東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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水難水難そして水難

仮面ライダーV3』感想・第19-20話

◆第19話「ハリフグアパッチの魚雷作戦!!」◆ (監督:塚田正煕 脚本:滝沢真理)
 左肩に魚雷発射装置を搭載し、毒々しくも派手な色彩の怪人ハリフグアパッチ、魚雷発射の映像が、ちょっと笑ってしまう勢い。
 釣りをしていた父子がこれを目撃すると、父親は毒針からの鼻シャワーを受けてデストロンのアジトへと拉致され、前回の失態で左遷されていなかったドクトル・ゲーは、フグ魚雷による海の支配を目論んでいた!
 少年ライダー隊には海の爆発報告が次々と入り、現地に向かった志郎は、魚雷発射、と見せて毒針攻撃! により海中落下の危機に陥り、本日も散々な水濡れ。手をグリグリと踏まれて海に落ちた志郎に悪魔のフグ魚雷が迫り、必死にクロールで逃げる志郎だが、遂に木っ葉微塵……?!
 「ざまぁみろ風見志郎!」
 ……だが、本日も水辺でぴくぴくしていた志郎は、デストロンがアジトにしている無人島の側に流れ着くミラクを発動し、さらわれた人々が、魚雷製造の奴隷として働かされている姿を目撃する。
 「貴様ぁ……罪もない人々を働かせ、船を爆破して、それで済むと思うのか!」
 無理矢理、とかが抜けている為、労働は悪みたいな事になっていますが、労働は悪。
 「やかましい! 強い者が世界を、征服するのだ」
 デストロン松明部隊に囲まれた志郎は、変身・V3! するもハリフグの鼻水シャワーを受けると空中体当たりで相討ちとなり、本日2回目の海中ダイブ。事前に連絡を取っていたらしい藤兵衛のモーターボートに拾われると、島を覆い隠すデストロンのカモフラージュバリアをやぶると宣言し、ボートを沖へと走らせていく。
 「畜生、こうなったら一刻の猶予もできない! オヤジさん! いいですか!」
 「よーし!」
 賭け金は常に命、と藤兵衛を乗せたまま船上でV3に変身すると、V3バリアで島バリアを破壊する荒技で島に上陸する2人だが、ゲーの罠にはまって海中へと沈められてしまい、本日のV3は、ひたすら水難の相。
 「こうなりゃ最後の手段だ」
 V3は、26の秘密の一つ、レッドボーンパワーを発動し、レッドボーン(体の中心の赤いラインのことらしい)に全エネルギーを集中すると、強引な頭突きで海上へと脱出に成功。
 ……元より、漠然と数を盛りすぎ(2話に一回ペースの計算とはいえますが)な不安はあった「26の秘密」ですが、肩スプリング特訓を無意味にしそうな超大胸筋に続き、レッドシグナルパワーの上位互換としか思えないレッドボーンパワーが発動してしまい、漂うタネ切れ感。
 スキルツリーを伸ばして上位スキルをアンロックしていく仕組みなのかもしれませんが……
 「いいか志郎! 最後にものをいうのは、全てを凌駕するパワーだ!!」
 「違うぞ志郎! 極めたテクニックは、どんなパワーをも支配する!!」
 どちらのスタイルにスキルポイントを使うべきか、心の中のダブルライダー先輩が揉めています。
 ひとまずパワーで窮地を切り抜けたV3は、地上で待ち受けていたハリフグ部隊と戦闘になり、毒針攻撃見切ったり、から怒濤のキックを浴びせると、空中で激しくひねりを加える事で本郷先輩の顔も立てた政治的配慮もといV3きりもみキックを叩き込み、ハリフグアパッチは爆死。
 アジトを自爆させたドクトル・ゲーは、段々と遠吠えタイムが板に付いてきて、どうやら次回遠征の為の調整だったようですが、今作にしては珍しい一話完結スタイルで、つづく。
 なお、少年ライダー隊の出張費を使って海までやってきた純子とシゲルは、特になんの仕事もしませんでした。
 次回――怪人ナレーションの変化球で、危うし、四国!!
 ギロチンザウルス「来週は、俺様の働きを、たっぷりと見て貰おう」

◆第20話「デストロン四国占領作戦」◆ (監督:山田稔 脚本:伊上勝
 国籍不明の輸送機から四国沿岸に投下されたのは、デストロン中南米基地から空輸された、エスエス装置。だが、その整備を任された2人の科学者は装置を破壊したドサクサに紛れて脱走を図り、失敗して捕まった一人が、やたらめったら腹が据わっていて格好いい。
 エスエス装置の設計図を手に脱走に成功した、もう一人の科学者・フカザワは、行き倒れていた所を助けられるとデストロンの名を口にし、仮面ラーイダーV3に極秘で進められていたデストロンの計画は――
 ナレーション「謎のエスエス装置を使って四国を狙っている。この情報は、全国の少年ライダー隊の支部から支部へ、そして東京の本部に伝えられた」
 事により、あっという間に風見志郎の知るところとなって、少年ライダー隊の全国ネットワークがちょっと怖い(笑)
 それを統括している立花藤兵衛は、本格的に怖い。
 どこにでも入り込んでは増えるネズミのような少年ライダー隊の情報網により、志郎らはカーフェリーで四国へと向かい、すっかり観光モードの一行だが、そこに突然、白づくめの謎の青年の死体が!!
 「ヒトでないものは滅ばねばならぬ」
 ……とはならず、代わりに居たのは黒づくめの明らかに胡散臭すぎる男。
 志郎が男を追うと、ビッグバンド風のBGMで船内での追いかけっこが描かれ、男を船室に追い詰めたかに思われた志郎に襲いかかったのは、触れる物みな両断する右手のギロチンを振り回し、シンプルに強そうなのが遠征の雰囲気を盛り上げる怪人・ギロチンザウルス。
 その攻撃を受けた志郎が本日もフェリーから海へ落下すると、囚われた藤兵衛たちに迫る処刑の危機。
 「風見志郎は海に落ちた。V3が出る筈もない!」
 あ、駄目それ、純子さんにネタバレだから……!
 「ははははははははは!」
 だがその時、高笑いと共に高いところに現れるV3!
 「私はここに居るぞ、ギロチンザウルス!
 「ぬぅ~、海に落ちたと見せかけたのか!」
 そ、それも微妙にネタバレだから……!
 と、なんだかいいところを突いてきます(笑)
 船上でのバトルとなると、ギロチンザウルスは割とあっさり海へとドボン。四国上陸を果たした風見志郎は、ホテル奥道後で松山少年ライダー隊の同志と合流するが、肝心のフカザワは娑婆の開放感からかすっかり油断して、ホテルの庭を散歩していた。
 「こりゃあたいしたもんだ。京都の金閣寺にそっくりだ」
 唐突に投宿先のピーアールを始めるフカザワ、一緒に逃げようとした人に謝れフカザワ! は案の定、デストロンの怪人・ドクバリグモの襲撃を受けると、コントロール毒液を注射されて傀儡となってしまう事に。
 洗脳フカザワは、松山城が怪しい、と志郎に告げ、かつて行川アイランドを支配していたデストロンならば、松山城を秘密裏に占領していてもおかしくない、と城の調査へ向かった志郎はギロチンザウルスの待ち伏せを受け、松山城を背景に変身・V3!
 戦闘員の4連続バック転回避と、3連続顔面ビンタをかいくぐり、ギロチンザウルスの火炎放射を打ち破ったV3は反撃を叩き込むが、フカザワを操っていた毒針クモにより、藤兵衛・純子・ゲスト少年の姉、がまとめて人質にされてしまう。
 「ライダーV3の、最期だ……!」
 手も足も出せないままV3に迫るギロチン処刑の危機に、ホテルで受け取った謎のメダルは逆転のチャンスをもたらす事が出来るのか?! 次回――当然生きていたダブルライダーの駄メンター度合いが試される!
 ……なお、サブタイトルに銘打たれたデストロンの「四国占領作戦」は、1ミリも進行していないどころか大きく後退したっきりなのですが、果たしてドクトル・ゲーの机はいつまでオフィスにあるのか本格的に不安になってきます。