少々風邪気味につき本日レスのみ。
真剣に打ち込んでいるものはあるか
◆ガチグリーンさん
>ブライの生き様が任侠モノ
東映特撮に息づく、ヤクザ映画のDNAだと思っていますが、基本、ムショで務めを終えて帰ってきた古い極道が、抗争で失脚したオヤジの為に仁義を貫こうとする構造だと思うんですよね……(笑)
>次回予告のナレーション「ブライの命はどうなってしまうのか?」→「ブライ死す!」のギャップが衝撃的
『ウルトラマン80』の予告で耐性がついていなかったら、一撃でやられていたかもしれません(笑)
>様々な先代の要素を受け継いで誕生したのが「6人目の戦士・ブライ」だったんだと
シリーズの流れで見ると、80年代後半戦隊の様々な試行錯誤が、ブライとして一つ結実した感じありますよね。もしもヤミマルが味方になっていたら……みたいなものも感じますが、流星光やシュバリェのような刺激物の投入という視点では、ブライもやはり、最初は敵として登場しているのが面白いなと。
>白倉Pは柔らかいイメージの和泉さんには反対だったそうですが、結果的にこの決断は大成功
私も『チェンジマン』の印象が強い事に顔立ちもあって和泉さんには柔らかめのイメージがあり、ブライはもう少し理性的なキャラかと思っていたら超武闘派でビックリしたのですが、その辺りのギャップも、生い立ちによる歪みを感じさせる要素として巧く機能したんですかんねー。
>私も含めリアルタイム視聴者(主に子供)の多くは、何故かブライに頼れる兄感を凄く感じていました!
これはちょっと面白いですね。あまり安売りせずに、ここぞのピンチに助けに来る心強い助っ人キャラ、の立ち位置に(風来坊文脈もミックスしつつ)収まったのが良かったのでしょうか。
>今観ると、完璧じゃなく駄目な部分が多いのも含めてキャラの魅力というか
良くも悪くも、目の前の事にひたすら必死になるところが、可愛げポイントになっている感じは確かにあるのかもですねーブライ。あと、ゲキとの関係において様々な設定が複合的に生み出した“触れたいのに触れられない”距離感は成る程なと思うところのですが、この辺りは鈴木Pの勘所の掴み方ですかね(笑)
>この矢尻型の光線は「コントルポアン」といいます!元ネタはもちろん岡本太郎の絵画です
あれこれ細かい要素も、岡本太郎関連からきちっと引っ張ってきていたのですね。
>タローマンは人類の味方でも、正義の使者でも何でもなくて、ただ自分の信念にのみ行動してるのが最高ですね(笑)
キャラクターの行動原理を重視して見る派としては、タローマンの、出鱈目な行動ではあるが、しかしそこにはタローマンなりの行動理念そのものが出ている、というのは実に見事な作りだなと(笑)
>サブタイ「真剣に、命がけで遊べ」ですが、これってこの番組自体のことでもあるよな!と
今作、一見おふざけのような5分番組×10がこれだけの好評を得ているのは、元ネタの知名度があるにせよ、きっちり作られているからこそ、という部分はあるのでしょうね。虎の威を借る張りぼてになっていないのが、素晴らしいところだなと思います。
>『私が愛したウルトラセブン』
私も当時たまたま見て、妙に印象に残っている作品です。
>私の中で『仮面ノリダー』はお笑いのキャラではなくヒーローですし
部分部分しか記憶にないのですが、割と今作、ある世代にとって“ヒーロー作品の文脈”の象徴になっている印象があります。それもまた、パロディの持つ機能性なのでありましょうが。
>『マクロス7』
私、《マクロス》シリーズで最初から最後まで見た事あるの、これと『マクロスプラス』だけだったりするのですが、監督のアミノテツローさんが好きなのもあって、思い出深い作品です。後この時期の子安武人さんの、生真面目二枚目キャラが好きで。
◆way-ohさん
>タローマンの凄まじいところは公式HPで「正義の味方ではない」と断言されているところ(笑)
ああ、公式で、断言、されているのですね……(笑)
>タローマンは岡本太郎の芸術思想を体現してるだけで正義とか命とかどうでもいい
ある種、具現化した創作精神そのものがタローマンである、という点が、個人的には凄く突き刺さります(笑)
>『レッドマン』だったら「シュールレアリズム星人タローマン」として、駆除対象認定されそうだなあ、タローマン(^^;
タローマン、自分だけならともかく、周囲にもその思想哲学を押しつけて破滅を招くのを辞さない、という点では、“悪”の一面を持っているとは言えますよね(笑)
>タローマンの挙動自体は奇怪ででたらめでもストーリー内容は岡本太郎の発言をベースにきちっと筋を通しに行く
いっけんメチャクチャやりながら、実は短い尺の中でどうすれば筋が通って話がまとまるのか、については計算された作りですよね……やはり、「こうすれば『○○』になる」が出来ている作品は強いな、と。
>1話5分の尺なのもさくっと見れて、特撮に縁がない人たちでも案外オススメしやすい作品なのではないかと思ってみたり。
巨大ヒーロー特撮のパロディではあるが、同時に、過ぎた時代のパロディでもあるので、奇天烈さだけでも売りになりつつ、割とフックの多い作品ですよね。狭そうで狭くないというか。
◆もりみやさん
>2号さんの発言は、ジャンパーソンを古代の鋼鉄兵と思い込んでた人と同じカテゴリに放り込みたいところです(笑)
番組の都合により、消えた疑惑のある初期設定の再利用(笑)
>タローマンにとっては、勝手に設定を語って、自分を(どこかで聞いたような)型に填め込んでしまう存在を許せなかった
歌手のさだまさしが、コンサートなどでのバランスを「客が求めている<さだ>七割、おれがやりたい<さだ>三割」とかつて語っておられたのですが、そこ行くとタローマンは「おれがやりたい<タロー>十割」であり、「客が求めている<タロー>十割」への痛烈な否定が、あの一撃として爆発したのでしょうね……。
>この格言、自分の世代的には、せがた三四郎を思い出しました(笑)
ああ、言われてみると!(笑) もしかすると、せがた三四郎の背景にも、居たのでしょうか、岡本太郎。
>あのキャラも、藤岡弘、氏の生き様=演じているキャラの生き様というイメージを作り上げた原因の一つで、
>『仮面ライダー1号』がああなった遠因だよなぁ……などと、今の視点だと考えたりするのです。
確かに、藤岡弘、氏の、役者と役柄の同一化を加速した部分はあったかもですねー……「客が求める」と「俺がやりたい」の合一、というか……。
>井上敏樹氏が脚本のガンダム漫画
めんどくさい富野ファンとしては、いわゆるアナザーガンダムへの距離感が難しいのですが、無料の内に目を通すぐらいはしておいた方がいいのかまだ悩んでいます(笑)