東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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5/20付けレス

 本日は『バトルフィーバーJ』感想を書きました。

少年は旅立てるのか

◆chi-chanさん
 >設定では「テング」だそうです(デザインベースは烏天狗)。
成る程、あのクチバシ風味は烏天狗のイメージでしたか。
 >なんか急に『アマゾン』の獣人ムードが漂ってきましたね…。
魔化魍の素材があるすると、一気に怪人ぽくなりますね……ここまでの「擬似的な天災」から「悪意を背景とした改造人間風味」への移行も、テコ入れの一貫なのかもですが。
 >部活問題が解決しない状態に理不尽な暴力という災難を上乗せ
意気込んで部活を始めたのはいいけど、そうそう思う通りにはならない中で、ではどうするのか……という話運びからいきなり逆恨み再びは、今それ蒸し返すの?? みたいな、違和感が出ましたよね……。次回、巧く方向を示してくれると良いのですが。
 >余計に「強さ」と「強がり」を取り違えて彼に「他の人達を心配させないための薄笑い」が張り付いてしまうのでは…。
ヒビキとの出会いが、家の外で、そうしなくていい場所になる部分をもう少し強調できたらまた違ったかなとは思うのですが、そういう明日夢くんのペースを受け入れてくれる場、を優先しすぎた弊害になった面があるかもですね……後あきらぐらいはもうちょっと、正論で殴ってくる期間が長くても良かったのでは……とは思うところです。
 >「ヒーローパート」が順調に味方の強化と人員移動・敵の強力化を描いているのに、「明日夢パート」に
 >「少年のちょっとした変化」くらいしか進歩やこれからの取っ掛かり・伏線がなさそうなのが、対比として問題があるなと。
前半からのネックですが、魔化魍サイドが割とテンポよく強化と変化をし、猛士サイドもそれに対応していくほどに、明日夢パートとのズレが大きくなってますよね……その「歩幅の違い」が意図したところにしても、巧く噛み合っているとはいいにくい感じで。
 >通り魔と化した万引き少年の所業を警察に通報し、彼に何らかの制裁を与える事だったのでは…
省略されたと解釈可能な範囲ではありますが、万引き少年が魔化魍ではないからこそ逆に、社会的にきっちりと制裁されないと据わりが悪いというか、物語としてはアンバランスになってしまってますよね。

◆スーファさん
 >見たかったのは届け先で客が笑顔になって届け屋の良さを知るオレンジだったので期待とは違いました。
トリッキーなエピソードを狙ったのでしょうが、ひねってほしくない部分までひねってしまった感じですよね……その割に、トリックの方もあまり面白くならなかったという。
 >ISAで開発したエネルギーというのは次のロボや追加戦士など何かの伏線かもしれないですね。
私は「そこから餌としての偽情報」ぐらいに捉えていたのですが、この先そう繋げてくるなら、確かにこのタイミングで、仕事の依頼の形でブンブンジャーに繋げたかった、というのは飲み込めますね。
 >あきらだけ水着にならないのは役者さんに対する配慮であったそうです。
ああ、ちゃんとあきらもオフを貰える可能性はあったけれど、メタ的な諸事情から避けられたのですね。
 >あきらをあまり働かせると今回みんなで遊んでるだけの明日夢の残念さが上がっていくのが厳しいですね。
結果的に、なんか明日夢の株が下がる事になったのは、事故といえば事故ですが、もうちょっと作劇に配慮が欲しかったですよね(笑)
 >普段に比べると他の東映作品で見覚えのある場所が多く、予算かスケジュールが既に危うかったこともうかがえます。
敵が妖怪のような存在なので、基本は、山や海のような他界に出る、と積極的なアウトドア路線は映像的な新味も出て面白いところでありましたが、挑戦と計算のバランスを合わせるのは、色々と難しいのでしょうね……。
 >明日夢が再び万引きに殴られたという導入も唐突ですし
前エピソードの津村努と、今回の万引き少年再びはどうにも、明日夢に関して最低限やりたい事を詰め込む為の装置、という感じですよねー。仕方がなかったのでしょうが、物語としての美しさは欠いてしまったなと。