東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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3/16付けレス

 本日は『響鬼』感想を書きました。

世界中をかき回す

◆chi-chanさん
 >「登場初期から人間体と怪人体両方を明示し、かつ人間時の衣装がギリギリ普通に街を歩いていても大丈夫なレベルの派手さで済んでいる幹部」
言われてみれば確かに、過去作の幹部キャラは退場回だけ、切り札的に自ら怪人となって戦うパターンでしたね。アポロガイストの見せ方そのものが、“悪の仮面ライダー”に寄せていたのはありますが、《平成》としては『龍騎』を一つの転機に、『ファイズ』以降に繋がっていく感じでしょうか。
 >それ以外は「最初から怪人姿のレギュラー幹部」というこれまた初の試みではあった
キングダークに関しては、後の戦隊シリーズの置物系ラスボスみたいに受け入れていましたが、確かに《ライダー》としては、これ自体が初であったのですね。やはり色々と、長坂さんの降板後も、模索は見える作品ですよねー。
 >これが実っていたら「主役ライダーの恋愛要素」がもっと増えていた…のかも?とちょっと妄想しました
確かに《ライダー》は平成以降も、(色々な理由はあるのでしょうが)主人公は恋愛要素から距離を取る傾向ありますね。さすがにその分、2号ライダー他のサブキャラなどには恋愛要素がある事は増えていますが。
 >『ビルド』のエボルトでもなんかズレる気 がするし
最終盤に葛城父も出てきますが、なんというか、父殺しをやりそうで結局やれなかった話、みたいな印象はあります(スターク師匠モードの時は基本的に転がされっぱなしですし)。
 >これら以外だと実は「親」だけでなく「主人公をライダー化させた存在(変身システムの開発者)」を倒す展開自体が少なめ
殺し(越え)方には様々な表現がありますが、個人的には、『X』の初期モチーフを考えると、目指すところはそういう方向性だったのでは、と思うのですが(なにぶん敵は「神話怪人」ですし)、シリーズとしては意外とやらないですよね……逆にストレートすぎるほどストレートにやった作品もありますが。
 >なんか『マッドマックス』っぽくて怖いですね(笑)。
ギターを弾きながら火を噴く恐竜なのでしょうか(笑) ブンブンも俳優もじりですし、幹部クラスの映画ネタは、ありそうですね。
 >話の枠を広げるためと、暴走族が現在では低迷傾向にあるためですかね。
ああ成る程。下手すると、「暴走族」が子供に通じない可能性……。
 >このダンス映像、三人版と五人版両方作れなかったのですかね(笑)。
作り手もEDダンスは結構メタと割り切っている感じがありますが、本編でまだ打ち解けていないメンバーが満面の笑顔を浮かべて踊っていたりすると、ちょっと勿体ないな……みたいな事はしばしば思うところです。
 >警察がこの事態にどう対応するか、楽しみになってきました(笑)。
巨大ロボが主力商品の《スーパー戦隊》では、半端に触れない方が良いとしてきた要素なのでしょうが、法治組織が関わってくるなら、どう描いてくるのか楽しみですね。

◆kiuixさん
 >問題は仁藤登場後
言われてみると、互いの思い込みや思い違いもあるにせよ、初期の晴人はだいぶ仁藤に対してドライでしたが、きださんとしてはこの辺り、あくまで別々の思惑で戦う路線を貫きたかったけれど、そうはなかなか出来なかった感が強かったんですかね……。
 >香村さんだけでなく他の監督等スタッフや役者さんたちにどこまで共有しきれていたのかな?とは思っています。
周囲に人が増えれば、繋がりが生まれていくのが自然ではありますし、敢えてその流れに逆らうだけのものを晴人が示せていたかというと、そうでもなかったですしね。
 >ドラマ重視の平成ライダーで2号ライダーやサブキャラに囲まれながら主人公が孤独を貫くのは厳しいと思います。
やはりここはちょっと、難しいところでしたよね……昭和ライダーの孤独って究極的には、どんなに「仲間」が居ても、自身が“人の世の理の外に居る自覚”にあると捉えているのですが、改めてそれをベースに考えてみると、ソラの晴人に対する同属意識がもう少しわかるというか、晴人の「孤独」を描く為には、きださんにとってソラというピースが重要だったのかなと。
 >そう思うと、宇都宮Pに早々に却下されたきださんの「サブキャラ無しでもいいですか?」の切実さが沁みました。
ラストまで見ると、冗談でもなんでもなかったのだなぁ……という。
 >Xのチコマコくらいの重みが理想だったのかもと。因みに「約束の場所」は瞬平も良いです。
序盤は、70年代の頓珍漢コメディリリーフぽさがあるなとは思っていたのですが……チコマコぐらいの賑やかしポジション、という意識は確かにありそうですね。
 >きださんのヒーロー観と香村さん中澤監督の手腕、役者さんの演技が最大限活かされた結晶だと思います。
最初の一山でこれが出せたのは、作品としてホント大きかったですよね。
 >今思うと中澤監督はその痛々しさを狙っていたのかなと思ったりしました
この辺り、晴人の「傷を抱えたヒーロー」というのが、役者さんの容姿を活かす形で巧く重なったポイント、になったのもありそうですね。

◆ころさん
 >爆上げだな=ちょっとした冒険ってやつだな
今回の使い方は、ほぼこれな感じでしたよね(笑) 一体全体どういう成り行きで今に至っているのかも、少しずつ明かされていきそうで楽しみです。
 >仲間をちゃんと褒めるところが共通していてとても好感の持てるレッドだと思いました
大也の、無茶もいうけど、自覚的にリーダーやっている姿はいいですよね。押し引きも巧く、増員も含めて、今後のキャラ同士の関係性も楽しみですね。

◆ピンクまさん
 >とにかく情報量の抑制や今後の展開への布石の繋げ方が香村さん並に丁寧かつ鮮やか。
目の前の事を説明しつつ、ちょっとずつ布石を置いておくのはホント、安心して見られる造りでしたね。
 >ほんと仰る通り冨岡さんは5年くらいやってたんじゃないかレベルの戦隊分かってる感が凄いです。
キャリアとスキルの巧さ、というだけではなく、シリーズが今までどんな事をやっていて、どの辺りまでは最初から入れてしまっていいのか、みたいなのが掴めている感じは、ここまでかと驚きでした。
 >この辺で香村さんや金子さんがスポットで入ってくれたらけっこう期待できそうですね。
今後の為も含めて、今年はちょっと、巧くサブライターを使ってほしいですよね。

◆Gimmickさん
 >古怒田健志さんがXで「冨岡さんは以前から戦隊を書きたいと仰っていた」と呟いていたので、気合いが入っているのが伝わります。
おお、そうだったのですね。古怒田さんもホント、機会あればまた戦隊で見たい脚本家です。
 >『ボウケン』大好きなので、今作のプロフェッショナル路線は期待が高まります。
『ボウケン』はプロ路線で上手く行きましたし、今作は役割分担の明確化で得手不得手も作れそうなので、この先が楽しみですね。
 >ピンクが全肯定することで嫌味を打ち消すパワープレイは新しいですね(笑)
一歩間違うと、双方無神経になりそうなところから、ピンクの、そっち進むんだ……は強烈ででした(笑)
 >ギャグオチも、あくまでメイドのチェキを誰も茶化さないことで丁寧に好感度を積み上げるのが巧い部分だと思いました。
極端な話、ギャグで落とすのは誰でも出来ますが、そこから、そのギャグをどう使うのか、がホント巧かったですね。

◆アクションさん
 >トンチキ爆弾感がやばかった2作品に対してさり気なく情報を抑えてしかし後続も作りやすいように・・・
『ドンブラ』『ゼンカイ』が一人の脚本家のワールドが強かったとの較べると、間違いなく巧いだけでなく、既にバリエーションの提示がされているのは、感動さえ覚えるところでありました。
 >作り方で言えば塚田Pと荒川さんと作りに似てるのかな?
パイロット版を見る感じでは割と意識的に、『キラメイ』路線の造りにしようとしているのかな、みたいな雰囲気ありますよね。
 >1人完走も良いんですけど単純に2人以上でPもきっちりと会議して組んだ方が面白いと思うので(ソースはゴーオンジャー)
私も《戦隊》は、3~4人ぐらいで回してくれるのがいいなと思っているので、今作はサブライターの差配も、上手くやってくれるの期待したいですね。

◆ムラマサさん
 >いつも楽しく拝見さしております!
ありがとうございます! 少し余裕が出てきたので、『ガッチャード』もなるべく早く再開したいと思っております。
 >中澤監督の本来コメディを得意とする作風を富岡が上手く汲み取っている感じですね。
今回、初コンビとは思えない相乗効果も出た感じで、中澤監督がライダーに連れて行かれなければ、今後の参加も大変楽しみです。
 >OPの演出は5人バージョンになったら更に映像も良くなりそうで楽しみです!
割と露骨に隙間があるので、5人揃ったバージョンになるのは楽しみですねー。EDは今回、比較的みんな踊れる感じだな、と(笑)