東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/16付けレス

 本日は『イナズマン』感想を書きました。

王権の逆転

◆スーファさん
 >ヤンマも平民上がりで王族の血は現状ないので、王族だから変身できるというロジックはやめてほしかったです。
生体認証システム自体は、ヤンマが各国に合わせて設定したとかなのでしょうが、ギラの正当性は王家の血縁関係で担保する一方で、メンバーの中に貧民層からの成り上がりのヤンマが居るのは、どうもバランス悪いですよね……。
 >ギラ自身の意識では邪悪の王を繰り返し名乗ることが変身のファクターになっていると解釈していたので、
 >王族と判明する前に冒頭で「ごめんなさい僕は本当はいい子なんです」となってしまったのはとても残念でした。
立ち向かうべき世界に対して“演じる”ことと「変身(王鎧武装)」を重ねていただけに、その当たりグダグダな感じになってしまったのも、ちょっと消化不良でしたね。ゴッドクワガタからの承認に関して、なんらかの一ひねりはありそうですが。
 >この回の前後に、ラクレスの過去編をYouTubeで無料公開するとの告知がありました。
ああまた、本編に盛り込めない事情をスピンオフで消化してしまうのですね……youtubeで無料公開なら良心的ではあるのでしょうが、この手の、「外伝で処理すればいいや」が癖になると、本編の精度が落ちそうな予感ですね……。

◆アビシャイさん
 >ある種の無責任さで動かなければいけないヒーローは水と油だと思います
組織に所属する者でも時に「社会」から逸脱する、“横紙破り”性みたいなものがヒーローの特質に付きまといがちな事もあって、「社会」そのものと一体化している存在=「王様」との相性、みたいなのは引っかかるところですよね……そこは何か、狙いがあるとは思いたいのですが。
 >マトモな大人たちが現実と上記の異常行動の帳尻を合わせているんだろうなと思えるんですけどやっているのが最高権力者という
ここ割と今作の、根の深い問題点ですよね……「あくの強いキャラクターたちが極端な行動を取る」までは一種のセオリーですが、そのキャラクターたちが「最高権力者」であり、一つ一つの行動の重みが違ってくる事について、ちょっと作り手が無邪気すぎないかな……というのは気にかかるところです。
 >一時期の戦隊レッド持ち上げ(例としてはマジレンジャー前半)を彷彿とさせて厳しいものがあるなと
ああ、確かに、「レッドから認める」事が極端に価値を持ちすぎて、やっている事は同じ、みたいになっている部分ありますねー。