最近ちょっと、雑語りを承知の上で風呂敷を大きく広げたり無闇な自信を持つ事を忘れていたのではないかと思い至り、時には精度は後から上げればいい精神の元、与太話を転がしていく事も必要だな……と、ここしばらく陥っていたもやもやが少し晴れた気がする今日この頃。
本日、この御時世に少々風邪気味につきレスのみ。
打ち切りの呼ぶ声
◆もりみやさん
>憐編が始まってまだ間も無いのに、放送終了のカウントダウンが始まってしまったワケで
>情報を仕入れずに見ていた自分でも、打ち切りが決まってしまったのだなぁと感じてしまったものでした。
リアルタイムだと、新展開の直後だけに、それはなかなか困惑しますね……。作る側としては、次もウルトラやりますよ、というアピールが必要な状況であったのかもですが。
>この回、本来は前後編の予定で撮ったものを、1話にまとめ直すという処置が取られていたことが分かりました。
ゲストキャラ(従姉とか)も複数用意した割に、今作にしてはザクザク進んで1話にまとめたな、と思ってはいたのですが、そういう事だったのですね。
>打ち切りの影響が内容に反映されたのはここから、ということになるのだと思います。
そう聞くと、太田さんは、第三の主人公周りを立ち上げたと思ったらいきなり畳む事になったわけで、とんでもないタイミングの参加になりましたね……。
◆やずみさん
>今回はかなり無理の多いエピソードでしたが、それもそのはず。元々は前後編として撮影まで済んでいたものが、1話分に詰め込まれたからです。
今作にしては珍しい構成には感じていたのですが、最初からインターミッションのつもりではなく、結果的にインターミッション的になってしまったエピソードだったのですね。
>ここに来てようやく放送短縮が決定したのですが、その決定はあまりにも遅すぎました。
今更そうするなら、もっと早く手を打てなかったのか、というのはどうしても感じてしまいますよね。1話完結型ではない、というのも傷口を否応なく広げたのでしょうが。
>残された手段はただ一つ、ストック分をおよそ半分の長さにまでカットし、それによってできた余裕を全て完結編に充てることのみ。
そこで、既に撮った分を捨てる、という決断を出来たのは、不幸中の幸いだったんですかね……。
◆sakeiさん
>ビーストに襲撃された後孤門が銃を取り落とす場面が本来ちゃんとあったし、憐の変身と戦闘ももう1回あったんですが、
>最低限意味が通るように短縮して編集された結果、ご覧の通りです。
やはりあそこでシーン変わると、大事な銃持ってないぞ孤門くん……というのはだいぶ不自然でしたものね。蜘蛛ビーストが割と好みのデザインだったので、出番がだいぶ削られてしまったというのはちょっと残念です。
>ソフトのDC版と見比べると、特撮における説明不足がなぜ生まれるのかわかった気になってちょっと興味深いです。
確かに、その観点で見ると、サンプルとしてはなかなか面白そうですね。編集って面白いなぁと思います。
◆zさん
>この回は本来の予定から大幅カットされた…要はここから放送短縮が決定的になったターニングポイントとなる話なんですよね。
DVDにディレクターズ・カット版としてそのまま収録されているというのは、ボーナス・トラックであると同時に、無念の記録、という事もであるんですかね……。
>ただ、皮肉な事にこの回を契機に対ビースト戦のテンポは大幅に改善されていくのですが。
消化しきれていない要素が幾分気にはなるものの、今作特有のもっさり感がなくなって、正直、全体のスッキリ感は上がってますよね……。
◆中吉さん
>あの事件に対する孤門の態度は前から少し軽すぎると思っていましたし、もう少し孤門と瑞生の贖罪をきちんと描いてほしかったです。
大幅カットがあったとの事なのでその影響も出たのかもですが、孤門に焦点を当てた場合は重要なポイントだけに、なんとかもう一歩、踏み込んで欲しかったですね。
◆chi-chanさん
>「誕生時点で明確かつ揺らぎの少ない目標を刷り込む」事で悩みを少なくしているわけで。
改めて、メタルダー、どれだけ酷いんだ、という感じがありますね……(笑)
>まあロボものだと基本そうじゃねえかとも言えますが、昔のキカイダー・ワルダーが「悩み」を抱え結果的に人間らしく見えていたのが逆に異色ですよね。
ロボ物の基本の一つとして、そこから「人間に近付いていく」姿をどう描くのか、というのがありますが、そういう観点で見ると、組み込まれた人間らしさとどう向き合っていくのか、というのは確かにちょっと変則的なところがありますね。
>演出的に見ても、キカイダー組の様に人間形態を持たない、生活系だけどロボコンに近いタイプですからね。
そしてKはヒーロー番組としてはやや異色ですがロボット物の作法としてはオーソドックスで、この辺りのねじれは、役者をどうするか、という実写特撮作品ならでは、といった感じで面白いですね。
>それに近いものを一番抱えてるメタルヒーローが、形は違えど子役レギュラーの描写法に難のあった『機動刑事ジバン』という(笑)。
確かにジバン、考えてみると80年代の最後に、職業ヒーローと「死と再生」テーゼ(改造人間)のハイブリッドが行われているんですね。物語的には、変にその辺りを曖昧にして進めていたのが、逆効果になってしまいましたが。
>こういうツッコミが出てくるから、世間にも秘密の秘密特殊部隊は本作だけで終わったんでしょうね(笑)。
『ネクサス』に限らず、やはりTV特撮でこういう設定で続けていく、というのはなかなか難しいですよね。その穴を作らないようにする事だけで一つ手間が増えるので、作り手の基礎体力(或いは上手な初期設定)が必要になりますし。
>それでも災害予告など公的機関を裏で動かして封鎖は出来そうな気がしますが。
一応、序盤は警察などを動かす描写がありましたが、それを作劇に組み込み続けるには、体力が足りなかったのでしょうね。
>『赤ずきんチャチャ』は原作・アニメ共に名作ですけど、魅力のベクトルが違うのが難かなと。
まさか元ネタにツッコまれるとは思いませんでした!(笑) 原作も面白かったですが、アニメ版が妙に好きで、弓矢技というと「ビューティーセレインアロー」という変な刷り込みがされております(笑)
>溝呂木の演者が味方防衛チーム隊員で出演した『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル 』にゲスト出演しチームを襲撃していました(笑)。
放映版では1話きりの登場になって勿体なかった、というのはあったんですかねー。ビーストの中ではかなり好みのデザインだったので、戦闘シーンまるまる1回カットと知ると残念です。