東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/13付けレス

 本日は『V3』感想を書きました。『キカイダー』や『イナズマン』との比較軸になる作品が見ておきたい、という不純(?)な動機だったのですが、とりあえず初回、見応えのある切れ味と爆発でした。

熟成の味

◆ピンクまさん
 >今回曽田脚本ということで見てみたらこの回はなかなか面白かったです。大杉漣が出てたんですねぇ、全然記憶がない。
シリーズ従来作のセオリーを取りこみつつ、『カクレン』的な要素を上手く伏線に使って、今作としては出来が良い回でしたよね。大杉漣さんが地味に上手いというか、奇抜な変態に頼らない路線で説得力を出してくれて、キャストにも恵まれたなと。
 >個人的に当時小学生でラモスとカズが流行ってた時期だったので懐かしすぎて大笑いしました笑
当時の流行を示す懐かし映像としての付加価値が出て、ある意味、リアルタイムよりも面白くなっているかもという、不思議な時事ネタ回でしたね(笑)

◆おりひかさん
 >勧めたのが申し訳なくなってくるレベルで1-2話の頃の勢いが無くなってきた感じですね……
久々にシリーズ見る面白さはあってそこは全然アリなのですが、立ち上がりの、この勢いで突き進んでくれるのか?! に比べると、悪い意味で落ち着いてしまった感じですよね……主人公は嫌いではないので、何か一つきっかけがあれば、ぽーんと跳ねそうなポテンシャルはあると思うのですが。
 >そういえば今回のEDはご覧になられましたか?
見ました!(笑) これはヤバいヒーローが来たな……と思ったのですが、脱線が長くなりそうなので触れずにおきました(笑)

◆ヘイスタックさん
 >金塊の隠し場所からして、これシスターも国際強盗団の一味じゃないとおかしいのでは……?(笑)
……た、確かに(笑) やたら命の大切さを訴えていい人アピールをしていたのも、そう考えると怪しいですね……。
 >デスパー軍団自体は大規模かつ容赦の無い悪の組織なのに、デスパー怪人は妙に情けない奴が多いですよね……。
意外と面白方面というか、むしろバンバラ怪人よりコミカル寄りの気配もあって困惑があるのですが、作品として「やりたい事」と「求められている事」の違いが出ているというか、「デスパー軍団/デスパー怪人」の間で、少し分裂がある感じですよねー。
 >この調子だとガイゼル総統の胃とウデスパーの過労が心配です(笑)
結果的に、ウデスパーの存在感は凄く上がっているので良いのか悪いのか(笑)
 >「不自然さを感じるけどメタ的な要素で納得させられてしまう」部分が軒並み引っ掛けとなっており、初見時は本気で騙されてしまいました(笑)
『カクレン』なら本気でこれやってきそうなところがあるな……という突き所が巧みで、ベテランの技というか、実に鮮やかでしたね。私もデビルバッター回は思い出したところです。
 >「大人の都合で個としての存在を奪われ、バロム1のパーツ扱いされる猛と健太郎」という番組の変遷に対する自虐メタネタ
ある意味、さもありなん……というか、必然の帰結な部分はあったので、最終回でいっそ開き直ってしまった部分はあったんですかね……初期コンセプトに魅力があっただけに、今でも惜しさを感じる作品です。