東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

パーク進捗と私信

娯楽に飢えた住民たち

 昨年末からプレイしている『プラネットコースター』は、キャリアモードをちくちく進行中。
 一番最初に完全なチュートリアルシナリオ2本の後は、一つのテーマ(海賊系とかおとぎ話系とか)ごとに3つのシナリオ(3つの遊園地)が収録されており、それぞれ変化に富んだ地形と、テーマに沿った景観(そして問題を持った)遊園地を見るだけで楽しいのが、良いところ。
 海賊テーマのシナリオ1は、来園者が海賊の戦いを見ながら奥へ歩いてコースターに辿り着く、という構造になっていて、成る程これが「テーマパーク」! という作り込みで、“その気になればこのゲームでプレイヤーが可能な事”をまざまざと示し、ゲームコンセプトの提示の仕方として感動的でさえありました。
 キャリアモードはテーマごとに難度が上がっていく仕様なのですが、シナリオ中に設定された3段階の目標をクリアするごとに得られるポイントでキャリアアップする事により全てのシナリオをクリアしなくても先のテーマに進めるので、上手く行かずに詰まったら他へ……とやりやすいのも良い設計。
 個人的には、海賊テーマのシナリオ3が全く上手く行かず、先におとぎ話テーマを進めたらそちらの方が簡単だった、という事もあったり。
 いきなりローン抱えてギリギリの資金運用を求められる(そのやりくりを学ぶ)シナリオよりも、ある程度までは軌道に乗りやすいシナリオの方が、各施設のコスト計算にまで目が届くようになって、結果的に資金運用が上手くなる印象です。
 現在、ランク:イージー(おとぎ話テーマ)のシナリオ3まで進めたところですが、決して懇切丁寧な説明は無いもののキャリアモードはかなり上手く出来ていて、上述したように、ただ平面にアトラクションを並べていくだけではない、今作における「テーマパーク」の実例を目で楽しめる他、目標による指針の設定がゲーム的な要素ばかりでなく、シナリオの導入における簡単な説明と合わさる事で、そこに“ストーリーが生まれる”のが秀逸。
 基本的に、自分の手で“「テーマパーク」という物語”を作っていくゲームなのですが、そのガイドとして良く出来ています。
 勿論ゲームシステム的にも、地形などに合わせてパーク拡張の仕方を工夫していく作業を通して、自然と何をどうすればいいのかが身につくようになっていて、最終的にサンドボックスで一から自分のテーマーパークを建設するとしても、その基礎を楽しく学んでいける機能をしっかり果たした作り。
 ……まあ、建ててみてないとなんともな施設も一部ありますが、操作のやり直しもセーブ&ロードもいつでも気軽に出来る(ロードは少々かかるものの、セーブはあっという間)ので、気軽にトライ&エラーしやすいのもいいところ。
 ゲームを進めていく内に人の流れが変わってきたら、さくっと移設も出来ますし、非常に柔軟な道路の設計を含め、各種施設やライドの配置に関わるストレスを減らした上で、全体のバランスが取れ安定したパーク運営をしようと思うと少し工夫が必要になってくる、といったゲームデザイン(最終的には、“美しさへのこだわり”に収束してはいくのですが)。
 元来、PCゲーとしてマウスによるポイントクリックを前提としている事もあってか、操作性は物凄く良好というほどではないですが、気にならない程度にはパッドに最適化されており、大きな不満は無し。
 この面白さはなんだろう……と考えてみると、「コンピューターブロック遊び」なのかな、と。
 ジオラマ作りというよりは、レゴブロックとかに近い感覚。
 そこに、一つ新しいライドを配置する事で、客の流れがどうなるのか、パーク全体が上手く回っていくのか……を見たくなる「あと1ターン……」的な面白さも加わっていて、引き続き、楽しくプレイしております。

 以下、ピンクまさんへの私信。

◆ピンクまさん
 先日、ご紹介いただいパークなのですが、ワークショップから落としてみたところ「このコンソールと互換性のないパークです」と出てしまい、よくよく説明文を読んでみたら、どうやら私のハードがPS4なので、出来なかった模様で残念です。