東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/22付けレス

 本日は『X』感想を書きました。

回避しないジャスティ

◆kiuixさん
 >あれだけ主人公側に凶悪さを印象付けておきながら人間体はここまで誰にも見せていなかったのを上手く活かしていますね。
最初からちょくちょく出して人間の姿の印象を視聴者に植え付けつつ、ユウゴの姿では接触した事がなかった、というのは井上敏樹的な仮面劇のテクニックというか、中盤の山場に上手く使ってきましたね。
 >あまりにも地獄への道が善意で敷き詰められすぎな展開
見る側の七転八倒も含めて、大変上手い流れだったなと……(笑)
 >香村さんて絶対アンジャッシュのすれ違いネタ好きだったろうなと思いました(笑)。
私もこのシーンではついつい思い出してしまいました(笑)
 >ビーストも特別強くもなくキャラ掘り下げもまだまだだったこの時期は割を食ってた印象です。
最低限のキャラ付けはしつつも、まだお騒がせキャラ感が強いというか、今作の場合は特に、肝心の晴人が正面から向き合ってくれないと、なかなか物語に入りきってこない感じが出てしまいますね。
 >ノーマル形態では割を食いがちなランドさん
探せばそれなりに居るのでしょうが、格好いい土属性、はなかなか難しいイメージです(笑)
 >凛子を利用しようとは露ほども考えないフェニックスと、最初からそういう方面に知恵を廻らすソラ
交代予定であろう幹部格を対比に用いて性格を特徴づけるのは、フェニックスの使い切りも含めて、手堅くも印象的になりましたね。フェニックスと違う方面での性格の悪さも滲み出て、これからどう転がしていくか楽しみです。
 >恩を受けた相手への感謝とその相手を暴れついでに殺していいと思うことが全く葛藤なく両立する精神構造
ここで、命だけは助けてやる、みたいなのが全く出てこないのは、フェニックス(ファントム)とは何か、の掘り下げとして凄く効いて、前回今回の好きなシーンとなりました。
 >初登場の次の回に出せないというのも販促とストーリー展開のすり合わせは難しいなと思ったところです。
特に前回は戻ってきて早々にタイマーを使いましたし、今回も凛子の命がかかっている状況があったので、気になる流れになってしまいましたよね。今作の場合はおっしゃる通り、割り切ってもいいかな、というアクションを見せてくれる部分の満足度はありますし、それをこの問題への一つの解決手段として用いている節もありますが。

◆只野凡人さん
 >バスターオーレンジャーロボの足の裏側にはレッドパンチャーの足があり、歩いて動き回れるようなデザインではありません。
ああやはり、動きようが無かったのですね。……合体したが最後、一歩も動けずに正面に必殺技を放つしかない、と考えると、結構恐ろしいスーパー合体ですね(笑)

◆電子レンジマンさん
 >23話はやたらサザンオールスターズの曲がかかってるのが印象的でした。
最後しかわかりませんでしたが、他もサザンでしたか。戦隊の邦楽使用だと、80年代には長石監督が何度か、矢沢永吉の楽曲などを用いていましたが、使用料がかかるので基本あまりやりたくないみたいですね(笑)
 >24話はいつもの変態おじさん怪人路線がついに始まってしまいましたが、
バラノイアが、地球の文化に触れすぎたのでしょうか……。
 >丸尾中尉の子供時代(70年代後期~80年代?)と1950年代頃っぽい懐かしの風景があまり噛み合ってないように見える
紙芝居を始め、全体的にそれっぽいイメージ、という方針だったのでしょうが、レトロ空間の横町の風景とか、これはアーケードの飲み屋街なのでは? みたいな感じでしたね……(笑) 

◆ヘイスタックさん
 >「そもそもこの”現実”は本当に”現実”なのか?」と再び揺さぶってくる捻れ具合が実に『アキバレンジャー』。
この秋葉原まるごと、外部の存在に作られた世界なのでは? みたいな可能性もゼロでは無さそうな、本家ではやりにくいタイプのSF的なアプローチが割と好き方面のテーマやアイデアで、思いがけないところで突き刺さっています(笑)
 >どんどん公認の「普通の戦隊」に近付いていくと、まず真っ先に赤木の存在が排除される事になるという(笑)
いったい何者の意思が働いているのかペンタゴン……(笑)
 >英雄/怪物の二面性や善悪同根などヒーロー物としてのテーゼをきっちり描いてくるあたり、実に油断できない番組です。
やはりこの、ヒーロー物の蓄積をただパロディの素材にするのではなく、あくまでその土台を踏みしめた上で物語を展開しているというのが、作品としての足腰の強さになってますよね。だからこそ、奇抜な動きをしても簡単に転ばないというか。
 >赤木は「ダイレンジャーも道士カクがゴーマ出身だった」からとして気にしていませんでしたが
アレ凄くさらっと言っていましたが、完全にダメなパターンですよね……(笑)
 >改めて見返してみると、メインライターの杉村脚本回だと割とバラノイアは基本設定が守られてシリアス目に描かれている
私もこれ、ちょっと意外だったのですが、杉村さんの中では結構、バラノイアに関する描写に一貫性が見えて、引き出すテーマもハッキリして(きて)いる感じがありますよね。……残念だったのはおっしゃる通り、それがどうも他の脚本陣と共有されていない感じな事で。
 >「家族愛を否定している皇帝自身が家族を形成している」
あまり殺伐でドライにすると家族設定の意味が無く、皇帝一家をどう描けばいいのか、は割と露骨にサブライター陣が困っている感じは出てしまってますよね……。最序盤に設定関係のちぐはぐさが見えていたので、初期設定の混乱を引きずっていた面もあったのかもですが。
 >「徴発」ならば強制とはいえ一応は対価が支払われる筈なので、一方的に奪っていくだけなのは、もはや「略奪」なのでは(笑)
確かに(笑) 被害者のシャワーがとても長くて助かりましたが、連日のスキャンダル案件に、超力戦隊機密費が今日も消えていく……。
 >二人羽織り合体という合体方式を考えると、身動き取れない方がむしろ正しいですからねぇ。
そそのかされて勢いで合体したけど、思った以上に、やるかやられるか、二つに一つ……!

Beniさん
 >番組の方向性に迷い始めているなぁという印象ですが、女性陣もさることながら隊長の水着がすごいと思いました。
感想の中で言及するタイミングが無かったのですが、力強いブーメランスタイルでしたね(笑)