東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2/24付けレス

 本日はゲームの話を書きました。

終わりと始まりの季節

◆Jokerさん
 >内容に対する低評価はあまり見てきていなかったので貴重だ!と毎週楽しみに読ませていただいておりました。
ありがとうございます。リアルタイム視聴時の最終的な苦手意識が先行していた作品ではあったので、改めてリアルタイムの熱量から離れたところで見て、整理を付けられたのは今回良かったです。
 >最初子どもの頃はモンスターと契約したら誰でも仮面ライダーになれるという部分の没入感
放映当時、OP映像に衝撃を受けて、髭の中年男性とか小学生もなるの……?! と胸躍らせたものですが、少なくとも後者は実現しなくて良かった世界観でありました(笑) この点は、作品の掴みとして面白かったですよね。
 >キン肉マン超人強度みたいなフレーバーがあって楽しいんですよね。
後続作品にも引き継がれていくライダーバトルですが、基本同格の存在だと、そういった外付けの面白さを出せるのはありますよね。誰が最強か? みたいなのを空想するのはシンプルに楽しいですし。
 >ぼくなら第1・2話とSPに出て、ナイトを殺しかけガイを捕食したディスパイダーと契約します。
結果的に作品通してインパクトのあるモンスターになりましたね……確かにあれと契約すると、強そう(笑)
 >…オルタナティブは正直再視聴まで存在を忘れていましたが。カッコいいしストーリー的にも重要なのに!
放映当時にデザイン一目惚れだったのですが、私は逆に、久々に見たら思ったより出番無かったなと(笑)
 >本編終了後のVシネマが当たり前になった今では出せなくなった味だなと最近では割りと好きになってきました。
これをやるようになった前/後はやはり、終わり方のテイストがだいぶ違いますよね……。
 >最終回に近づくにつれて画面がどんどん寒く乾いて寂しくなっていく感じが好きなんですよね。
言われてみるとこれは結構、影響ありそうですね。特に演出スタッフは、光の加減で生まれる雰囲気とか、意識して撮っているでしょうし。
 >中盤では北岡先生の家でみんなでカレー食べるほど馴れ合っていましたからね。
北岡先生はこの辺り、「仮面をかけないと殺しまでは出来ない人」という一線が引いてあって、年間の物語としては、これを上手く引っ張ったのが、視聴者の緊張緩和としても、『龍騎』の上手いところでしたよねー。
 >やっぱり成長期の小林靖子と全盛期の井上敏樹のキャッチボールが見られるのはこの作品の大きな魅力の一つだなと。
改めて見ると、北岡とか芝浦とか、サブに入る度に井上濃度の強いキャラが投入されてるんですよね……(笑) これを受けて立つ方も大変だったろうなとしみじみ……。
 >本人も自覚していない所で北岡と決着をつけるという望みを持つようになって、
 >実はモンスターからどんどん人間に近づいてしまっていたんだなと気付きました。
ああ成る程! 浅倉についてのこの指摘は大変、目から鱗でした。好むと好まざると、ライダーバトルを通して他者と関わり続ける事によって、浅倉もまた「社会」と接続された事で、最後の最後に、警官隊が「殺せる存在」になっていたのですね……。

◆aquapastelさん
 >基本最後はまとまって良い出来になる、という印象があるのが塚田Pの作品な気がします。
塚田さんは作品の作り方が箱庭タイプなので、ある程度、この作品の完成形はここにある、みたいなのが(道中が上手く行くかは別にして)見えているタイプなのかもですね。それでいうと白倉さんは割と、風呂敷を広げながらその場その場で起伏をつけている内に、現在地を見失う感じでしょうか……(笑)
 >終盤になって臨獣殿側にスポットが当たった途端に一気に盛り上がりを見せましたし。
『ゲキ』はホント、主題歌と最終盤は凄く好きです(笑) 『マジ』『ゲキ』はいずれも、横手美智子さんの終盤まとめ力も光るところだなーと。
 >「終わり良ければ総て良し」とは言うものの
これの力は大きいですよね(笑) ただおっしゃる通り、公式配信で週2ペースだから完走できたけど、週1で一年間追いかけるのは多分無理だった……という作品はありますし、視聴者の興味を引き続けながら、1年間で物語をまとめる、のはギアの入れどころがつくづく難しいのだろうなとは思います。
 >武部Pや大森Pも久々のメインP復帰となりましたし、宇都宮Pもそろそろ帰ってきてくれないかなぁ...とは。
宇都宮Pは、(本音か建て前かはともかく)「ヒーローを信じている」作品の作り方にフィーリングが合うので、チャンスがあれば、またヒーロー作品やって欲しいですね。
 >「忍者戦隊カクレンジャー」や終盤数話がレビューされていない「宇宙戦隊キュウレンジャー」の配信が始まりました
『カクレン』は視聴予定です。『キュウレン』は、未視聴の最終クールの配信タイミング次第では、合わせて見るのも良いかなと思っておりますが、状況次第ですね……(一応、レコーダーにはまだ残してあるので)。

◆ヒュウガ・クロサキさん
 >結局旧来ヒーローが歩んで来た「自己犠牲」という末路しか用意されていなかったのかと……
割り切れない主人公として色々とチャレンジをしてきた末に、真司が主人公(ヒーロー)として新しい道を切り開けなかった、のはやはりちょっと残念なところですよね……。
 >後期の「電王」「シンケンジャー」「OOO」は「龍騎」の雪辱戦的な意味合いを持つ作品だったのかもしれません。
『オーズ』は特に、武部Pと小林さんが、ある程度『龍騎』で描いたものへの責任を取ろうとした、みたいな雰囲気はありましたよねー。
 >テーマ性ややりたいことがありきで「エンタメ」であることを置き去りにしているところ
やりたい事はなんとなくわかるけど、それが“面白さ”を削いでしまっていないか……? みたいな傾向はちょっとありますよね……白倉作品の場合、そこを補える脚本家や演出家が必要なのだろうな、と。

◆Janさん
 >いつも楽しく拝見しております。
初めまして。ありがとうございます!
 >最終回冒頭の北岡先生の台詞は「染みを残して」ではないでしょうか。
あ、成る程、「染みを」で綺麗に収まりますね。こちらもありがとうございます。

◆ヘイスタックさん
 >追加戦士としては歴代でもかなり下位を争うレベルの持て余しっぷりだったと思います。
ジロウ、出自の謎といい、一応のメンバー加入後も明らかに他メンバーとは区別された出方といい、何か大仕掛けを考えていたのが上手く出来なった雰囲気はありますが、本当にこれで終わりだと、物凄い不遇キャラになりましたよね……。
 >恐らく脚本の意図としては、「ここまでかつてないほど追い込まれ、一か八かの危険な賭けな作戦まで実行したのに、
 >ソノシ達がありえない油断の仕方をして勝手に自滅して、これじゃ今までのやり取り全部意味ねー!」というギャグ
ああ、最後の最後で全部ひっくり返す系のギャグ、と捉えると確かに……456は終盤にいきなり強敵としての存在感を出さないといけないハードルからか、なんだかこれキャラの肉付けが演出に丸投げされていないか感がありますが、色々と無理が出ましたよね……。
 >終盤よく表出するようになった脚本と演出間の意思疎通不足なのか何なのか
『ドンブラ』終盤はこの、一つ一つのシーンをどう見せたいのか、の演出意図が妙にふんわりしてハッキリしないのが目立ったのは、作品のクオリティを下げてしまって残念でしたよね……。
 >まさか本当に拳法の使い手&ほぼトゥルーヒーロー的存在だったとは…
イナズマン』ブーム中につき悪ノリしたかもしれない、とちょっと反省していたのですが、まさかでしたね……。
 >プリキュア関連の感想は妙に的中率が高いですね(笑)
あまりシリーズを見ていない割に(それとも見ていないからなのか)、変なところで波長が合っているのでしょうか(笑)
 >「この先の展開は一体どうなってしまうんだろう!?」という興味の惹かれようと期待感で見続けていた面が大きかったのかなーと。
これは凄く『龍騎』の上手かったところですよね。その分、期待のポイントがズレてくると、んん? となってしまう作品ではあったのだろうなと。当たり前といえば当たり前ですが、終盤というのは、それ以上引っ張る場所が無くなってしまうところなのだな……と『ドンブラ』と公式配信『龍騎』が立て続けに最終回を迎える事には妙な縁も感じます。
 >いい意味で期待して、いい意味で期待しないでください(笑い)」なんて語っていて、不安しかないです。
う、うーん……それは、不安が先行しますね……。

◆myouさん
 >ジロウの幼馴染周りの設定は急に湧いたわけではなく、井上氏もどうとでも転がせるように意図的に描写していたそうです。
この辺りのフレキシブルな要素の配置、というのは昔ながらの手法なのでしょうが、終盤にそれが上手くはまってまとまらなかった感じはありますよね。
 >それをギャグを前面に押し出した演出でごまかしてる気がしてなりません。
ここに来て、計算された話芸や構成の妙よりも、行ってしまえば場当たり的なギャグで、瞬発力勝負みたいな笑いばかりが前面に来ているのは、ちょっと残念なところですよね……。
 >ドンブラも戦隊らしからぬ錯綜劇と、気の利いた掛け合いや言い回しは魅力に思います。
井上敏樹の十八番を真っ正面から放り込んできて、一定水準以上の楽しさを出してくれたのは、良かったどころですよね。それをどう《スーパー戦隊》と最終的に結合するのか、の部分でちょっとつまづいてしまった感じはありますが。
 >ルパパトのギャグ回がネットでウケて以降ずっとそこを目指して作られてるようで、それこそ作風の硬直化とマンネリを招くのではないかとは思います。
「話題になる」事の重要性は理解できる一方で、そちらばかり向いているのもなんだかな……というのは現場でも悩ましい部分なのかもですが、この辺りは、次作がどういう方向に舵を切っていくのかは、一つ楽しみですね。