東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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4/6付けレス

 本日は『バトルフィーバー』感想を書きました。

気がつけば4月

◆ヘイスタックさん
 >視聴者がBPOに意見を送り、BPOがその意見を各局に送る、という形態を取っているみたいですね。
詳しくありがとうございます。一部を一般公開している事で、それ自体には問題は無いが、悪意的に利用されてしまう場合もある、みたいなところがあるのですね。そして『ドンブラ』は二ヶ月に一回近いペースで紹介されていたと(笑)
 >エゴス関係無くてもヤクザがナチュラルにカタギを蜂の巣
やはり東映ヒーロー時空は、東映ヤクザ映画時空と壁一枚で隣り合っていて、時々トンネルが繋がるなぁと(笑)
 >シリアスな犯罪集団の黒幕かつ数年来の弟の仇という重要なポジションの怪人が何故、セミなのか。
セミだけに、胴体は空洞なのだ! ぐらいのオチがあるのかと思ったらペンタフォースでさくっと消し飛び、本当になんだったのでしょうね……『百化繚乱』のデザイナー(野口竜)コメントによると、「密輸や密造に子供の興味が湧くかわからなかったので、とにかくセミはわざとらしいほどわかりやすくデザインしたのでは」との事ですが、何故セミだったのか、には残念ながら触れていませんでした(笑)
 >アマゾンは”公”という概念自体持ち合わせない
やはりこれは凄く、面白い設定ですよね。野生児である事が表面上はシリーズ新作としてのインパクトになりつつ、シリーズ従来の基本的前提の一つに外部から疑問を投げかける事で、ヒーロー自体を組み立て直そうとするのは、よく出来ているし、よくやったなと。
 >社会とは完全に断絶しているアマゾンにはそれが”祀り”とは認識できないのが強烈な皮肉
一方、アマゾンの外部では、アマゾンを社会的英雄にしようとするシステムが機能するが、アマゾン自体はそれを拒絶する……と、割とがっちり、日本的な神霊の扱いに関するモチーフが組み込まれる事になっているのも、「原点回帰」を為していて、面白いところですね。
 >シリーズ4作目にして既にここまで踏み込んでいたのには驚かされます。
仮面ライダー》のみならず、『イナズマン』など変身ブームの中で生まれた諸作も含めてなのでしょうが、変身ヒーローをもう一度根っこから組み立て直そうとする意識は、ここまでやっていたのか、と本当に驚きですね。
 >藤兵衛はアマゾンが”私”のヒーローであるという事を理解できず
シリーズの重要キャラである藤兵衛が、この扱いになっているのも、かなり思い切ってますよね……。マサヒコからのドライな反応も、段々と納得で(笑)
 >ギギの腕輪こそがアマゾンのエネルギー源という、普通のライダーで言う所のベルトにあたる存在になっています。
どうも大介、改造の都合で一度「殺されている」感じになってきましたね……。

◆アクションさん
 >不満があった前回から一転、個人的には超満足でした。
脚本家は違いながらも前回の要素もきっちり引き継ぎながら、新メンバー誕生に上手く繋げて今回は面白かったですね! 阿久瀬も生真面目キャラに、ちょっと弾けた感じが加わってきましたし(笑)
 >今作は意図的にゴーオンジャーを再現しようとしてるのかなとちょっと勘繰りしてしまいます。
戦隊名に加え、初期のメンバー構成からしても、意識はかなりありそうな感じですよねー。
 >ブルーとピンクの2人が一緒のメカに乗ってるのを見て、本当に珍しいことをやってるなと思いながら見てました。
遡ると、まだ3体合体だった頃には2人乗りのメカなどもありましたが、確かに近年にはほぼ無かったですし、コンパチ装備システムでの2人乗りは、かなり珍しいかもですね。今作、オマージュを散りばめながらも、決してそれだけではない工夫を入れていこうという姿勢が見えるのは好きなところです。

◆aquapastelさん
 >冨岡さんとは「ドラゴンボール超」など同じ作品への参加もあったので、その縁もあったのでしょうか。
冨岡さんが初戦隊なので、組みやすい人、というのは意識されていそうですが、冨岡さんがあちこちの仕事先で出会った「○○さん、戦隊書きたいって言ってたよ」繋がりなら、それもそれで面白いなと(笑)
 >山口宏さんは勿論ここから参戦する脚本家の皆さんの特色が出た、そんな作品が見られたらいいなと思います。
今回は、イベント回を綺麗にまとめた、という感じだったので、ある程度自由の利くエピソードで、色の出た話も楽しみになりますね。シリアスな作品も書かれていたという事で、今後、色々と脚本間の化学反応が出てくるのも、期待したいです。

◆chi-chanさん
 >「コサックに次ぐオレンジヒーロー」とされるトッキュウ6号・サソリオレンジのキャラ付けにもあるいは…(笑)。
全員ちょっと、「ロールプレイ入っている」といえば入っているでしょうか……(笑) いや、スティンガーは素であれだった気もしないでもないですが。
 >「ブレスレットのミニ弦をかき鳴らす」という設定だそうです。…ピック付きでも良かったのでは(笑)。
まんま、弦のミニチュア、という事だったのですね。シンボル的には、ピックとかあっても良かった感じですよねー。
 >(どうも鬼の変身は獣化的な服が飛ぶ肉体変化の様で、これまでは見えない範囲で服を着直していた模様)
私ここが全然わかっていなくて、今回いただいたコメントでようやく、成る程、と腑に落ちました(笑)
 >どことなく『剣』と被るような、逆張りをしているような。
ブレイド』は今ひとつ、カードと能力の紐付けなどが上手くいっていなかった印象ですが、逆に今作は、一風変わった必殺攻撃やお仕事ヒーローのリアリティの一方で、○○属性みたいなのは、マンガチックなぐらいのわかりやすい見せ方を意識している感じですよね。
 >「普通の少年」の書き方にスタッフが戸惑っているような…。
「一方の主人公」とするには色々と弱いが、でも「主人公の日常パーツでもない」明日夢くんの立ち位置はどこなのか、の部分がどうも作り込みきれなかったのか、理想主義に過ぎたのか、みたいな感じはここまで感じるところですよね……。
 >心なしか新米程ラブ度が高いような…(笑)。
あのシフト表を見る限り、独り立ちして業務上の責任が大きくなるにつれ、それどころでなくなっていくという嫌なリアリティが……(笑)
 >「ぼく、学校でブラバン入ってヒビキさんみたいな感じでパーカッションやりたいです。
さすがに明日夢くんにそこまでは期待しませんでしたが、そういうのを「前後編で描ける」のがヒーローフィクションの強みだと思っているので、今作が敢えてそれを消す中での“面白さ”を、ここから作ってくれる事は期待したいです。明日夢くんの「照れ半笑い」云々は、単純に会話が広がらないな、と(笑)
 >話としてはひとみに決意言えばいいかなのですが
個人的には、今回これは、明日夢くんなりの前進の示し方としてかなり好きで、ラストシーンは気に入っています。

◆電子レンジマンさん
 >「初っ端の発言で言葉選びさえ間違わなければ普通に即OKされていた」という感じに見えるのがちょっと物足りないかなという感じでした。
大也としては、阿久瀬に“格好いいからヒーロー”になってほしかったわけではなく、“格好悪くても理不尽に立ち向かえる男”を見ていた感じで、そこが食い違ったし、阿久瀬自身も自分がこれまで行動で示していた事に無自覚だった、みたいな感じを狙ってはいたのかなと。

◆Gimmickさん
 >演じる松田賢二さんの大人の渋さもハマっていて、格落ちの心配は杞憂でした。
ザンキさんはホント、後のシリーズ作品でレギュラー起用も納得というか、キャスティングが大当たりでしたね。バトル面では苦戦し通しなのに、ちゃんと格好いいし、語られないこれまでの実績や師匠ぶりにも、肯定的に頷ける説得力があって。
 >次の心配は裁鬼さんのフォローですかね(笑)
今回、勢いで死ななくて良かったですが、是非ともフォローが入ってほしいです(笑)
 >雷で服破けて、響鬼は炎で燃えて、威吹鬼は風で裂けて...変身する度に服を消費して裸になるのは斬新ですね。
ああ成る程! 響鬼威吹鬼もイメージエフェクト的なものだとばかり思っていたのですが、あれは実際に服を破壊しながら鬼になっているという事だったのですね。これまでずっと状態がよくわからなかった「顔だけ変身解除」もやっと理解できましたが、ここまでのところ女性の鬼が見えないのは、確かにその辺りの事情もあるのかもですね……。
 >今作の特徴である>顔だけ変身解くの描写は、『ウインスペクター』の竜馬さんを思い起こします。
これやはり思いだしますよね。戦闘後の「疲れたー」とか「やりきったー」感を見せてくるのは今作の鬼らしくていいなと思います。
 >明日夢持田、イブキ香須実に次いで戸田山日菜佳ラインも入れてきて、恋愛の横軸が多いのが意外
「ヒーローと少年」が主軸ながら、割と恋愛関係の要素を入れてくるのは、私も意外でありました。今のところどれも、一方通行な感じは強いですが(笑)
 >観測者が最終的に変身する、という言わば『ネクサス』的展開は避けると明言された感じですね。
この部分がハッキリするまで明日夢が停止中なのが、視聴者に対してもやもやを投げかけ続けるみたいになっていた面があったように思うので、今回はひとまず、かなり綺麗な一区切りにやっと辿り着いてくれたなと良かったです。そしてここからどうなってくるのか、新しい仕掛けを、期待したいです。