東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/9付けレス

 本日は『V3』感想を書きました。ライダーマン登場で一気に要素が増えて、ちょっと長め。

ショーは待ってくれない

◆Apさん
 >こんなところで『され竜』ネタを見るとは……(原作、そろそろ終わるらしいです)
すみません、実は、タイトル格好いいな……と昔から思っていたものの、ちゃんと読んだ事は無かったり……。
 >晴人は折れないヒーローではなく折れることが出来ないヒーローというのがライダー主人公として面白いかっこいいです。
えらくメンタル強い主人公だな……から、背景をしっかり掘り下げて、この晴人なりの主人公としての在り方を見せてくる流れが、説得力を伴って綺麗にはまりましたね。
 >思えば5話のコヨミの回想も、目の前で死のうとするコヨミが怖いから必死でキラキラした言葉をかけた部分があったのかなと……。
格好良さと裏表の、どんどん約束を積んで皆の絶望を背負ってしまう体質がどうなっていくのか、不安もありつつ物語の先が楽しみです。

◆スーファさん
 >この前後編の数日前に主題歌シングルがリリースされていて、10月中旬という歴代でもかなり早いリリースとなったそうです。
成る程、そこを狙った感じもあるエピソードだったのですね。割と好きな主題歌ですが、改めて歌詞を確認して冒頭がmagicとかけた「本気か」だった事に軽い衝撃を(笑)
 >秋田に帰れば安全という前提で話が進むのはちょっと謎でした。
ヒーローの居ないところに帰った方が良い、というのはちょっと不思議でしたよね……ファントムが力を発揮できるのはワイズマンの魔力が及ぶ範囲内、みたいなのがあるのかもですが。基本的に、組織力は微妙そうであり(笑)
 >今回見返していて情報の初出がゼロ課であることに気づいたので、省略されただけで説明でもあったのかもしれません。
ゼロ課的には、半年間でファントム絡みと思われる事件(目撃情報)が東京方面だけ、みたいなデータは持っていそうですよね……今作この辺り、現代的な理由付けを物語に組み込もうとして、ちょこちょこ微妙になっているところはある感じですね。

◆kiuixさん
 >宇都宮Pもこの作品は「くるくる回っているところをお見せしたい」のが一番みたいな仰り方をしていたのを思い出しました。
このぐらいの時期から《ライダー》で強まってくる、「アクションを見せる」というよりも「フォームと必殺技を見せる」傾向があまり好きではないので、今作のくるくるアクション重視には、見事にはまっております(笑)
 >フォームチェンジも現状色違いの戦隊メンバーみたいになっていたことがフィギュア等商売的には・・・
現代異能バトルとして見ると、属性色違いのスッキリしたフォームチェンジは割と好きなのですが、確かにこの頃のライダーとしては地味かもですね……。ソードガンは、本編でもやりましたが、二丁構えたくなるいいデザインだな、と(笑)
 >怪人との相性もあまり関係ないしゲートの命に直結している分、気になる人は気になりますね。
『アギト』なんかもでしたが、通り魔パターンではなく、標的の命そのものに狙われる理由があるパターンは、こういうところは難しくなりますよね……。
 >どちらも細かい段取りや目配りより「今ここで描きたいことに全力集中、細けえことは気にするな、もしくは察してくれ」
きださんは、昭和ヒーロー的な外連味や勢いが好みという話を何かで読んだ覚えがありますが、変身ヒーローの原点への意識を感じる今作では、それ良い熱量になる時と、若干すっ飛ばしが気になる形で出る時とある感じですね。
 >宇都宮P曰く「本心を見せないように見える演技は子ども番組では難易度が高い」とのことで木崎役の川野さんの演技も褒めていました。
一緒に仕事した事もある過去作レギュラーを持ってくる事で、嫌われる可能性もあるハードル高めの芝居を求められて、木崎は良いスパイスになりましたよねー。

◆電子レンジマンさん
 >最初期の風見志郎がそのまま変身可能になってしまった感じのこじらせ系ヒーロー
風見志郎ではやれなかった事を、結城丈二で改めてやりつつ、志郎の格好良さも引き上げられているのが、凄く上手いアイデアになっていますねライダーマン。この勢いで突っ走ってほしいところです。
 >(方針が違うヒーローが複数出てくるのはちょっと平成ライダーっぽいムードでもありますね)
シリーズとしては、2作目で既に雛形となる事をやっていたのは、今見ると驚かされますね。
 >微妙に気の抜けたSEや伸びる首、地を這っての高速移動など面白げな雰囲気がありつつけっこう残忍なカマクビガメもなかなか魅力的です。
攻撃の見た目はやや間抜けながら、どれもしっかり有効で結構強く、落ち着いて見ると造形もよく出来ていて、いい怪人でありました。