東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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『真・女神転生5』雑感3

真・女神転生5』雑感3

 現在、主人公LV66。プレイ時間はそろそろ100時間が見えてきたぐらい。
 今作、主人公のLVがかなり上がりやすく、ストーリー進行の中で、〔フィールド探索→LV上昇→新たな悪魔合体〕のサイクルが非常にテンポ良く進むのは、良いところ。
 特別“意識してLV上げ”をしなくても“意識してフィールド探索”をすれば相応にLVが上がるゲームデザインになっており、今作の新機軸としてプレイヤーにやってほしい事=魔界を駆け巡る、の基本システムへの落とし込みが、バランス良く出来上がっています。
 また、様々な仲魔のモーションもよく出来ており、戦闘時のカメラワークも時々正面からのアップになるなど、飽きさせない工夫は単純に楽しい。
 ……まあ私は大概、ボタン押してスキップしがちなのですが(笑)
 また、邪教の世界(合体スポット)における「逆引き全書合体」が大変優秀で、手元に居ない悪魔も全書に登録されていれば合体時の検索に出てくるので合体の作り落としが生じにくく、全体的に「合体」に関わるストレスが少なくなる気配りが見えます。
 とはいえ、ゲームバランスとして資金繰りが厳しめなので、全書をフル活用できるようになるのは、だいぶ時間が経ってからになりますが……換金アイテム集めで地道に資金を増やす事は出来るので、どうしてもお金を貯めたかったら魔界中を駆け巡ると多少は懐も暖まる、といった作り。
 主人公は、探索中に収集要素などで集めたポイントを使ってパッシブスキルに当たるものを習得する事が出来、ここでも探索のメリットを生みつつ、どのスキルを習得するのかによるゲーム性も加えており、全体的に、テンポの良い“強化が楽しい”ゲーム。
 パッシブスキルのアンロックの為には、マップ上に点在する、悪魔化した太陽の塔のようなものを破壊する必要があり、スキル解放を優先するか、地道にマップを調べていくか、でもプレイスタイルが出せるところなどは手堅く出来ており、サブクエストの達成によって合体解禁される悪魔の存在なども嬉しい部分。
 それから、基本的にいけいけどんどんだったプレスターンバトルにも、プレイヤーがゲージを貯めて特殊攻撃を発動できるが、敵もそれを使ってくる、といったアレンジが加わっており(主人公は色々増えるが、敵はクリティカル確定攻撃固定)、これにより特にボス戦において、次ターンに相手の特殊攻撃が確定している状態で(必ず予備動作がある)、攻め切るのを目指すか守りを固めて1ターンしのぐか、という戦術的な押し引きの要素が生まれているのは、面白みになりました。
 総じて、シリーズとしての正統進化に新要素が上手く噛み合わされいて、非常にまとまりの良いゲームデザイン
 ストーリーに関しては、キャラクターの扱いに少々不満はあるものの、まだこれからどう転ぶやら……といった感じで、引き続き楽しみです。