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手を取り合わねば生き残れない

20年ぶりの『龍騎』メモ・第26話

(※サブタイトルは本編中に存在しない為、筆者が勝手につけています。あしからずご了承下さい)
◆第26話「餃子」◆ (監督:佐藤健光 脚本:小林靖子

  • 見所は、負傷した北岡の代役で書類を届けに行くスーツ吾郎ちゃん。
  • 王蛇の生み出した融合モンスター・メタコブエイの攻撃を受けて、龍騎らは毎度お馴染みのきりもみで吹き飛び、基本同格の仮面ライダーだが、ガイとライアを葬り、そのモンスターの力を我が物とした王蛇を相手なら、3対1で殴りかかっても卑怯ではない! と映像のインパクトも合わせて新たな構図の納得度を補強。
  • 王蛇/浅倉の、劇中社会倫理を含めて、それまでの“当たり前”をどんどん破壊してくるが、神崎士郎の求めるライダーバトルの“当たり前”には最も忠実、なのは実に上手い造形です。
  • 弾丸バットバイクとライディングエイが相討ちとなってひとまず撤収となり、目を覚ました令子に対しては、浅倉弟は逃げた、と説明。
  • まあ、事実を突きつけると令子さん再起不能になって神崎士郎にカードデッキを渡されてしまうのでやむを得ない仕儀ではあるのですが、やらかした事を考えると「あたしが甘かったんだわ。弟さんには、ホント悪い事したわ」で済んでしまうのもなんだかな感はあり、この地雷が火を噴く事はあるのかどうか。
  • 問題は令子さんのポジション、別に地雷を踏ませてもそんなに面白くないこと。
  • 北岡説得にチャレンジする真司は、「ライダー同士助け合おうよ」と丸め込まれて、都合良くこき使われる事に(どこかで聞き覚えのある台詞ですね……)。
  • 蓮は北岡の事務所を訪れ、真司の事を心配していると直接口には出せないが、優衣ちゃんを気遣っているのは間違いないので、「優衣が帰ってきたんだ。おまえがおかしいとまた心配する」から「戻れ」が、何も嘘をつかずに成立するのが、秋山は面白い(笑)
  • それに対して、「でも……もう他に出来ること、思いつかないから」と真司が真剣な表情を見せるのは、浅倉弟の死を受けた後で、上手いところ。
  • 真司は「ミラーモンスターから人々を守る為に戦う」原点に戻り、ゾルダと共にミラーワールドに突入。これが夢の協力プレイ?! と腕を負傷しているゾルダに代わってゾルダのカートを読み込むが、装備はゾルダの方に飛んでくる仕様で悔しがり、今作にしては珍しいコミカル度強めのバトル。
  • 全体的に、浅倉死闘篇が一段落して、ちょっと軽めに一つ、というオーダーだったのだろうか、とは思われます。
  • 鼻にティッシュ詰めた状態で決意を語る、はギャップ狙いだろうとしても、やりすぎ感でしたが。
  • 病室の恵里の見舞いに何度か訪れていた優衣は、恵里と蓮の関係を知るが、その恵里の容態が悪化。一方、拘置所の監視ビデオ映像を手に入れた令子は、廊下の鏡の中に、何者かの姿が映し出されているのを発見する……。
  • 状況はあれこれと動き続ける中、次回――サムネイル画像が、クイズ番組っぽい。