東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

黒は忍者の色だから

好きな戦隊メンバー色別ベスト5(緑黒編)

 各色系譜振り返り企画と一緒にやっておけば良かったのでは……と、一通り書いた後になって気がついた、タイトルそのままのおまけ的な企画です。例によって例のごとく、今日この日のベスト5であり、三ヶ月後に何も見ずに選ぶと変わっている場合があるものとご了解下さい。特に、順位はだいぶ流動的です。

-グリーン編-


 第1位 『五星戦隊ダイレンジャー』シシレンジャー/天幻星・大五
 第2位 『烈車戦隊トッキュウジャー』トッキュウ4号/ヒカリ
 第3位 『特捜戦隊デカレンジャー』デカグリーン/江成仙一
 第4位 『魔法戦隊マジレンジャーマジグリーン/小津蒔人
 第5位 『星獣戦隊ギンガマン』ギンガグリーン/ハヤテ

 大五さんは、私の好きなヒーロー属性が大量に詰まっていて、戦隊シリーズでトップクラスに好きなキャラクターの一人。ただただ好き。
 「俺が守る。俺が命に懸けて、必ずおまえを守ってみせる」
 ヒカリは身も蓋もなく顔が好き枠なのですが、ここ数年、吉沢亮(メテオさん)や横浜流星が世間的に売れてきて、はっはっは、時代が私に追いついてきたぞ! と意味もなく勝ち誇っているとか。
 クール系二枚目キャラとして貴重な(?)成功例でもあるのですが、暴走マッド特急ライトや、コメディリリーフなトカッチとの対比が鮮やかで、結局のところ、キャラクターを成立させるのは周囲との関係性にあるのだな、と改めて。
 「だから俺には、大人になるのは悪い事だけじゃない」
 やる時はやる昼行灯タイプのセンちゃんは、最初は頭脳部門だったのが、血まみれの宇宙警察スピリットへの順応により“やる時はやる”がドンドン拡大解釈されていった結果、キレると生身で光線にも耐える超人と化すところまで辿り着いてしまったのが、凄く好きです(笑)
 後、モテたい、を前面に押し出すバン&ホージーと比べて露骨ではないが、実は一番モテる、地球署トップクラスのいい男なところとか(不動のトップに君臨するのはボス)。
 ……考えてみると緑のベスト5は、いずれも“いい男”属性が強いかも。
 『デカレン』としては、そこまでやってもセンちゃんが特別優遇を感じない全体的なキャラの強さが、やはり大きな魅力の戦隊でありました(バンは荒川さんが若干動かしにくそうにしていましたが、横手さんの加入で持ち直しましたし)。
 「残念ながら、打たれ強いんだよ俺は!」
 緑の魔法使いは、少しからかわれるところもあるけど責任感の強い真面目な兄属性で、暑苦しい系ながらも好きな緑。劇中での立ち位置が明解なので、蒔人回は、総じてまとまりが良かったのも、高ポイント。
 「そして、兄ちゃんは、畑だぁーーーーー!!」
 風の戦士も真面目で責任感の強い兄系キャラで……好きなキャラを並べているから当然ですし、だいたい感想本文で漏れ出している説もあるのですが、好みの傾向が丸出しですね!
 二枚目で彼女持ちでもあるハヤテは真面目すぎて口うるさい説教属性が愛嬌として与えられてもいましたが……思うにメガブラック/遠藤耕一郎とキャラ的に繋がっているのだな、と気付いてみたり。
 「もう、駄目なのか……? お、俺が、好き嫌いをしたばかりに……」

-ブラック編-


 第1位 『科学戦隊ダイナマン』ダイナブラック/星川竜
 第2位 『爆竜戦隊アバレンジャー』アバレブラック/アスカ
 第3位 『電磁戦隊メガレンジャー』メガブラック/遠藤耕一郎
 第4位 『鳥人戦隊ジェットマンブラックコンドル/結城凱
 第5位 『炎神戦隊ゴーオンジャー』ゴーオンブラック/石原軍兵

  第1位は、人生レベルで影響を受けてしまったニンジャ。割と大真面目に、ダイナブラックと出会っていなければ「忍者」を好きになっていなかったかも知れず、私の趣味の方向性が全体的に変わっていた可能性さえある、戦隊云々というか、別格で特殊な存在です(笑)
 「拙者もダイナブラックで来ると思ったろうが、どっこいおまえと同じ色だ!」
 アスカさんは、生真面目でロマンスがあって、全力を出すと超強いという、またもわかりやすい好みでありますが、全国の子供たちが見守る前でウルト……じゃなかった、ギャラクシアンイグレックを屠り去る姿は衝撃的でありました。
 「マホロ、おまえの事は忘れない。だが今は、お前のためには戦わない!」
 耕一郎は、真面目が行きすぎてマッドヒーロー化してしまっている、というキャラ付けが好きでして。真面目系説教キャラって案配を間違えると感じ悪い突っかかり系になってしまいますが、同級生の関係性で割と馴染ませた(&マッド部分が突き抜けすぎて面白い事になっていた)のが耕一郎で、00年代以降では、やはりタメくんがこの系譜を巧く継いだキャラでしょうか。
 「みく……健太を呼び出せぇ」
 ストーリーの中での扱いは凄く好きですが、キャラ個人を抜き出すとこのぐらいかな、となるのが結城凱。割と上3人への偏愛が強いかも。
 「だが俺は待ってる。俺たちはおまえを待ってるぞ!!」
 やや消去法気味に5位に滑り込んだのは軍兵。……感想総括で書いたのですが、「軍兵個人はそんなに好きではないのですが(身近に居たら、凄く面倒くさそうで)、“ヒーローとしての軍兵” はとても好き」というキャラです(笑) 軍兵といえば、GP-11「電波ジャック」(監督:竹本昇 脚本:古怒田健志)の出来の良さが大きいのですが、GP-19「軍平ノホンネ」(監督:諸田敏 脚本:宮下隼一)において、


 「ふざけんな! どいつもこいつも。だからアマチュアなんだ! ウイングスに馬鹿にされんだ!」
 「軍平、おまえ……勘違いしてねえか。俺たちは、プロでもなきゃ、アマでもねえ。俺もお前も、ゴーオンジャーだ」

 これを引きずり出してくれたのも、印象的。
 「なあ相棒……野良犬って、知ってるか?」