『LOST JUDGMENT』進捗
田代くん! 田代くんじゃないか!!
前作にあったフレンドシステムは無くなったものの、前作のフレンドキャラがそこかしこで顔を出すのは定番ながら嬉しい作りで、田代くんの再登場と立ち位置は特に驚きでした(笑)
VRすごろくは相変わらず、カタギの気配はしないアトラクションですが……。
ストーリーは現在、チャプター4に入ったところ。
チャプター3の進行中、タクシーで神室町に帰れる事に気付いて一通りあちこち巡りながらイベントなどを片付けていたら、割と時間を食ってしまいました。
あと今作は序盤から八神が強いので、街のチンピラにスケボーでぶつかっていって喧嘩売ってSP稼ぐのが楽しく、敵のマーカーを見る度に当たり屋みたいな事を繰り返して、余計な時間を。
車道をスケボーで激走しながら回転ジャンプとか決めて大騒ぎをし、高校生に体当たりしては制裁を加える八神さん38歳、ついでにラーメン食べたさに野良猫への餌付けも行い、本格的に迷惑な大人。
迷惑……といえば、前作の八神は、破天荒ヒーローな立ち位置に加えて、自分のシマでメンツを潰されて、ここで引き下がって舐められたら終わりなんじゃぁ! というのが多少強引だったり違法気味の捜査にも説得力を与える行動原理になっていたのですが、今作の八神さんは逆に、他人のシマにずかずかと乗り込んでいって、てめぇのメンツなんざ知ったこっちゃないからさっさと俺の欲しい情報をウタえやコラァッ! みたいな具合なのが、個人的にどうも、話にノっていきにくいところ。
異人町では借りてきた猫みたいに大人しい八神、を見せられてもそれはそれで面白くないとは思うものの、八神さんのヤクザメンタル(微妙に無自覚)が、ちょっと嫌な感じの方に発現してしまっている印象です。
もちろん学園ものという事で、閉鎖的な環境に、アウトサイダーにしてトリックスターとしての八神が来訪する事で、価値観の変革が起こる構造は意識しているのでしょうが、八神はどうしてそんなに、自分の対外的信用度の初期見積もりが高いの……?!
キャラクターとしてはこの、必要以上に溢れる自信が面白いところではあるのでしょうが、ダーティーな世界と絡む時はそれでいいけど、一般社会と絡む時は普通に感じ悪い時あるなと(笑)
その辺りちょっと気になりつつ、そんな八神さんの無軌道な部分が隠された“真実”をたぐり寄せるのであろう今後の展開で、スッキリさせていってほしいところであります。