東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/18付けレス

 本日は『ウィザード』感想を書きました。
 思わぬ消費カロリーになった『X』感想、時々「敬介」→「啓介」の変換ミスをやらかしていますが、見かけたら「名護さんは最高だから」という事で一つ。

VVVビクトリー

◆aquapastelさん
 >このパイロット版は実に鮮烈かつ出来が良く、特撮のパイロット版の中でも特に記憶に残るものでした。
割と気楽に見始めたら、予想以上に濃厚な内容で、良い意味で驚きでした。神父の狂気ぶりがとにかく凄いですが、良い出来のパイロット版でしたね。
 >しっかりと本筋のストーリーも搦めてこんなに刺激的でかつそれでいてまとめ上げられるんだ、と深く印象に残った話でした。
集団心理の残酷さを描きつつ、そこに生まれる疎外感を主人公との境遇と繋げる事で、視聴者に実感しやすくする、という流れが鮮やかでしたよね。
 >神話に登場する神や怪物をモチーフにした怪人達
雰囲気としてもデザインとしてもこれまでと違うタッチを取り込みつつ、物語にも奥行きが感じられていいモチーフですよねこれ。
 >昭和1期ライダーでは自分の中で一番好みの作品なので、V3に引き続きこの作品も楽しんで頂けると嬉しいです。
筋は全く知らない作品なので、ここからどう進んでいくのか、楽しみにしたいと思います。

◆ヘイスタックさん
 >試写の段階で尽く不評で、放送開始前の時点で早くも路線変更が決定していたようです。
今見ると、そこまで……? という感じでありましたが、当時、《仮面ライダー》タイトルとして求められていたものとは、ズレが大きかったという事なんですかね……それで上手くいったかはさておき、この路線の先も見てみたかったパイロット版でありました。
 >2話の神ステーション爆破のくだりも元々準備稿では存在せず
結果的には凄いぶっ飛び具合になりましたが、そこから初期構想とはズレが出ていたのですね。
 >作中の行動を見ているとキチガイ扱いされて当然というか、実際に本物のキチガイなのでは……。
人知れずゴッド機関に対抗しようしているので周囲からは奇人変人に見える……というニュアンス以上に、ゴッド関係なしにヤバい人感が凄かったですよね(笑) 敬介の改造はナレーションにより「最後の愛」と称されていましたが、愛は愛でも「狂気の愛」もあるなと(笑)
 >使用は今回のみに限られる上、特に設定なども存在せず、割と謎の存在なんですよねこれ。
掴みのキャラ付けとしては強烈でしたが、割と勢いの産物だったのでしょうか吹き矢……。変身前を七つ道具的なもので特徴付けようとしていた、というのは確かにありそうですね。
 >人間から離れヒーローとなる覚悟を決める=人質を取られても無視できるようになる、なんですかね……。
70年代ヒーローとしては珍しい事ではないものの、それにしても足を止める気配が全く無い、のはインパクトでありました(笑) こう見るとやはり、風見志郎は人質に気を遣うタイプだったのだなと。

◆MOPさん
 >凛子ちゃんは本当に勘違いして暴走しているんだけども、それが警察官としての責任感と
 >彼女の性善を信じたい心の故だと納得出来て、好感度というか信頼感が増しましたね。
基本、暴走癖のある凛子ですが、その背景となっている信念を再確認する事で、晴人のサポート役だけではない、警察官としての大門凛子、を掘り下げたのが心情にも納得できて、凄く良かったですね。
 >ファントムの数だけ同じように犠牲者がいるのだと改めて気付かされました。
そしてそれを、今作の基本構造と繋げて見せたのも、中盤の一山へ向けてお見事でした。