東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/15付けレス

 本日は『イナズマンF』感想を書きました。

強い奴ほど笑顔は優しい

◆橘まことさん
 >ソラ「だが、我々二人が命をかけて挑めば、死中に活あり!」
ニュアンス的には、割と言いそうなのがまた(笑)
 >なまじっか作り手側に「ヒーローとしての正解」が見えているだけに
確かに、手ぬるいというと少し変ですが、ソラにこんな試練を与えたら果たして乗り越えられるのか?! を、受け手と作り手で一種共有する未知数のスリル、みたいな部分を作品として薄く感じていたのですが、作り手にゴールの目安が見えている事でかえってイベントが型にはまりすぎてしまっている、と考えると納得です。
 >(主人公が悩む展開を視聴者が好まない、という空気も影響しているとは思いますが)
こういうのもやはり、影響あるのでしょうね……。
 >『GO!プリンセスプリキュア』は、変身後のスタイルにモチーフを用意し、それに合わせたストーリーを展開させる
シリーズとしてはあれが初だったのですね。メンバー中でも特に、きらら/トゥインクルは最初から最後まで綺麗に芯が通っていたのが印象深いですが、そういう作りを狙っていたのですね。
 >映画か何かで共演し、プリンセスの気高さからヒーローとして何かを学ぶソラ、なんて話も見てみたいものです。
同じ山川啓介イズムの継承系として、波長が合いそうな気は凄くします(笑)

◆スーファさん
 >王国の騎士団長ポジションのキャラが闇堕ちしてラスボス化……という展開は前作デパプリでやったばかりなので
ああ、そうだったのですか。とすると今回は、如何にもなポジションだがいい人路線になるのですかね……ただ、
 >それにしても闇堕ちしがいのあるキャラが来てしまった感じです。
ですよね(笑) 立場もいいですし、声優さんが結構、中性的な男性キャラも演じる方なので、仮面つけて男性キャラ寄りの声で再登場とかはまりそうだったりするなと(笑)
 >幹部が1クール交代で出ずっぱりなのも前作と同じですが、あちらは幹部同士のやりとりは多少あったので劣化している印象です。
複数居る事で思わぬ奥行きが出たり、プリキュアとの絡み方の差で視聴者が想像を広げる余地ができたり……というのはあるので、やはり面倒でも少し欲しい要素ですよねー。
 >プリアラ、スタプリ、ヒープリなど幹部ごとに戦闘を差別化する例もありますが…。
溜めて出てきた割には、同じ事やってるだけ……なのはどうも残念で、それならせめて、もう少し行動目的が変化するなどあれば、面白みも増すのですが……。

◆ヒュウガ・クロサキさん
 >原初的なヒーローは誰もが好みやすいし私も好きですが、n番煎じを産みやすく、後続作品に超えられかねないというリスクが存在しています。
それをどう再構築して洗練するのか、という模索も内部では恐らくあるのでしょうが、なんとなく近年また、新しい壁の中に居る印象はあるので、それを突破するものが出てくるといいのですが。
 >東映という会社自体が時代劇にせよヤクザ映画にせよ、ワンパターンの紋切型を大量生産していたら、
 >本格派の天才が現れてそちらに客足取られて衰退していったという歴史がございますので。
社風としてはやはりプログラムピクチャーの伝統で、だからこそ、ここまでヒーロー番組枠を守り、今も(近年表に出ている内部の問題も抱えつつ)1年の長丁場で続けられているのだろう、という所があるのが長短ですよね……まあ、一視聴者としての勝手な願望という自覚はあります(笑)

◆ヘイスタックさん
 >『V3』は先代ヒーローの扱いにかなり気を遣っているのが窺えます。
パイロット版はこれが作品の基軸になっていて、強いぞ凄いぞニューヒーローV3! ではなく、まだ未熟だがダブルライダーが後を託した男! という作りになっていたのは、割と見やすかったところです。思えばライダーエネルギーを注ぎ込まれた時に、私情もどこかへ流れ去ってしまったのですかね……。
 >この被害者女性・珠 純子はゲストではなく本作のレギュラーヒロインなので、扱いが妙に大きいのはその為ですね。
やりとりの重要さも含めて、今回の範囲だと「何故ダブルライダーの間??」でしたが、そのぐらい印象づけておきたいキャラだったのですね。
 >『ストロンガー』以降の客演では仮面が深緑色になる
当時の制作事情もあるしな……と思いつつ、以前に『ストロンガー』を見た時は、1号と2号にそこまで混乱した覚えが無かったのですが、この為だったのですかね。
 >いざヒーローになった途端に一瞬で”公の大義”に私情が塗り潰されてしまうのは、現代の感覚からするとやはり物足りないですよね。
ここはやはり、悪い意味で類型的なヒーロー像になってしまって、せめて2話ぐらい、葛藤に使ってほしかったですよね……。
 >そして後からの視点で考えてみると、”復讐者・ライダーマン”は主役ヒーローでやれなかった事のリベンジだったのかな、と。
ライダーマンの存在は頭にあったので、作品初期のテーゼを終盤にもう一度掘る形だったのかと思っていたのですが、どちらかというと、初期にあったけど掘らなかった要素を新キャラと絡めて改めて……という形だったのですね。
 >つくづくライダーマンは時代を先取りした存在だったんだなぁと。
だいぶ曖昧な印象しかないので、登場を楽しみにしたいと思います。