東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

神竜様と濃いめの仲間たち

ファイアーエムブレム エンゲージ』雑感3

 第17章ぐらいまでの、我が神竜軍の主力キャラクターについて、つらつらと。一部、登場時のストーリーや、支援会話で判明する情報などを含むので、ご留意下さい。大雑把に序列順。

◇リュール(男)
《性癖スキル:睡眠》
 リアル信仰対象にして動く観光名所。前作の主人公が“鋼鉄の胃袋と表情筋を持つウォーモンガー”だったとしたら、今回は“無限に眠れる謝罪マシーン”みたいな。貴種の中の貴種を越える貴種だけど腰が低い、がキャラ付けなのでしょうが、だいたい二言目には「すいません」と謝っている印象。ユニットとしては紋章士とのエンゲージ能力が高いのが持ち味で、主人公ユニットを目立たせる工夫としては面白いですが、普段の仕事は大体、準壁。

◇ラピス
《性癖スキル:リサイクルの匠》
 クマ殺しの女。とりあえず「ようへい」系のユニットは育てておくプレイヤーの癖により、ソードファイターからシーフを経由してブレイブヒーローに辿り着いたら、自軍平均の2.5倍ぐらいの速度で敵兵に手槍を投げつける超人兵士が誕生してしまいましたとさ。紋章士リンと組み合わせると完全に手の付けられない殺人兵器と化す我が軍のエース。

◇ルイ
《性癖スキル:花園観察》
 ラガーマンのような体型ながら、柔らかい物腰・行き届いた気遣い・紅茶の名手、と取りそろえた万能執事キャラ。他人との距離感の測り方、常に相手をさりげなく気遣う姿勢、と圧倒的な対人コミュニケーション能力を持つ一方で、“女性が楽しく語らう姿”を、遠くからそっと見つめるのが好きな、致命的変質者。劇中屈指の“出来る男”に凄くダメそうな趣味を与えて一点突破しているのですが、壁役としても有能すぎて、今やすっかり我が軍の要。

◇クロエ
《性癖スキル:カップル観察・珍味愛好》
 小動物系女子の多い神竜軍の貴重なキレイ系要員にして、ユニットとしての対抗馬がしばらく出てこず、CV:早見沙織という、なんだかやたらにスタッフの肩入れを感じる大食いの騎士。“最初から飛べる”圧倒的な長所を除くと、そこまで抜けた能力ではないのですが、システム的に“飛べる”&“割と魔力が育つ”のが有用で、だいたいどの紋章士と組み合わせても使い道があるのが強い。

◇アイビー
《性癖スキル:神竜煮込み担》
 ドラゴン横座りのビジュアルが格好良すぎて大抵の事は許せるイルシオン第一王女。成長力はディアマンドの次ぐらいに悪い印象なのですが、飛行×魔法×守備と魔防がバランス良く育つ、ので対処できる局面が多い強ユニット。その分、特殊職の職種スキルの使い勝手が微妙な事でバランスが取られている感じですが。

◇シトリニカ
《性癖スキル:金銭感覚崩壊》
 お礼に島を買う女。コネ就職を気にして能力コンプレックスを持っているものの、今や我が軍で最大の魔力の持ち主であり、その姿勢はもはや求道者。キャラ付け的には“実は”仲間思い、“実は”努力家……みたいなのですが、今作、キャラクターの表面上の鎧、みたいなものがほぼ描かれないまま支援会話でどんどん内心をさらけ出しがちなので、ただの仲間思いの努力家(笑) この辺り、『風花雪月』はこの「実は……」の見せ方が巧かったなと改めて。

◇ゴルドマリー
《性癖スキル:超自意識過剰・温泉中毒》
 私、優秀です……と自称するキャラは優秀ではないだろう、と思っていたら、本当に優秀だった、自称モテまくる女。とにかく守備とスピードを兼ね備えているのが大きく、これはグレートナイトに転職させたら我が軍に足りないもの(斧要員と壁もう一枚)を一挙に補ってしまうのでは……? と転職させてみたら、予想以上の強さで一軍レギュラーの座をもぎ取る事に。

◇エーティエ
《性癖スキル:鍛錬マニア》
 華麗なシックスバックを持つ貴族令嬢。力だけがやたら伸びる能力、敵兵を「壊す」と表現する殺意などなど色々面白くて、けっこうお気に入り(笑) ただし、破壊力から来るイメージの三分の一ぐらいの装甲の薄さと、《FE》弓兵のイメージの二分の一ぐらいの足の遅さの為、よく事故死する筆頭。

◇ユナカ
《性癖スキル:独特の喋り》
 「やっぴー!」「○○氏」「私め」などを連呼する炎のキャッツ○イ。性格とビジュアルはそんなに好きではなかったのですが、プレイヤーが盗賊贔屓な事と短刀がやたら強い為にしばらく戦場に出していたら大活躍。ポジションの被っているキャラとしてはゼルコバの方が好みではあったのですが、あまりの活躍ぶりに今更外すにしのびなくなり、そのまま一軍に定着。後、今作ではあまり居ない「影を背負っている」キャラな事があって、全体的に支援会話が面白め。

◇フラン
《性癖スキル:神竜強火担》
 神竜ファンクラブの特攻隊長。序列は一軍の当落線上ながら、序盤の貴重な回復役という事でセオリー通りにぼちぼち育てていたら最も早くLV20に到達してしまい、マスタープルフ不足からチェンジプルフでモンクの修行をやり直している内に、やたらと強い拳法家になってしまいました。クリティカル攻撃の「守り人アタック!」(若干うろ覚え)は好き(笑)

◇スタルーク
《性癖スキル:超卑屈》
 ヤクザの国の第二王子であり、開幕早々にフライング土下座を決めて、あ……それはありなんだ……と世界観のリアリティラインに軽い揺らぎを加えてきた問題児。これは逆に育つパターンでは……? と弓要員の控えとして育てていたらそれなりに成長し、現在、1軍の端っこぐらいの扱い。支援会話は、卑屈さを押し出したものと、そうでもないのとばらつきが多いのがちょっと残念。

◇ジェーデ
《性癖スキル:ネタ探し》
 趣味で小説を書いている鉄壁の無表情騎士。……流通……してるの……? かどうかの扱いはよくわからないのですが、身内をネタに覆面作家としてコメディを書いており、日常ネタをSNSに投稿しているギャグマンガ家、ぐらいが一番イメージに近そう。同じアーマー系のルイほど力・守備に特化していないものの、敵の陣容に合わせて壁役その2として出撃させていたらグングン育ち、ルイと違って魔法防御が伸びるのが長所。とにかく今回は、魔法が飛んでこない限りはアーマー系の使い勝手が非常に高く、極端な話、半分ぐらいジェネラルとグレートナイトで固めるのが一番楽なのでは疑惑も湧いてきます。

セリーヌ
《性癖スキル:紅茶マニア》
 登場当初は、貴重な魔法要員&セリカブーストで大活躍でしたが、魔力がいまいち伸びない……というか、筋力と魔力の伸び方が均等な、筋トレの国のお姫様。専用クラス(上級)の兵種スキルは強いのですが、前に出て剣で斬りかかるには装甲が薄すぎる為に剣持ちがこれといって活かせず、スキルの発動確率よりも専門の魔法職に任せた方が安定して強い為に、現在は1軍半といった辺り。人格的には、神竜軍でもトップクラスにまともかも。

◇ディアマンド
《性癖スキル:……?》
 ヤクザの国の第一王子。完璧超人系の出来る男なのですが、3回連続、レベルアップ時に能力値が2つしか上がらなかった為に、足下の床が開いて敢えなく二軍行き。一応メインキャラの一角なので、現在、支援値集めの為に遭遇戦でちょくちょく出撃してグルグルダンシング中。そういえば今のところ、変な性癖は確認されていない。

◇アルフレッド
《性癖スキル:鍛錬マニア》
 花と豊穣の国・フィレネの支配層に広がる筋肉カルトの首魁を務める筋トレ王子で、妹王女いわく“王子の皮をかぶった蛮族”。見た目は正統派のキラキラ王子ながら支援会話が軒並み飛び道具なのは面白く、性格的にも嫌いではないのですが、ナイト系の優位性が低い今作では微妙な能力で、敢えなく二軍落ち。一応メインキャラの一角なので、現在、支援値集めの為に遭遇戦でちょくちょく出撃してスキンシップ中。……もっと早めに壁役と割り切って、アーマー系に転職させておくべきだったのか?

 ……だいぶ女性キャラに偏った陣容になっておりますが、アルフレッドとディアマンドが二軍落ちしたのは、我ながら想定外でありました。