東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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異人町の連中は自転車の使い方をわかっていない

『LOST JUDGMENT -裁かれざる記憶-』始めました

 冒頭から、不法侵入・暴行傷害・拉致監禁の3点セットをキめて期待に応える我らが八神探偵事務所が帰って来た!
 “夢の薬”アドデック9を巡る凄惨な事件の解決から数年――相も変わらず神室町で貧乏探偵事務所を営む八神の元に、懐かしい人物から思わぬ話がもたらされる。一方、源田探偵事務所の関わった痴漢裁判が、横浜・異人町で発見された身元不明の腐乱死体と繋がる時、法廷に巨大な嵐が巻き起ころうとしていた……。
 (※以下、ストーリー内容に触れるので、ご留意下さい)

 龍がキムタクな殴り合いリーガルアドベンチャー『JUDGE EYES』の続編。
 現在、チャプター3に入ったところで、今のところ新キャラの中で割と気に入っているのは、ミス研の姉弟
 前作から立て続けにプレイすると、まずは街の映像の進化に驚きますが、ゲーム開始早々、『龍が如く7』の舞台だった修羅の国こと横浜・異人町を走り回れるようになるのは、『7』好きとして嬉しい。
 春日一番が昆虫を拾い集めていた公園で、八神さんは野草や木の枝を集めます。
 ……余談ですが、前作NPCの、韓国系焼肉店主の「八神さーん」と、金色ジャージヤクザの「八神ィ!」が妙に耳についていて、私の脳内での八神に対する呼び方はこの2種類が混在しています。
 基本的なシステムは、前作を踏襲したアクションアドベンチャー
 そこまで広くない範囲の市街マップを駆け回りながら、群がるチンピラを蹴散らし殴り倒し投げ飛ばしつつ、様々な形で事件の調査に挑んでいき、尾行あり、チェイスあり、に今作ではアスレチックアクションや隠密ミッションなどが追加。前作からあった尾行もモデルチェンジするなど、重厚なストーリーを展開しつつ、多彩なアクション要素で単調さを減じ、プレイヤー飽きさせない事を旨とした作り。
 また、前作を踏まえた上での改善点も見受けられ、立ち上がりに気付いた範囲で目立って良いと思うのは、
 ・主観視点の捜査モードにおいて、注目(ズームイン)状態でのカーソル移動が速くなった。
 ・敵を倒した際に落としたアイテムを自動回収するようになった。
 ・八神が序盤からそれなりに強い。
 特に前作では序盤、操作方法に慣れる前な点も含めて、チンピラとのエンカウントバトルがちょくちょく面倒だったのですが、今作では円舞の回避アクション、一閃の溜め攻撃など、各スタイルの特性が強化された上で最初から使用可能な事で、序盤からスッキリとチンピラを叩きのめせるのは、良いところ。
 また、前作のチンピラバトルは勝利で獲得できるSPが少なく、戦闘の旨みそのものがあまり高くなかったのですが、今回はチンピラバトルでそれなりにSPを稼げる&アイテム入手率が割と高いので、目標に向かう途中で喧嘩をふっかけられるだけではなく、積極的に戦闘を仕掛ける意味が出ていて、バトルの位置づけそのものも多少変化。
 八神の能力を補正する装備品の概念があるなど、RPGだった『7』の要素を持ち込んだともいえそうですが、アクションに自信が無い場合は、とりあえず雑魚を狩って溜めたSPでスキルだけでも強化しておけば多少なりとも有利に立ち回れるのは、嬉しい作りとなりました。
 そんなわけで現在の八神は、スケボーを滑らせながら街を歩いているチンピラにわざとらしくぶつかっては喧嘩を売り歩き、異人町に神室町の流儀を広めて回っています。
 自転車は、漕ぐのではなく、振り回すもの。
 新要素のスケボーはダッシュからスムーズに移行できるのが楽しく、車道を我が物顔で走り回っては歩道に突っ込んで人にぶつかる、横浜で上昇していく八神さん38歳の迷惑度。
 バトルでSPが獲得しやすくなったものの、目標をこなすとSPが貰える「よくできましたで賞」は継続されているのでアクションに自信があれば必要以上に戦闘をこなさずとも八神の強化は可能となっている上で、今回は何故かSPと共に小銭も貰える本当のお小遣いポイントにグレードアップしているのですが、どこから出てきたのかその100円。
 源田先生が電子マネー投げ銭してくれているのか。
 源田先生は内心、(続編出ちゃったから、今回は、俺の番かな……)とビクビクしているのではないか。
 そんな源田先生に仕事を恵んでもらって糊口をしのぐ八神探偵事務所は今回、色々あって、とある進学校に潜入する事となり、高校×八神、って犯罪の臭いしかしないのですが、早速、変質者の嫌疑をかけられて大笑い。
 即座に証拠品を回収すると窓から逃げ出し、完全に、プロの犯行です。
 チャプター2に至ってようやく、黒い革ジャン姿で廊下を走り回る自分が不審者以外の何者でもない事を自覚するのですが、ちょっと神室町ルールに染まりすぎなのでは八神。
 一方で、生徒間のトラブルを解決する事については、マンガ的なヒーロー補正もありつつ、そういえばこの人、弁護士で民事扱っていたので、人間同士のもめ事に関してプロではあるのだな……というのが説得力を付加しており、「畑違いの学園潜入」という、ある種の王道における主人公の設定の使い方の巧さは、光ります。
 ……それはそれとして、「相手の信頼を得る」よりも「口八丁手八丁で欲しい情報を頂く」が優先されがちな辺り、ちょっと神室町ルールに染まりすぎなのでは八神。
 身分も名前も明かそうとしない革ジャン姿の不審者男性がいきなり職員室を訪れてくる、って澤先生からすると多分ほぼ天災だからな八神!
 テーマ的にだいぶ胃に重そうな不安は若干ありますが、それを吹き飛ばす爽快さがある事も期待して、ぼちぼち進めていきたいと思います。