本日は『ゼンカイ』感想を書きました。……ふと思ったのですが、もしかすると、一つも配信作品を見ていない状態がここ数年で初めてかもしれず(笑)、それで色々リズムが崩れているのかもしれません。……まあもう少しすると、一気に増えそうな気がするので、こんな事を書いていられるのは多分、今の内だけですが。
宇宙vs快盗vs警察vs騎士竜
◆ヘイスタックさん
>ガオマジブルの3人は序盤で早々に離れ離れになったままラストの全員集合決戦まで一切出番が無い
そ、それは……登場キャラが増えるとアクターさんの確保問題にも出たりするにせよ、あんまりですね……。
>鳴り物入りで先行登場させた割には何のインパクトも感じませんでした。
ドン桃、俺様キャラは周囲との関係性あっての俺様なので、他メンバーとの絡みで、巧く跳ねてほしいですねー。
>個々の「ヒーローとしての個性」がもはや決め台詞ぐらいでしか差別化できなくなってきており、
>80年代のようなヒーローの没個性化にまた陥ってしまっているような気がします。
ああ確かに、言われてみると、ヒーローの“在り方”そのものを揺らがせてくるような事はあまりなくて、「ヒーロー」が「ヒーロー」である事は前提として作っている感じはありますね。『ゼンカイ』もそこに関してはむしろ、オーソドックスに寄せた作りでしたし。
>自分の場合は『ルパパトvsキュウレン』の諸々の説明や理屈付けをすっ飛ばしていく作劇にノる事ができず
引っかかる前に笑えてしまったので、まあ良しとしたのですが、同じ『ルパパト』参加劇場版としては、実に対照的なアプローチでしたよね……。
>「もはや取り返しがつかなくなった、陽の当たる道を歩めない快盗としての生き方」
『ルパパト』の『ルパパト』たる要素を、正面からきちっと描いてくれたのは、本当に良かったですね。ここを安易に曲げるとホント、なんだかな……ですし。
>「圭一郎にも勝利にもできない、魁利にしかできない事」が他者へ救いを齎す具体例
本編で消化不良の部分も出た、魁利の一つの到達点と、圭一郎の一つの到達点が描かれたのは、クロスオーバー劇中とはいえ、『ルパパト』“その後”に踏み込んでこそ、になって良かったですね。
>完全に「『その後のルパパト』におまけで『リュウソウ』のキャラがゲスト出演する」ぐらいのバランス
これはホント、当時の『リュウソウ』ファン的にどうだったんですかね……(笑)
>これはもう『ルパパト』という作品の構造上仕方の無い仕様みたいな物なのかなーと。
個人的には、年間でそこを乗り越える話を見たかった心残りがどうしても付きまとうのですが、こういった客演など考えると難しい事情もあって、そこは受け止めるしかない部分ですかね……。
>快盗3人がこんな状況に陥ってしまったというのに、自分はいまだに警察を名乗って堂々と活動しているノエル
全体としては結構、ノエルにフォローを入れる意図があったと思うのですが、どうしても駄目なところがにじみ出るノエルという(笑)
>かつての『電王』の様にVシネや映画でジリジリと続けていく、という方法もあったかもしれませんね。
玩具はじめ、商業的な数字が良ければ、そういう道もあったかもしれない、というのは惜しまれますね……それだけのポテンシャルがあった作品だな、と改めて。……まあそのポテンシャルが1年の作品からはみ出しすぎていた面もありましたが。