャラ的にはあまり好みではないのでどうしたものかと思いましたが、とりあえず飛べれば何とかなるだろう、とドラゴンマスターを目指して修行中。
◇フェリクス
赤組でスカウトした時は、ディミトリに対する物言いがきついのは付き合いの長さから来る軽口の延長線上だとばかり思っていたのですが……割と、本気だった。
ちょっと口が悪いレベルではなく、大体の罵詈雑言は本気である事が判明した一方、相変わらず、女子と絡むと問答無用で面白くなる体質でおいしい。
◇イングリット
フェリクス同様、付き合いの長さから来る軽口の延長線上どころか割と本気で時々シルヴァンとフェリクスを遠くの山に埋めてやりたいと思っていそうな事が判明しましたが、イングリットがシルヴァンとフェリクスに構うのをやめると、連鎖的に青組崩壊しそう、という青組の密かな要ポジション。
戦場が近しい世界観なので婚約者の死はある程度乗り越えているようですが、華美を嫌い騎士に対して抱く強すぎる憧れの正体は、シルヴァンやフェリクスと同根なのでは(少なくとも、加速されているのでは)と考えると、大変闇が深い。また、そんなイングリットに父親がしつこく縁談を持ち込む(上で、あくまでこの親子仲は悪くない事が強調される)のも、捉えようによっては物凄く闇が深い。
◇アッシュ
過去には色々あったけど、運命が好転してと青組の中では比較的陽性な位置づけから一気に地獄に引きずり落とされる弓使い。一周目の経験から、弓矢系は最終的にボウナイトを目指すに際してアーチャー経由するよりも、Sナイトにして弓持たせた方が早い、そして強い、という事で弓矢型Sナイトの道を驀進中。……やはりちょっとこれ、バランス壊しているのでは。
◇アネット
“4年前の惨劇”により間接的に運命を狂わされるも、今を前向きに生きる青組の清涼剤にして、ほだしポジション。果たして最後まで、そのポジションを守り通す事が出来るのか?!
純粋魔術師系&馬に乗れそうにないので、現状、踊り子候補一番手。
◇メルセデス
ままあるキャラ付けとはいえ、天然間延び系がちょっと浮きすぎでは、と思っていたのですが……青組ルートでわかった事は、そうでもないと、青組の闇に飲み込まれる! 青組で生き残っていく為には、アネットやメルセデスぐらいで丁度いい、と納得しました。
1周目の恩恵で魔法系の技能はカバーできるので、この際だから機動力を得ようと、青獅子乗馬倶楽部に加入し、ダークナイト目指し訓練中。
◇ドロテア
メテオ要員を確保しておこうとスカウト。
◇マリアンヌ
高機動魔道士を確保しておこうと今回もスカウト。
◇ヒルダ
楽して生きたい筋力高い系女子。本人が後方支援がやりたいと申し出ているのに、最前線で敵をバラしてこい、と強調する先生、鬼畜。戦争でやる気が無い方が異端扱いされる、辛い世の中です。
支援会話は今のところ、要領が良いようで意外とそうでもない、的なのが多いですが、果たして今後どういう方向性になるのか。
◇レオニー
槍! 弓! 馬! と、得意種目が完全にボウナイトと一致、という選ばれた傭兵志願。好みアンテナに引っかかるキャラではないのですが、技能的には言う事なしの存在で、3周目をやる事があれば主力になりそう。
◇ローレンツ
貴族である事への自負と責任感の強さ故に、傲慢さと誠実さが同居した自信家、という赤組のフェルディナントと重なるポジションなのですが、フェルディナントが容姿といい所作といい物言いといい洗練された二枚目なのに対し、独特の顔立ち(見ようによっては劇中屈指の物凄い美形)、独特の髪型(これが問題)、独特の喋り方(これも問題)、独特のくねくねした動き(これが最大の問題)、により果敢にお笑いのスキルも身につけた貴公子。
……いっけん他人を見下しているようで、話してみると実は悪い奴ではないタイプなのですが、憎めないけど愛しにくい。得意技能と能力も癖があり、槍魔兼用のダークナイトとして運用するほど、能力、伸びるのか……?
◇シャミア
ボウナイトを確保しておこうと今回もスカウト。
◇カトリーヌ
英雄の遺産を振るう、セイロス騎士団最強の一角にして、レア様大好き同盟会員。一周目のイメージは、豪快で気っ風のいい姉御肌の剣士……だったのですが、いざ主人公との支援会話を開放してみたら、どうしておまえがレアさんに贔屓されているのか理由がわからん、とねちねち絡んでくる、大変面倒くさい先輩でした!
絶対、一緒に飲みに行きたくない。
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現在、残ったラファエルをスカウトするべく、先生は分厚い鎧に身を包んでひたすら筋トレ中。鍛えあげた筋肉は、破裂の槍さえ弾く、筈。