東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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9/1付けレス

 本日は『ブレーザー』感想を書きました。

なんなんじゃニンジャニンジャ

◆aquapastelさん
 >最後が必殺技とかを特に撃つわけでもないただのカクレンジャーと大魔王の押し込み合い
アプローチそのものには面白さは感じたのですが、そこで持ち出されたテーゼにカクレンメンバーが向き合うわけでもなく、そもそも今作、活劇路線だったのでは……? とか、最後まで宛先不明の『カクレンジャー』でしたね……。
 >やはり一番引っかかったのはさも普遍的な教訓のように語られた「怒りや憎しみを外に出さないようにすることが大事」
正直『カクレンジャー』、後半は適度な距離を取った感想で終わらせようと思っていたのですが、最終回にしてねじ込まれたこれは、ちょっとあんまりでしたよね……。
 >怒りや憎しみという感情は負の感情として悪いイメージを持たれがちですが、相手を大切に思っているからこその感情
幾ら作品個別のテーマとしても、誰もが手の届くところに持っている「怒りや憎しみ」とは何か? について全く向き合おうとしないまま、ただ「悪いものなので封印!」としたのは、あまりに乱暴でしたよね。せめて最終決戦3話使って、そういった負の感情をサスケ達がどう考えるのか、ぐらいは描いてほしかったところで(そこに結局フェードアウトした少年ゲストを絡めるとかもやりようはあった筈で)。
 >その軽いノリがハマった話も無くはなかったものの、この路線の作風に限界が見えた、という感じの一作でした。
結果的には今もシリーズが続いてはいるのですが、杉村さんに1年ぐらい、休みは出せなかったのか、とはどうしても思うところですね……。
 >次作「オーレンジャー
本放送を見ていたので、これまでの配信では一部エピソードで盛り上がるだけにしていたのですが、この機会に再視聴して、感想を書いておきたいかなと思っています。

◆電子レンジマンさん
 >最終回になっても三神将の言いなりの駒扱いだったカクレンジャーの皆さんの残念感はなかなかでした…。
やはりこの、ヒーローが受動的になって、主体性が損なわれるのは、残念ですよね……。特に『カクレン』は神の指示の存在が大きい作品でしたし、最終回はもっと自発的な行動を見たかったところで。
 >本作同様メンバーの個性薄め+敵も途中から妖怪と似たような変態人間路線になったりなど作風はどんどんよくわからない感じに
オーレッド大好きで『オーレン』初期のテイストは結構好きなのですが、路線修正が入り始めた中盤以降に関しては、正直うーん……な記憶が強いところです。その辺りは次の配信で改めてどう感じるか、見てみたいなと。
 >この2作品は番組作りにおける作り手の体力の限界を感じます。
この時期、10年以上続いているシリーズの新たな切り口を試行錯誤をする難しさは相当あったのでしょうが、杉村戦隊としては3年目になって、かなり疲れと限界が見えてしまった感じでしたね。

Beniさん
 >お城イメージの無敵将軍とか、凝った妖怪のデザインなんかは、すごく好きなんですけども。
私も無敵将軍のデザインは凄く格好良くて好きですし、『パワーレンジャー』との兼ね合いもあったようですが、妖怪怪人で新機軸を打ち出そう、というデザイナー陣の意識が強く見えて、怪人のデザインは凄く良かったですよねー。
 >後年、シンケンジャーが発表されたときは、お城デザイン使っちゃったけどロボどうするんだろう、と心配した程度には。
……『シンケン』は、凄く、斜め上に飛びましたね……。
 >全員忍者より、1人だけ忍者が混ざっている、の方が際立った個性になっておもしろいのかもしれないな、などとは思うところです。
後の『ハリケン』や『ニンニンジャー』でも感じましたが、全員忍者、ってかえってちょっと大人しくなるところありますよね。
 >この最終盤になって本人がやり出す悪事が、ベビーカーを蹴飛ばすだったりする大魔王様の絶妙な小物感は、割と好きです。
インテリメガネなデザインはラスボスとして面白かったですし、殴り合いの能力が微妙だったりする辺り、もう少し、搦め手から攻める方向でこそ持ち味が発揮できたのかもですね大魔王様(笑)

◆スーファさん
 >とりあえず妖怪が全員生きていてよかったです。
割とみんな、魔界で楽しそうに(?)やっていましたね。妖怪デザインの面白さを押し出してくれたのは、今作の良かったところで。
 >そうなるとニンジャマンは毎週のように怒り爆発していてどう考えても怒りの化身なので
そ、そういえば、身内に居ましたね、怒りの化身……(笑) そう考えると、最終回にニンジャマンがほとんど動かなかった理由がなんとなく察せられるような……。
 >なので、最終話の理論で言うなら封印すべき存在なのですが、そういえばゴーカイでも封印されていましたね。
そして、見事に封印(笑) 『ゴーカイ』の時期になると作り手も、ニンジャマン勿体ないな、という視点があったのでしょうね。
 >ニンジャマンは怒りっぽい未熟さを最終話のテーマに繋げられたはずですし
かなり実験的なキャラではあったのでしょうが、三神将サイドともカクレンサイドとも繋げられ、テーマ的な補強も可能そうだったニンジャマンの扱いが、今見るとホント勿体ないですよね……後のシグナルマンやゴセイナイトに繋がった、とはいえるのかもですが。
 >戦隊シリーズとしては、ほとんどの怪人に最期の言葉があったのが面白かったです。後の作品に繋がる要素だと思いました。
言われてみると確かにこれ、断末魔ギャグのはしりだったんですかね。

◆ジュピさん
 >個人的にカクレンジャーには芯となるテーマがはっきりしない作品でした。
そうなんですよねー。『カクレンジャー』、道を逸れたとか飛び出して事故ったというよりも、どこを走っているのかわからない、感じの作品だったなと。
 >あの回はカクレンジャーのテーマを捉えてまとめるのに苦戦していたように感じました。
『ゴーカイ』視聴時は今作未見だったので、改めて『ゴーカイ』カクレン回の感想を確認してみたのですが、「良い心と悪い心、最後にどっちが勝つかは自分次第だ!」で何とかしようとしていますが、掘り下げが無くて跳ねない、のは見事に本編と同じ感じになってますね……。
 >今週配信終了する仮面ライダーフォーゼの次が仮面ライダーウィザードならそこでも香村純子さんの脚本が多く見る事ができます。
お、『フォーゼ』が今週で終わりですか。『ウィザード』は長く宿題になっているので、配信あるようなら、見てみたいと思います。

◆アクションさん
 >特にドラゴの水を飲むシーンで一気にハマって巨大怪獣特撮の良い部分を出しつつ、キャラ回としての面白さもあり、
人類の営みとは別の、巨大生物としての存在感は良い怪獣でしたね。キャラ回としてもだいぶノリが良くなってきましたし。
 >ブレーザーの槍の大喜利も楽しめました。
ああ、あれは既に、大喜利……(笑) ブレーザー槍投げは、基本が格好いいので、アレンジが面白く見られるのは、いい技になっていますね。
 >防衛隊の情報規制のやり方とかも色々と分かって総集編嫌いな自分としてはまだ楽しめた方です
そういうの触れてましたか……世界観の補強としては、チェックしたかったのですが。