本日は『ジュウレンジャー』感想を書きました。
神輿ヒーロー
◆Gimmickさん
＞やっぱり、井上敏樹と言えばこれですよねー。
《スーパー戦隊》としては奇策ながら、脚本家の得意技にして実績がある作劇を持ち込んできたのは、なかなか面白いところを突いてきましたよね……後はどこまで転がせるかですが、私もどうせやるなら後半まで突っ走ってくれるのを期待したいです。
＞今作はピンクが家庭持ち、そしてこの手の作劇を得意とする井上御大がどう話を転がしていくのか非常に楽しみです。
既婚の冴えないサラリーマン、というキャラ付けは、今後の掘り下げが楽しみなポイントですね。
＞ここめちゃくちゃ良かったですね。
設定を活かしつつ、キャラクターの依って立つ部分がびしっと示されて、お見事でしたね。
＞イメージと乖離した赤チョンマゲはなんか嫌なんでしょうかね（笑）
はるか、えらくドンモモに拒否感示すな……とは思っていたのですが、理想のヒーロー像と違いすぎる！ 神輿に乗って現れる少女マンガのヒーローなんて許せない！ と考えているというのは納得です（笑）
＞今回の烈車鬼は『トッキュウ』の｢実年齢･若さ｣という、モチーフ元の核要素をテーマにしていて中々エグいなぁと(笑)
過去作品をモチーフにしつつ、エピソード内容は全く知らなくても問題のない普遍性のあるテーマに落とし込まれていたので、このぐらいのバランス感覚で進んでくれると有り難い感じですね。
＞今後も○○鬼＝モチーフ元の戦隊の要素を引用、のプロットなら興味深いです。
ほぼ全話使い切る覚悟は必要ですが、今だと、話数的にはちょうど１年分あるんですよね……（笑）
◆ヘイスタックさん
＞ファーストインパクト目当てであえて分からない事だらけにしたのだとしたら、完全に逆効果だったよなぁと。
やはり初回はちょっと、“わからない”過剰になってましたよね……。今回は特にタロウが存在感を確立したので、はるかも含めてキャラと物語を追いかけやすくなった、のは上手かったなと。
＞等身大戦もアルターチェンジに幹部2人+怪人1人の3対1でも尚圧倒するドンモモの法外な強さ
アルターチェンジは思ったより面白かったですし、どちらかというと初回に見せてほしかったものがきちっと入ってくれて、戦闘が面白くなったのは、今回凄く良かったですね。
＞「誰でもどんなヒーローにでもなれる、それが暴太郎」
あまり「世界そのものが作り物」みたいな方向だと好きではないのですが、「アバター」と「変身」と「世界の謎」がどう絡んでいくのかは、楽しみな部分です。
＞どうやらド直球で「ヒーローとは何か」という井上敏樹お得意のテーマをやる気なのかもしれません。
「ヒーロー」という単語や、まつわる要素を散りばめているのは狙っている感じなので、これ上手く繋がってきてくれるといいですね。
＞三幹部がソノイ（その1）、ソノニ（その2）、ソノザ（その3）という簡素かつそのまんまなネーミングなのも、
＞戦闘員同様「名無しの存在」であるという事を表しているのでしょうね。
最初ぎょっとしたネーミングでしたが、そう捉えると要素の意味が繋がってきますね。井上脚本で「名無しの敵存在」というと「アンノウン」も思い出すところで、『アギト』は割と頭にあるのかもですね。
