東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2/16付けレス

 本日は『オーレン』メモを書きました。

どっこい生きていた男

◆ヘイスタックさん
 >サロメ役のマキ上田氏はビューティ・ペアのタッグでアイドル的人気を博す
やたら体格いいし迫力もあるな……と思ったら、元本職の方だったのですね。ミスアメリカも確かに、言われてみると女子プロレス繋がりもありそうですね……メイン武器が投げナイフのせいで、ちょっとサーカス寄りになっていますが、広い意味では興行、なのか。
 >途中まで完全に「エゴスとはまた別勢力の悪人が登場!」という体裁
最後に弟子だと明らかにして、ヘッダーが新幹部に是非、と推挙する流れの方がよほどスムーズだった気がするのに、どうしてアメリ支部が乱入してきたのでしょうね……(笑)
 >結局そのシーンとラストシーンにしか出てこないので存在意義に疑問符が湧く被害者妹。
ゲストヒロインみたいな立ち位置なのに完全に進行の道具でしかなく、被害者姉妹にスポットを当てていい尺を、寮でのドタバタ騒ぎに使うという、配分の謎なエピソードでしたねー。本当に今作は、色々な面で落ち着きが無い(笑)
 >(他の先輩3人は大国の主要都市に居た設定なのに、何故一人だけタヒチ…)
失われた青春を、取り戻そうとしていたんですかね……。
 >映像作品中でライダーマンの生還について言及したのはこの藤兵衛の台詞が唯一になるんですよね(笑)
ライダーマンの扱いはそれでいいの?! からの、あくまで藤兵衛の妄想……? と思ったら、本当に「どっこい生きていた」で甦ってしまったのですね(笑)
 >神話上の神からというより、マーキュリー=水星=水属性、という連想で選ばれたのだと思います。
つまり、真犯人は、Xライダー=水(海)属性だと知っている人物……。
 >マルスとゼウスはそれぞれアポロガイストの次の大幹部用と総司令の正体用に温存されていた
成る程それは、凄く納得度が高いですね……ジュピター回路とか出てきたら完全にクロだったので、これはこれで良かったのでしょうか(笑)
 >真空飛び膝蹴り+地獄車という思いっきりスポ根系で、これもブームの過渡期故の現象でしょうか。
ほとんど『柔道一直線』に戻っているのが不可思議ではありましたが、今となってはそれも『X』らしい狂気と受け止めてしまうのは、ちょっと毒されすぎかもしれません(笑)
 >これ以降はライドルもほぼ使われなくなり
風見先輩と遭遇してから、不自然に使わなくなったなと危惧してはいたのですが……。『X』、結果的には小刻みに手が入る事により、作品のテンションが割と高めで保たれているところは割と好きですが、改めて凄い解体されぶりではあり。

◆Nさん
 >44-45話はとにかく香村さんと石田監督の技巧が光る一本
今回の前後編は、石田監督も落ち着いた手並みの丁寧な出来で良かったですねー。演出脚本ともに、越えてはいけない一線をしっかり見極めて、綱渡りをしながら完成度高くまとめてみせたのが、お見事でした。
 >晴人だけでなく熊谷自身、さらに酒井親子の内面に繋ぎ、絶望(今回のテーマとしては腐った心)を希望へと転換する手腕がほんとお見事です。
前後編の1エピソードとして成立させつつ、全体の流れとしっかり繋げて主人公の再起とゲストの変化にも繋げ、と落とし穴を回避しながらの全方位への目配りと連動の良さは、ホント香村さんの巧い所でしたね。
 >然るべきタイミングで人と人が向き合うことで生まれる真摯さ、誠実さがあったように思い、、、思い出すだけでもグッときます。
『ウィザード』は題材もあって、毎回ゲストとの関係性を比較的丁寧に描いてきた作品ですが、晴人が道を踏み外しかけるところも含めて、今一度、「人と人が向き合う」事を真っ向から描いたエピソード、というのは成る程です。そういう点でも、「忘れてはいけないものを見つめ直す話」であったのですね。

◆Gimmickさん
 >宮内洋の主人公感が強すぎて、敬介が急激にヒヨっ子後輩ライダーに見えるのが恐ろしいです。
良くも悪くも、遠慮なく主役を食いにくる人ですよねー(笑) その点では、先輩後輩の間を取り持ちつつ、宮内洋アワーが始まっても最低限のストッパーとなれる立花藤兵衛の存在は本当に大きいなとも改めて。
 >「ライダーマン・結城丈二の最期を見ろ!」と雄々しく散ったはずでしたが...
藤兵衛が適当に言っているだけかと思ったら、これで本当に、死んでなかった事にされてしまったのですね……(笑)
 >1から10まで意味不明なパワー、謎の回路を強引な理屈で風見先輩が弄り回したらなんか強化された。
風見先輩、ホテルに届いた謎のメダルで強化を遂げた過去があるので、どこからともなく届いた荷物を適当に強化に使ってしまいそうな事に一定の説得力はあり……送り主はいったい誰なのか。
 >新変身バンクと新必殺技→説明ナレーションの一連の流れが、初期『X』の妙な勢いを思い起こすようで好きです。
展開は物凄く雑でしたが、ここの勢いはホント良かったですね(笑) 真空地獄車も、名前からしインパクトが物凄いですし。
 >なお次回以降、風見先輩の血を貰った敬介にある異変が起こる
ほ、本命は、「落とし穴に落ちやすくなる」でしょうか……(笑) 対抗は、「何故か暗がりに隠れている」で。

◆サラダまきさん
 >オーレンジャーのスペックに作品への大きな期待を寄せていた当時の視聴者は後々の迷走にどう感じていたのか・・・・
ホント、シリーズ諸作の中でも、蛇行運転の激しい一作になってしまいましたね……あまり間を置かない内に、簡単な総括をできればと思います。
 >終盤とにかくオーブロッカーありきでバスターオーレンジャーロボなどどこ吹く風な姿勢の参謀長
古代文明のデータそのままではなく、オリジナル部分が多そうな事への職人的こだわり……でしょうか(笑)
 >ミキオ君が最終回出てこず仕舞いなのも地味に気がかりでした。
最終回、オーレンのヒーロー復権を中心にした一方、普通の地球人の姿がほとんど消えてしまうので、前回のフォロー含めてミキオくんはちらっと出番会っても良かったですよね。

◆只野凡人さん
 >結局タックルボーイはただの武器でした。
最後に呼ばずに飛び出してきたのは自律プログラム故だったのかもですが、どうにも無理のある追加ロボで残念でしたね……。
 >バラノイアの持つ愛とは「身内愛」だったと思っています。
バッカスフンドも後半に(意味はさておき)「愛するマシン獣」と口にしていたり、おっしゃるように最終的には、ファミリーに対する愛情はOK、という形になりましたが、立ち上がりは兄弟愛も赤ん坊への愛も否定していたので、その頃のバラノイアが一番輝いていたなとは思ってしまうところです(笑)

◆電子レンジマンさん
 >超力の故郷に行った意味がとくにない
あの流れから、超力の故郷でパワー回復に繋がるのかと思えば特にそんな事はない展開は、意外すぎましたね(笑)
 >それはそれでオーレンジャーの流され感が悪化してしまうので一応実際の内容のほうが良かったのかもしれません。
結局最終盤、神秘の力に振り回される形になって、杉村戦隊4年はどうにもこうにも(脚本家の酷使にも問題は感じますが……)『ジュウレンジャー』を乗り越えられなかったといった感じになりましたね。
 >新ロボ等を活躍させる都合としても戦隊ヒーローを 傍観者のやられ役にしてしまったのがとくに痛かった印象
目新しさのアピールに忙しく、選択としてそれを成立させる為の土台の方を崩してしまったのは、やはりいただけなかった部分ですよね……そこが守られていれば、もう少し感触が違ったとは思うのですが。
 >いっそ後半の敵の内紛は無しで延々バッカスフンドと戦ってくれたほうが良かった気がします。
ラスボス交代劇をやってはみたものの、結局バッカスフンドを越える面白みを持った悪役を出せなかったのも、終盤物足りなくなってしまいましたよね。
 >「放送開始前後の社会情勢諸々の都合で途中からコミカル路線になったり超力がうやむやになったりしてしまった」みたいな話
ああ、世紀末的色彩や、オカルト色を抜こうとしたのではないかみたいな説があるのですね。
 >(オーレッドの強さすらバラスカンク辺りで完全に消えてしまったのが残念です)
あの回はホント、隊長を下げた意味すら不明だったので、ホントなんだったのかという感じで……。

◆スーファさん
 >シャダム以降しょぼいラスボスが続きますね。
……言われてみれば(笑) ひねりを入れようとして、ややこしくなっていた時期なんですかねー。
 >妖怪大魔王とカイザーブルドントはテーマ的な理由はあっても作中でしょぼくなる理由が存在せず
カイザーブルドントはホント、腕力でねじ伏せる系のキャラ付けで出てきて最前線で戦いまくっていただけに、なんかよくわからないけど勝手に弱体化していくのは、工夫がなくて残念でしたね。
 >テーマ的にはむしろ子どもを産んだ(?)マルチーワが愛に気づいて人質作戦でブルドントと揉めて決裂してバラノイア崩壊
そのぐらい、要素を繋げて転がして生ければ、もう少しテーマ的な部分も押し出せたかもですね。おっしゃるように、マルチーワにそこまでの重みが無かったのが残念なところで。
 >王繋がりなのか実はキングオージャー中盤でもやっていました。
そんな展開になっていたのですか。どういうわけかこの数年で、二度も新規作品に顔を出すオーレンジャー要素。
 >そもそもヒーローが世界を守るのに途中で一度失敗するという展開自体が良いとは言い難く
やってみたい気持ちはわかるが、やって面白い(気持ちよく見られる)かはまた別……というのは出ますよね……古い作品だと『イナズマンF』なんかでも、擬似的に“悪が勝利を収めた世界”を都市レベルで描いていましたが、露悪的な面が目立ってしまいましたし。