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旅立ちの時が来た

忍者戦隊カクレンジャー』感想・第23-24話

◆第23話「電撃!!白い怪鳥」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:杉村升
 珍しく、男たちがいいところを見せて鶴姫の誕生日が祝われ、思わず涙をこぼす鶴姫。
 何故なら、


 「みんな、聞いて。私は、代々忍者の家に生まれ、子供の頃から、忍びとして育てられたの。忍びは、人知れず修行し、人知れず戦うものと教わったわ」

(ハルカ/『光戦隊マスクマン』第12話「挑戦!忍びの誇り」(監督:東條昭平 脚本:曽田博久))

 ……みたいな鶴姫の殺伐とした幼少期が語られるのかと身構えたらそういうわけではなく(ゼロでは無さそうですが)、最初はチームワークもへったくれもない素人忍者集団だった5人が、今では血で刃の乾く暇なき妖怪始末人として家族も同然の繋がりを持つに至った事に対する感涙なのであった。
 と、ん? んん……? そう、だっけ……と若干首が傾き加減になりますが、まあ鶴姫がおっしゃるならそうなのだろう! とやや強引にカクレンジャーの現在地を確定させる力業。
 物語もそろそろ折り返し地点となり、これまでの積み重ねを基にカクレンジャーの成長と現在地を確認する事そのものは良いと思うのですが……残念ながらカクレンジャ-、
 一,最初期の頃より、どちらかといえばメタ的なギャグ配分の都合で急にふざけたノリを見せる事はあっても、妖怪退治そのものを放棄した事は基本的に無い。
 二,忍者のDNAに目覚めて間もなく、これといった試練もなく「奥義」を修得してしまう。
 三,2クール目に入る辺りから急に「正義のヒーロー」を振り回し始めるが、特にそこに至る劇的な転機があったり、心情の変化が掘り下げられたわけではない。
 四,日常生活における5人の友好関係の深まりはさして描かれていない。
 五,これといって、価値観の衝突など人間関係の起伏があったわけでもない(せいぜい、鶴姫と巨大セイカイ回ぐらい)
 六,割とメンバー同士の横の繋がりが薄い。
 と、話の積み重ねも成長曲線もちぐはぐなので、確定させた現在地への説得力が著しく不足。
 5人の友好関係に関しては、命がけの旅路の中で気がつけば自然と……な部分は当然あるだろうにしても、その“気がつけば自然と感を面白く描けていたわけでもない”ので、であればそれなりに、劇的なイベントが必要であったろうな、と。
 当時の尺の短さもありますが、ドタバタオチは定型的なものに終始して個性の強化に繋がらず、サスケがリーダーシップを取ったり時々やたらシビアな判断を見せる事に対する皆の反応とか、忍者としてのスタートラインの違いからやや異物感のあったジライヤを受け入れるくだりとか、当初見せていた鶴姫のスタンスの差とか、そういった要素を軒並み、描写せずに“なんとなく”で済ませてきたツケが、ターニングポイントを前にまとめて精算するには、あまりに大きな額面になってしまいました。
 スタッフとしては、サスケが別行動を取った小豆洗い回を重視していたのかもですが、あの回も、当初は及び腰に見えたサスケが、後から「保険として残った」みたいな事を言い出すと、万事解決したのでそれ良かった、みたいな形で凄く半端に片付けられてしまいましたし……立ち上がり、設定にしろ作劇にしろ冒険してきた一方で、「今作においてヒーローをどう描くのか」について、徹底しきれなかった面があるなと。
 鶴姫は、メンバーに仲良しの印としてプロミスリングをプレゼントして5人の結束をアピールし、当たり前のように出てくるも全く知らなかった(最初、ミサンガかと思いました)のですが、単に私の知らない文化なのか、これも当時の流行り物だったりしたのか(※ミサンガと同じ物を指すとの事)。
 鶴姫にプロミスリングについて教えた姉弟が猫丸を訪れて、皆で楽しくケーキを分けよう、としたその時、海の中から飛び出した妖怪・海坊主がケーキを台無しにすると少年をさらっていき、少年は突然の石化。
 海坊主は次々と子供を石に変えていき、これはあれか、大サタン様出てくるやつ……? と思ったら本当に術式が発動して街の中心に巨大なドクロビルが屹立し、アバンタイトルで魔界から大妖怪エネルギーを注ぎ込まれ、黒バラを口に咥えて現れたジュニアは大魔王召喚ライブをスタートする。
 「名付けて、貴公子ジュニア・オン・ステージ!」
 下忍軍団の喝采を受けながら、バンドの演奏に合わせてジュニアはテーマソングめいたものを歌い出し…………完全に、黒ミサです。
 そのまま、1分20秒ぐらい歌い続けるライブシーンに突入し、今回クライマックスで明かされるジュニアの妖怪ネームが、劇中歌の歌詞でバッチリ強調されているのは、それで良かったのでしょうか(笑)
 なお、なんとなく聞き取れる歌詞における妖怪の扱いは、作品初期に強調されていた日陰者の悲哀路線で、どうせだったら今作1クール目、当時『ブルースワット』参加中だった扇澤延男をゲストに招き、妖怪を通して強烈にアウトサイダーの孤独を抉ってくる1本とかやってみて欲しかったな、と妄想します。
 ジュニアの元へ乗り込もうとするカクレンジャーだが、妖怪海坊主のテトラポット爆弾に妨害されている内に、ジュニアの歌を聴いた子供達が次々と石化し、術式はどんどん強化されていってしまう。
 「許せない! みんな!」
 子供たちを救う為、怒りのスーパー変化するカクレンジャーだが、海坊主には刀も手裏剣も通じない。レッドがスライサーから火炎旋の術を叩き込むとようやくダメージが通って、海坊主は巨大化。
 今回は急いでいるのでさくっと無敵将軍になるカクレンジャーだが(本来はむしろこういう時こそ、別行動可能なファイターの使いどころですが……)、必殺の火炎将軍剣をあっさりと受け止められてしまい、あまりにも無理矢理な苦戦。
 カクレンジャーの攻撃が一切通用しなかったならまだしも赤の攻撃はだいぶ有効でしたし、弱点:火炎属性、と納得しようとしていたら火炎将軍剣がいきなり効かず、これまで数々の妖怪を瞬殺してきた無敵将軍に対して、ポッと出の傭兵妖怪なのもバランスが悪く、戦闘の説得力が全く生まれません。
 「駄目だ、このままでは忍者合体が破られる」
 更にドクロビルからドクロビームが放たれ――せめて不意打ちでこちらが先に当たるとかしていれば印象はだいぶ違ったのですが――無敵将軍の術は解除。
 力尽きて地面に転がり、巨大海坊主の昆布剣でぺちっと潰されそうになるサスケ達が、必死に伸ばしたそれぞれの手を重ねたその時、別にそれとは全く関係なく、突如として飛来する、白い怪鳥・ビィッッッッグワン!
 怪鳥ビッグワンもといツバサマルの攻撃に海坊主がたじろぐと、続けて風雲マボロシ城が出現して本物の無敵将軍が起動し、正直、出てこなくなってからエピソードの構造が幾分すっきりしていた三太夫が、第5話以来で登場。
 「そんな……忍法を使ってないのに出てくるなんて……どうなってんだ?!」
 サスケは無敵将軍の出現に一人だけやたら大袈裟に反応し、ここに焦点を合わせていきたいのはわかるのですが、そもそも今まで、サスケは無敵将軍をどういうものだと認識していたのか……。
 巨大獣将になってから変形合体のプロセスを経ているので召喚して乗り込んでいたつもりとは思いにくいですし、第1話からの成り行きを考えれば忍者合体をした時だけ存在するものと捉えているのも無理がありますし、ここでも、なんとなく、て処理していたツケが顔を出す事に。
 「みんな! 無敵将軍も、ツバサマルも生きてるけんね」
 「三太夫!」
 「……今生きてるって言ったな! どういう意味なんだ?!」
 食ってかかるサスケを無視した三太夫の指示(三太夫の指示……)で超忍者合体が発動すると、一度分離した無敵将軍の腕と胴体の間に、背中にくっついたツバサマルの翼部分が挟まって、前方にツバサキャノンを向けた、スーパー無敵将軍が誕生。
 「見たか、ウミボウズ。これがスーパー無敵将軍やけん。行け、スーパー無敵将軍。その木偶の坊を、木っ葉微塵にするんよ」
 「無敵キャノン・一斉射撃」
 三太夫の命令(三太夫の命令……)に応えてキャノンが火を噴くと、サスケ達を完全に事態から置き去りにしたまま、海坊主は呆気なく大爆死。
 無敵将軍とツバサ丸が姿を消すと、高笑いと共に地上に降り立ったジュニアがドクロの姿に変じ、どうやらジュニアとは既知の間柄らしい三太夫により、ジュニアの正体は、凶悪無比の妖怪幹部・ガシャドクロと判明。
 「祈祷は完了したわ。我らが大魔王様が甦るのは時間の問題よ。見るがいい!」
 ドクロビルの壁面に封印の扉が浮かび上がり……それが開くまで、約一ヶ月、かかるらしい。
 封印の扉が開き、カクレンジャーの先祖が封じた大魔王が此の世に復活する時、地上の生きとし生けるもの全てが滅び、妖怪天国が完成するとジュニアが宣言して、さすがになぞなぞコーナーは無しで、つづく。
 溜めてきたツケがいよいよ支払い不能になってきた今作、予告を見るに、自己破産してやり直そう、みたいな勢いさえ漂っていますが、これまでも仙人系ジョーカーであった三太夫が“奇跡の代行者”として再登場すると、カクレンジャーが関与しないまま強化合体が発動して強敵を消し飛ばす唖然とする展開。
 サスケが繰り返し三太夫に食ってかかる事から、ではその無敵将軍とは何者なのか? と「無敵将軍の謎」をキーワードに浮上させる事で展開の根拠を作ろうとしてはいるのですが、これまで一度も無敵将軍に焦点が当たった事が無く、巨大ロボとしても、獣将ファイターの投入により毎回登場するわけではない存在感が災いして、いきなりそんな事を言われても感が強烈。
 無敵将軍、俺たちの巨大ロボでも無ければ、頼れる守り神でもなく、これまでずっとカクレンジャーにとって“必殺の忍術”でしか無かったので、今回急にサスケが恋する女子高生のように興味を燃やし始めても話の芯にするのはあまりに幹が細く、これもまた、序盤にてきとうに奥義を修得させてしまったツケとなっていて、全方位にツケだらけで辛い。
 次回――果たしてサスケ達は、このま主役を剥奪されてピンチになると無敵将軍に助けられる係になってしまうのか?! なんとビックリ、ちょうど同期の作品に、宇宙からプラチナムお父さんが来たのが約2週間前だ!
 次回――第一部完結編。
 「許さねぇ! 許さねぇぜ妖怪野郎!」
 「シルバニックギア、それを付けて、おまえはハイパーサスケとなるのだ」

◆第24話「あァ 一巻の終り」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:杉村升
 「は、冗談じゃねぇ……石にされた子供たちを放って逃げろってのか?!」
 「俺たちはカクレンジャーだぜ?!」
 「子供達を、平和を守るのが俺たちの仕事じゃない!」
 「みんな力を合わせれば、絶対勝てる!」
 「……三太夫! 私たち命を賭けて戦ってみるわ!」
 三太夫の制止を振り切り、鶴姫の号令を受けて貴公子ドクロに挑もうとするカクレンジャーは、まずは召喚されたくノ一組を相手にダッシュでスーパー変化。
 絶望的な強敵を前にカクレンジャーの覚悟を示す戦いとして、盛り上がる流れを作っての主題歌バトルとなり、ジュニアには勝てそうにない以上、くノ一組の存在もカクレンジャーの見せ場を作る前座として上手く機能して、黒のボウガンと青の水鉄砲と、微妙に機会のなかった個人武器も使用。
 くノ一組をそれぞれタイマンで撃破するカクレンジャーだったが、妖怪パワーで巨大化した貴公子ドクロに一蹴され、変身解除。
 「俺たちの力は、こんなものなのか……」
 石となった子供たちの悲鳴を感じながらも、立ち上がる事のできないサスケだが必死に印籠に手を伸ばし……
 「……負けるもんか……子供達を助けるまでは……!」
 と前回に続き子供の為に戦うヒーロー像を強調するのですが、作品としてはそれなりに子供ゲストと絡んでいたにしても露骨すぎる上に、こうした作劇は2年前の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』が第1話から徹底して貫いていたので、どうしても付け焼き刃の二番煎じに見えてしまいます。
 カクレンジャーにトドメを刺さずにライブ会場に戻った貴公子ドクロが、冥土の土産を見せてやると妖怪シンセサイザーをかき鳴らすと、ドクロビルを中心に結界に包まれた大地が浮上して、封印の扉を守る天空ドクロ城が誕生。
 「ははははははは! わーははははははは! 人間をみんな石にしてやる!」
 結界内部に取り残された人々は増幅されたシンセサイザーの音色により次々と石と化し、絶望の中、意識を失ったサスケたちは三太夫の手により幻城の中へと回収される。
 そこで5人が見せられたのは、この世を治める(誇張した表現だと思いたい)関東忍者会のトップ3――無敵将軍・ツバサマル・カクレ大将軍のオブジェ。
 「今を去ること2000年前、この地上は、人間と妖怪の戦いに明け暮れていた」
 妖怪軍を率いる大魔王に対し、人間軍を率いていた三人の賢人は、人類の殺意を大幅に高める技術――忍術を生み出す事で妖怪を地の底に封じる事に成功。その後、三賢人の魂は三神将となり、時の忍者に手を貸す事で、復活を目論む大魔王を押さえ込み続けていたのだった。
 「じゃあ俺たちはカクレ流忍法で無敵将軍を出してたのか」
 ……これといって認識が変わった気がしないのに妙に納得しているサスケ、どうも前回は「忍法を使っていないのに出てきた」事に驚いていたのが、生きているので勝手に出てくる事もあると知って納得したようですが、サスケの中では変形合体がどういう処理をされていたのか理解が難しく、予想通り「無敵将軍の謎」が次の展開へのステップにはなっているのですが、その謎の強調そのものは、強引極まりなかった事に。
 「天界で眠る無敵将軍を呼び出す術やったというわけよ」
 人柱を五人捧げて……? みたいな気持ちになりますが、それはそれとして今のカクレンジャーはカクレ流の奥義を究めているとはいえず、大魔王に勝つべくもない。
 三太夫は、ツバサマルの象徴する「心」・カクレ大将軍の象徴する「技」・無敵将軍の象徴する「体」、「心技体」を揃える事でトップ3に認められよ、と極意の巻物5本を手に入れるように告げ、立ち上がりに色々思惑はあったのでしょうが、今作ここまで全く無視されてきた「試練」の要素が改めて提示される事に。
 肝心の巻物は2千年前の戦いで行方不明となっていたが……
 「だがどうしても見つけなくてはならんけん。それも後ひと月の間に。大魔王が地上に姿を現す前にな」
 「そんなの無茶だって! どこにあるかもわかんねぇのに!」
 突然戻ってくる、1クール目のサスケ。
 「諦めたら人間の負けやけん!」
 だが三太夫の一喝から、石化した人々が死んでもいいのかと問われると瞳に闘志を取り戻し――最初から一定のタイミングでこういった仕掛けによるメンバーの羽化を予定していたのか、或いは路線修正の荒波の末に辿り着いたのか――どちらにせよ2クール目の描写からはスムーズに繋がっていないのですが、初期の作風~緩やかな変化を経て、こういった転機で一気の飛躍が綺麗にはまっていれば、より劇的になった可能性はあったかな、と。
 ……とはいえ1クール目のノリは個人的には厳しかったので、やはり1クール目から2クール目に入って路線修正が入ってきたところで、“いずれ大きな転機へ繋がる(りそうな)小さな転機”が一つ、劇的に欲しかったところです。
 「いいか。これはおまえ達の試練の旅でもある。行け! カクレンジャー!」
 急に長官ポジションみたいな事を始めた三太夫は忍術で5人を通常空間へと飛ばし……
 ●ぐっと歴史を遡る戦いの因縁
 ●人知を越えた存在とされる巨大ロボ
 ●強化の為に与えられる試練が如何にもRPG的なクエス
 と、杉村戦隊としての原点回帰とはいえますが、凄く露骨に『恐竜戦隊ジュウレンジャー』寄りの作りに。
 そこから、バラバラになっての巻物探しに弱音を吐くメンバー、というのは前回を布石にしつつ“今作らしさ”として気を吐いた部分ではあり、根本的なところで“公の大義の為に戦う理由”が弱く、“公私の綱引き”が特に発生していなかったカクレンジャーを一つの転機に立たせるにあたって、
 なぜ戦い続けられるのか?
 といえば一つには、「今みんなで居る時間が好きだから」“なんとなく”の山の中から引っ張り出して、現在地から次のステージへジャンプする為の足場に設定してみせたのはアクロバットに決まり、これはシリーズ過去作にはあまり見られなかった要素にして、今後のシリーズ作品に影響を及ぼしていそうな要素でありましょうか。
 鶴姫の覚悟にサスケが続くと、5人はそれぞれのソロクエストに挑む旅立ちを決意して手を重ね合わせ、バラード調の挿入歌をバックに名(迷)場面集を流して、旅立ちを前に今までの旅路を振り返るというのは、上手い趣向
 「これはカクレ流忍法の極意を手に入れる為だけの旅じゃねぇ。俺たちに与えられた、試練の旅なんだ。――心の底から、戦士になる為のな」
 そうだ戦士には、個人的な感情なんかいらないんだァァァァァァッッィ!!
 サスケの危険な発言から何かが目覚めそうになりつつ、スクラムを解いた5人はEDインストに合わせて夕陽を背にそれぞれの道に向かって歩み出し、渡辺監督の演出によるブーストが、かなり光る一本でした。
 (((((シーユーアゲイン、マイ・カクレンジャー)))))
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 講釈師「これにて! 『忍者戦隊カクレンジャー』第一部の、終了であります。来週からは、装いも新たに、立派に戦士として成長した、サスケたち5人が繰り広げる、『忍者戦隊カクレンジャー』第二部、<青春激闘編>の、スタートであります!」
 え? 個人ミッションはスキップされるの?! と思ったら予告を見る限りではそうではないようで、ホッとしました(笑)
 溜まりに溜まったツケを「第一部だった」事にする実質的な自己破産なのではこれ、と思う第一部完でしたが、果たして、主役剥奪を辛くも逃れたカクレンジャーをここからどう再建していくのか、スタッフの手腕に期待したいと思います。