東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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3/6付けレス

 本日は『高速戦隊ターボレンジャー』簡易構成分析を書きました。

全てを握るスシ

◆Sさん
 >遅ればせながら、1年間ゼンカイ感想有難うございます。毎回楽しみに読ませて戴きました。
ありがとうございます!
 >同じ‘明るく楽しい’でも前作のキラメイとはまた全く違う印象
そういえば『キラメイ』には最終的に部活っぽさを感じたのを思い出しましたが、『キラメイ』が「青春の煌めき」だったとすると、『ゼンカイ』は「人生いつでも全力」的な楽しさなのか、と納得を(笑)
 >最初は「適応早っ」と笑っていたのが、当然の事として描写が繰り返され
この、最初、軽い笑いっぽい形で入ってきてから、描写を貫く事でいやこれがこの世界(の住人)の普通なんです! を見せてきてくれたのは、上手かったですねー。一つの夢としても、非常に綺麗な描き方だったな、と。
 >最終回で侵略に言及されても世界を開くことを選んだ介人が眩しいです。
個別の問題や衝突は出つつも、「ステイシーは助けたい」し「ゾックスとも仲良くやりたい」し「自分の世界だけが良ければいいわけではない」し、理想論を目指すスタンスが貫かれているのは、通して介人のいいところでしたね。
 >割り切れない設定ながら‘格好いい’‘面白い奴’にしてくれた役者さん達には拍手を送りたいです。
ゾックスは、役者さんの二枚目力の高さと、そこからのダンスの落差が効いて、あれこれ問題もありつつも面白い奴、というのは上手く見せてくれましたね。
 >ブルーンとマジーヌの学校話も印象的
最終回、これ入れてくれたのは、個人レベルでの「世界を開く」に更に、そこに馴染めない人の為の道も示されていて、凄く良かったですね。好きなシーンです。

◆橘まことさん
 >横から少し補足しますと、
ありがとうございます。香村さんが全部書いてくれるようにそれとなく仕向けただけで私が「全部書いて」と言ったわけではありません……は、白倉Pらしくて、納得を(笑) 正直、その手管と手間は、別のところに使ってほしかったですが……(笑)
 >いろいろな方の感想をこの1週間目にしましたが、改めて『ゼンカイ』は「語りたくなる作品」だったなあと思うところです。
その辺り、合う合わないは別として、白倉Pの嗅覚というか第六感というかを感じます。
 >戦隊史を回顧する際、誰にとってもマイルストーンとなった作品だったかなと。
一つの定型(名乗り&揃い踏み)をこれでもかと押し出しつつ、メンバー構成や劇作にメスを入れ、では《戦隊》とはなんだ? に踏み込んでいった作品として、後になるほど、存在感が大きくなる作品かもですねー。
 >個人的に最大の業績はヤツデ(郁恵さんの演技込)を生み出したことだと思っています。
聖母系のキャラながら、その背骨に、息子夫婦を失って10年……の悲しみを背負わせた事で、非常に骨格がしっかりしましたし、その明と暗の両面に抜群の説得力を与えてくれた榊原郁恵さんがホント好キャスティングでしたね。