東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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6/2付けレス

 本日は『響鬼』感想を書きました。
 それから、HPを更新。
 ■〔『地球戦隊ファイブマン』感想まとめ1〕
 ■〔『地球戦隊ファイブマン』感想まとめ2〕
 第1話~第8話&第9話~第16話、感想まとめ。第1話は、シリーズ史上でも、かなりの名作。

ヒートアップ勇気が加速する

◆電子レンジマンさん
 >オレンジ加入以降では一番素直に楽しめました。
ここ数話、期待に対して物足りない内容が続いていたので、今回はその点で、期待した部分はきっちりやってくれた、といった感じでしたね。
 >ブンブンジャーが引き立て役として接待に徹していてあまり良いところがなかったのは惜しいところでした。
これでもう少し、ブンブンサイドの良いところがあれば、バランスの取れたコラボ回でより良かったですが、そこはちょっと惜しかったですよね。
 >5人になってからメンバーをわりと持て余しているのは戦隊として辛いところ
スーパー戦隊》のあまり上手く転がらないパターンとして、人数を上手く捌けない、がありますが、割と露骨に直撃している感じなのは、重い不安要素ですよね……。

◆chi-chanさん
 >「ブンブン」というあだ名のキャラとの出会いから始まったからあえて「ブン」で止めてたのでしょうか(笑) 。
毎回なんか、ブンブンを呼んでいるみたいになりそうですしね……(笑)
 >メンバー全員が戦隊シリーズ初期レッド的(王道ヒーローな分本人のキャラ力や背景は薄め)な戦隊?
射士郎や玄蕃は濃いめ狙い感がありますし、個人的な見立てとしては、「00年代以降のキャラクター性を、80年代戦隊の文法に乗せようとしている」のが上手く行っていない、みたいな印象になっています。
 >私が妄想してたのは、敵に付けた太鼓バックルを鐘を突く要領で殴るか蹴る!ですね(笑)。
釣り鐘状の結界に敵を封じ込めた上で、外からキックを叩き込んでゴーーーン……は、映像的にも割といけそうな気がしてきました(笑)
 >…古来の術を継承しているなら、記憶操作術や人払いの結界とかないのですかね…。
猛士の秘密組織性は、回が進むほどに無理が出てくるというか、vs魔化魍にバリエーションを出す障害になってしまってますよねー。
 >いくら野山が主戦場と言っても、これまで目撃者が皆怖い夢だと勘違いして胸一つにしまったとは限らない訳で
恐らくそういう人たちの一部が、ヌリカベ回の情報提供など、たまに存在に触れられる「民間の協力者」になっているのかなと想像していますが、個人的にはそのポジションの人を明日夢くんに接触させて、鬼(の弟子)でもなく猛士就職でなくとも、間接的な手助けを出来る道を示してあげても良かったかなとは思うところです。
 >「鬼になる気はない」なりに立花姉妹みたいな正式なサポートスタッフ入りルートでも良かった訳で…。
この辺り、たちばな(の皮を被ったスタッフ)サイドも、その曖昧さの中で明日夢くんの存在を便利に使っていたところもあるので、ヒビキさん含めて、「今の関係を壊したくないから告白しない」みたいな話になっているところがあったな、と(笑) なので、そこに外野視点から京介が切り込むと、「言い方はともかく、ちょっとわかる……」感が出る感じですよね。
 >ある意味京介は「明日夢が自力で超えられるかも知れない壁」かも知れません。
前期の難点を踏まえて、明日夢に対する「壁」を組み立て直した、というのは恐らく狙ってますよね。
 >これがベタなドラマだったら「父と対話して思いを確かめる」のでしょうけど
最初はアポ無し突撃を敢行しようとしていた明日夢くんが、実父の“今の生活”を目にして、そこに踏み込んでいくのではなく、理解した上で距離を取る、のが良いドラマになったなと思います。
 >「主役の親」の影が薄い傾向が多いですよね…。
実の親を(セミ)レギュラーに置いてしまうと、どうしても相応の意味を求められがち……なのはあるのでしょうね。その辺り、疑似家族的存在にしておけば、コメディリリーフにしておくも良し、後で実は……するも良し、と使い勝手はいいのだろうなと。
 >響鬼さんはものではないです…(汗)。
今後の展開の為に、多少の振り幅を持たせたら、ちょっと病んだ感じの台詞になりましたよね(笑) 猛士組織について把握していれば「響鬼」の名跡をいただくぜ、みたいにも取れますが、そういうわけではない筈ですし……。
 >5月31日にイエローレーサーこと本橋由香さんが亡くなりました…。
ソノナは凄く、いい弾けっぷりで、今こんな芝居が出来るのか……と印象的でありました。ご冥福をお祈りします。

◆Gimmickさん
 >威吹鬼が割を食ってる、というか噛ませ犬1歩手前になってるのが気がかりですが
響鬼を目立たせ、明日夢くんにアシストなどで点を稼がせる方にフォーカスすると、実に丁度良い負けポジションに居るんですよね威吹鬼……ちょっとした武器の強化ぐらい、あると良いのですが。
 >明日夢が持田に対して中途半端な反応をしてるところにズケズケ踏み込んでほしいような、ほしくないような。
アンチ明日夢存在としては、ひとみに粉を掛ける京介、は凄くわかりやすいので、私もあるかなーとは思っていたのですが、見たいような見たくないような複雑な気持ちになりますね(笑)
 >視聴者が明日夢に感情移入してる前提で敢えてヘイトを集めるキャラ(でも作品を進める為に必要なキャラ)
京介、メタ的にはそれが露骨に透けて見えるのはありますが、ちゃんと適度に愛嬌が散りばめられているのもあり、色々と性格に難はあるが、嫌いにならない視線で見てあげたい、みたいな気持ちになるキャラです(笑)
 >むしろ京介が明日夢の新たな側面を順調に掘り出してくれているので、京介ありがとう!みたいな気持ちです(笑)
やはり、京介の登場により、明日夢のリアクションが圧倒的に面白くなった、は滅茶苦茶大きいですよねー。今作の問題点の一つを、ものの見事に埋めてくれたなと。
 >初期明日夢の突発(暴発)的アクティブさは、この親にしてこの子あり、ということなのかなと納得できました。
周囲の人たちが、なんとなくいい話にしているけど、割と困った人では……? は、ちょっぴりヒビキさん風味を加えつつ、確かに明日夢くんに流れる血みたいなものが面白かったですね。
 >息子が完成させることで"超える"というオチも粋で素晴らしく、諸田監督の演出も冴え渡った名編だと思います。
前編から京介の登場で激しく引っかき回しつつ、ラストは割としっとり落とすのが上手く決まり、その双方で明日夢くんの前進を描いているのも、お見事でしたね。

◆たかしさん
 >あれもこれもさせようとしてどうしてもゴチャつきがちなコラボ回ですが、今回はかなりシンプルで見やすい内容だったと感じました。
スピードルが両作を繋ぐのに絶妙なポジションだったのもあり、割り切った作りがいい方向に転がって、スッキリしたエピソードにまとまりましたね。
 >先輩戦隊を変にキャラ崩壊させたり老害化させるよりかは遥かに角の立たないやり方だったと思います。
ストレートに先輩ヒーローの変わらないヒーローらしさを重視してくれたのは良かったですよね。そういう点で、ここ数話と比べると、期待を外さない形でまとまったところも良かったなと。

◆ぼたんさん
 >子供の象徴としての学校、大人の象徴としての猛士、といった感じで
これまで、学校サイドがあまり掘り下げられていなかったので対比が強くありませんでしたが、猛士サイドが「会社」的に描かれているのは、そのニュアンスが結構意識されていたのかもですね。
 >となると鬼に変身するのはストレートに「大人になる」ことの暗喩でしょうか
大人の中でも、かなり理想的な大人の投影といった印象ですが、そう考えると『響鬼』の場合、抜けた部分もあるヒビキさんなり、明日夢父なり、津村努なり、「理想通りの大人にはなれなかった、けど……」といった視線が強いようには感じています。