東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2/27付けレス

 本日は『イナズマン』感想を書きました。

ポップなニンジャだ

◆urahiro003さん
 >自分も改めて見直すことにしたのですが、何度見てもやはり異色な第1話ですね。
キャラクターの動機付けから、額縁構造の語り口まで、歴代でも結構ぶっ飛んでいますねこれ(笑)
 >演出上は「人助けしたら大金押しつけられて、放置するわけにもいかないから仕方なく言う事聞いた」みたいに
ここはホント、脚本と演出でちぐはぐさが出てしまいましたよね。描写上は割と、お人好しで巻き込まれた感じが強いですし、台詞・描写・メタ存在(講釈師)、どの情報を優先して受け止めればいいのか、が複雑になったのは第1話の掴みづらさにはなったのかなと。
 >「90年代東映特撮におけるヒーロー観の試行錯誤」なのかと思います。
ジェットマン』から4作、立ち上がりの“ヒーロー度”をどのぐらいのレベルに置くのか、をあれこれ模索している感じはありますよね。続く『オー』『カー』はまた、両極端な描き方になりますし。
 >アメコミ調のエフェクトや妖怪デザイン
ゴミ箱の中から飛び出してくるお化けキノコのような小豆洗いはインパクトがあり、篠原保デザインの怪人は楽しみにしたいところです。
 >これからも感想楽しみにしてます!
ありがとうございます!

◆ヒュウガ・クロサキさん
 >元々の企画は「最遊記」でサスケが孫悟空、鶴姫様が三蔵法師、サイゾウが猪八戒というモチーフだったそうです
鶴姫様=夏目雅子は、イメージソースとして凄く腑に落ちました(笑)
 >不思議コメディテイストを試験的に取り入れようという試みもあるのかもしれません。
ああ成る程、前年で《不思議コメディ》が終わっているので、その影響も出ているのですね。そう言われてみると、戦隊としては珍しいOPの曲調は、《不思議コメディ》風味だと思えば納得できるような気もしてきましたが、作品として《不思議コメディ》視聴層の受け皿への意識は、入っていそうですね。
 >ただ仰る通り物語の流れを遮ってしまい落語になっちゃうので今見ると流れが阻害されているなあとは思いますが。
講釈パートは講釈パートの面白みはあるけれど、本編とは別の種類の“笑い”なので、ちょっと混乱するなーと。

◆ギガンさん
 >監督が小林義明さんの為か、島から駅のホームに急に移動するなど、宇宙刑事を彷彿とさせる様な場面が多かったですね。
吉川Pの要望などもあったのかもですが。あの辺りはもう、ある種のサービス含めて、開き直っている感じもありましたね(笑)
 >矢印が追加されたテロップが表示されていますが、ここの矢印が気になって仕方なかったです!
あれ、別に矢印なくても明白ですよね……(笑) まさにこのツッコミ狙いなのかもですが……。
 >アメコミ風の攻撃エフェクトといい、たまにはこの様な細かい所に変化をつけたい気分だったのでしょうか?
シリーズとして大きな変革期であったので、敢えて画面に文字を乗せていく事で、これまでと違った雰囲気を出そう、といった狙いは恐らくあったのでしょうね。
 >7話の秘密基地探しと言い、この辺りの話は〝ドラえもん〟の様な子供の憧れを目一杯に詰め込んだ話だと感じます!
今作はこの手の、夢のあるワクワク感、を中心にした話を丁寧に手堅く作ってくるのは良いところですよねー。そういうタイプの作品を見るのが久々な事があって、楽しんでいる部分です。
 >この再放送の2日前に放送された〝マジンガーZ
先日たまたま見たら、ダイアナンAが、地面に倒れた敵ロボの頭部に即座にトゥーキックを叩き込んだり、敵ロボが地面に転がったとみるやニードロップを入れにいったりで、70年代の殺意……! と思いました(笑)
 >向こうのヒロインも〝レイカ〟〝ビューティ〟なので見る度に脳の混乱が止まらなかったです(笑)
そう言われてみると(笑) サンライズチャンネルはとてもチェックしきれずにいるのですが、『イデオン』が始まるのですか、それはとても良いですね。第1話とか滅茶苦茶好きです。

◆ヘイスタックさん
 >戦隊メンバーのファッショナブルな普段着
戦隊のモチーフが古風な分、互いを引き立てようという狙いもあったのかもですが、メンバーの普段着の方向性は、シリーズの中でも割と変わっていて面白いですね。
 >とにかくポップでおしゃれな方向性で行こう
まだ第1話のみの感触ですが、“暑苦しそう”とか“汗臭そう”とかを、一旦外そうとした雰囲気は確かに感じます。80年代戦隊との対比でいうと、「青春」の描き方のアプローチが違うというか。
 >敵妖怪は人間体時のコスプレ変態キャラを前面に押し出す作風で
いきなり赤星昇一郎さんか……! と思ったのですが、この後も、続くのですね(笑)
 >開始当初はやたらと不思議コメディシリーズを連想させる要素が多いんですよね。
スーパー戦隊》として新しい切り口に挑戦しつつ、《不思議コメディ》視聴層を取り込めれば、というのは流れとしてあったんですかねー……多分その辺りの空気も、個人的に第1話が入ってきにくかった要因かもと納得を。
 >この時期は不思議コメディ残党勢力による戦隊シリーズ乗っ取りの陰謀でもあったのではないかと勘繰りたくなってしまいます(笑)
歯車が一つ違うと、《スーパー不思議》シリーズが誕生してしまっていたのでしょうか……(笑)

◆ころさん
 >アメコミ風擬音演出はのちのキョウリュウジャーでも使われる演出ですね
そういえば、やってましたね!
 >百化繚乱上巻(戦隊怪人の設定画集)で今作の怪人デザインの絵を見た時に色使いというか鮮やかさに衝撃を受けました
『百化繚乱』、作品を見終わった後にまとめて読むのを楽しみにしているのですが(途中だとどうしてもネタバレが怖くて)、『カクレン』も見終わったらデザイン画を見るのが楽しみです。