東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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今日も駆け足『V3』

仮面ライダーV3』感想・第38話

◆第38話「子連れV3 死のスカイダイビング!」◆ (監督:折田至 脚本:鈴木生朗)
 「これ見ろよ……」
 「盗電じゃねぇか!」
 おい、デストロン
 世は第一次オイルショックの真っ最中、スイッチ一押し血の叫び、と組織をあげて節電に励むデストロンは卑しくも破廉恥な窃盗行為に手を染め、怒れる作業員の二人が送電塔に繋げられたケーブルの先を確認しに向かうと現れるツバサ軍団第三の戦士・殺人ドクガーラ。
 「デストロンの秘密を知ったものは生かしてはおかん」 
 悪の秘密結社として末代までの恥、と口封じを図ると、作業員に無数の毒蛾が貼り付くのは大変嫌な映像で、白骨死体と化す作業員。
 この変事は少年ライダー隊にキャッチされ、志郎がさっそく調査に向かった頃、山中でたまたまアジトの入り口を発見してしまったトラック運転手がデストロンに囚われの身となり、
 「トラックの運転手だと? それなら機械の修理ぐらいはできるな?」
 は多分、有用なスキルを持っていれば奴隷に回す確認なのかとは思いますが、なにぶん最近のデストロンなので、機械いじりが出来る人材が喉から出るほど欲しかったのではと不安になります。
 放っておくと首領が勝手にはんだ付けとか始めるから!
 このトラック運転手の息子と知り合った志郎は、行きがかりで父親を探す事になるのだがその前に現れる毒蛾。
 「貴様、デストロンの改造人間だな?!」
 「ビルマのジャングルの泥沼から、はるばるやってきた、ツバサ軍団の一員、ドクガーラだ!」
 前回は、
 ・恐らく日本国産
 ・そもそも翼で飛ばない(飛膜で滑空)
 ・主張を聞く限り妖怪
 と、コンセプトが行方不明になっていたツバサ一族ですが、今回は忘れずに、空を飛んで密入国してきた事をアピール。
 身に纏ったケープを用いて攻撃してくるツバサ戦闘員を蹴散らし、少年をかばって毒牙シャワーを浴びた志郎は苦戦を強いられると、本日もたっぷりと川の水を浴び、空高くから落とされ……落とされ……そのまま川に落ちた(笑)
 川落ち・滝落ちのアレンジパターンではありますが、実は寝たふりでも、落下途中に気付いて変身するわけでもなく、そのまま川まで墜落するのは割と珍しい気がします。
 だがそこは、さすが不死身の男・風見志郎
 泣きじゃくる少年の前に姿を見せると、父親を探し出す事を約束し、その姿をキャッチした謎カメラの存在が描かれる、これも珍しめの演出。
 スパナ一つで脱出したと主張するトラック運転手と合流する二人だが、息子の年齢と母親の所在を間違えた事から毒蛾の正体を現し、母親に関する冒頭の会話が伏線として用いられて、珍しい展開が3連発。
 少年ともども抹殺されそうになるも、辛うじて脱出に成功した志郎に呼び出され、無駄に捕まった純子さんは生贄にされそうになる事で
ヒロイン力を上げようとするが、そこに飛び込んでくるV3。ツバサ大僧正との初顔合わせとなるが特に会話はなく、角材を振り回して毒蛾を叩く地球人ぶりを見せつけた少年を抱え上げると、V3たすきがけぇ!
 サブタイトルからして、当時大ヒットしていた『子連れ狼』に乗る気満々だったと思われる今回、少年を背負ったまま躊躇無く空中一回転を決めたV3は、背後を取られて再び墜落死の危機に陥るが、今こそ、特訓の成果を見せる時!
 「ハリケーン!」
 信じる力は飛行能力、と自動操縦のハリケーンに空中でまたがると、そのままハリケーンで追撃して空中体当たりを決めて毒蛾を撃破し、ひたすら普通に飛ぶハリケーンであった。
 今回は特に怪人の白骨化演出はなく、純子を後ろに乗せた志郎が走り去って、つづく。
 サブタイトルと予告ほど割り切った企画回というわけでもなく(近い時期の『キカイダー』はもっと露骨にやってましたし)、ツバサ一族の空中殺法は火焔コンドル回と被り気味になり、ダブルライダー客演が挟まった効果もあるにしろ、キバ一族の太く短い打ち上げ花火方式がはまった後で、ツバサ一族の扱いがどうもパッとしない感じが続きます。
 次回――…………ツバサ……?