東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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更新とレス

 久方ぶりに、感想まとめを更新。
 ■〔『高速戦隊ターボレンジャー』感想まとめ4〕
 はるな軍曹が誕生し、相撲が行われ、俺たちの夏休みは今日だけな『高速戦隊ターボレンジャー』 第20話~25話。割と作品が安定していた時期かなと。
 本日以下、レスのみとなります。

軽さと重さ

◆ヘイスタックさん
 >敵も味方も緩く軽くふざけたノリをしてはいるものの、だからといって特に何か面白い事を言ったりやったりするわけではなく
どうもこう、ノリの軽さやジョークが個々の単発に終わって、作品としてのカラー&面白さに上手く繋がってないですよね。講釈師が、時々面白いけど本編とは連動しない面白さなのも、アドリブ強いと聞くと納得するところで。
 >結果ヒーロー物としてもコメディ物としても微妙になってしまっているのが辛い所ですね。
今作立ち上がりを見ると、後の『カーレン』が表向きは思い切りギャグに振りつつ、芯の所で「ヒーロー」を損ねないように気をつけて作っていた理由がなんかわかりますね……。
 >その弊害として怪人が碌に画面に映りさえしない、というかつてない程に酷い扱い
巨大怪人に存在感がない→クライマックスバトルが盛り上がらない→国民パワー結集が跳ねない、とラクレス/バグナラク問題が見事に悪循環を生んでしまい、早めになんとかしてほしいところですね……個人的にはとにかく、怪人の活躍に飢えていて(笑)
 >これならいっそ『ジャンパーソン』や『ボウケンジャー』のような複数組織並行タイプにして
あー、悪のラクレス怪人軍団とかあっても良かったかもですね……実際、バグナラクが本当に復活したのに、よその侵略計画進めている余裕あるの? という疑問があって、「こんな時の為に……」とか謎の戦力を持ち出してくるのは、ありだったかもですね。
 >あとラクレスは名前がヘ”ラクレス”オオカブトから来ているので、その内カブトムシの戦士に変身するのでないかと思います。
ああ成る程! これは是非、一度奈落の底に堕ちて、虫人間として帰ってきてほしいですね……。
 >他3人の節穴疑惑が更に深まりましたが、今後この辺の事に関してフォローはあるのかないのか…
各国の王をそれなりに尊重しようとするなら、ここ割と、最初の地雷ですよね……。フォローの入れ方が下手だと、何それ感が凄く出ますし。
 >ラクレスからの勧告があった時は「あんた何やらかしてんだ!」と詰め寄ってハッキング対決
あれは恐らく、じゃれ合いの意図なんでしょうね……総長がなんかやらかしたっぽいのにかこつけて喧嘩を売り、叩きのめされて敗北する事で総長最高! みたいな感じなのかなーと。
 >一昔前のCG映像でよく見られた本末転倒状態に2023年にもなって陥ってしまっており
ロボットアニメの文脈を取りこもうとして上手くいかなかった『ゴーバス』前半みたいな感じで、《スーパー戦隊》としては新しい試みでも、外に目を向ければそうでもない部分での見劣りが目立ちますよね……だからこそ自前の経験値を、というのはわかるにしても。

◆Dさん
 >「シュゴッダムの実質属国であり、貧しい国だった」「それがヤンマの代で改善された」
台詞の説明は私もうまく圧縮されていたと思いますが、この辺りもうちょっと、ンコソパのテクノロジーに驚くギラ、を多少くどくなっても強調しておいても良かったかもですね。そういった部分はなるべく映像だけで示したい路線なのでしょうが、現代文明ちょっと未来、ぐらいな感じなので、これで大きな力を得た感(クライマックスの布石でもある)がちょっと弱かったなと。
 >面子を重んじるヤンキーと言う形で出力されてはいますが、つまり2話は「国王が頭を下げると言う事は、
 >実質属国の扱いに逆戻りすると言う事」「それを国民を良しとはせず、独立独歩を選ぶ」と言う話
第2話の引っかかりを上手く言語化できなくてちょっともやもやしていたのですが、お陰様で、スッキリしました。
私そこを、「国民を背負っているからこそ軽く下げられない頭がある」という方向性で出力してほしかったなのだなと。
その方が、(善意から)軽く「頭下げちゃえよ」と繰り返すギラに対して、「国を背負う重さ」をよりハッキリ示せたと思うのですが、メンツとお祭り騒ぎで出力した事で、ギラを反省させずに焦点をまとめて横にずらされてしまった感じがあって。