東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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11/7付けレス

 大変遅ればせながら『ライブマン』簡易総括を書きました。

父よあなたはどこへ行く

◆ヘイスタックさん
 >端々の台詞といい、恐らくは渋谷ハロウィンなんかへの皮肉が入っていたのでしょうね。
軽く風刺を入れた感じでしたよねー。きつめにしなかったのは、今作の方向性、という感じですが。
 >『アンパンマン』とか『タイムボカン』ぐらいの緩いバトルなのかもしれませんね。
イジルデの見せる酷薄さとか、キカイトピアの闇めいた部分は端々に匂わされているものの、確かに最近は、特にゼンカイ側の反応が妙に緩い部分はあり、なし崩しになだらかさを増していく可能性は、ありそうですね。最終的に整合性が取れるなら、それはそれですが。
 >バカンス回でいざ侵略達成した時も案外馴染んでた
バカンス回に感じた引っかかりは今も残ったままなのですが、終わってみると、あそこが作品の転換点だった……というのはあるかもですね。
 >10年振りに帰って来たと思ったら5人を戦隊として戦わせる為に勝手に職場に退職願を出して無職にする、と割とド直球の暗黒メンターです。
…………ド直球の暗黒メンターですね。
 >ダンテツは、父子家庭にも関わらずトリンや獣電竜達に協力する為に何の説明もせずまだ幼いレッドを1人置いて失踪
……ど、どいつもこいつも! ……まあ、ある意味では一つの様式美ではありますが、見事にバッチリあれな感じですね(笑)
 >特に悲劇的な事件など無く1人で勝手に暗黒面に堕ちるわ、妻子を作ったのは暗黒面に堕ちてから大分後だわ
ある意味、話の都合の犠牲者といえばいえるかもですが、振り返れば振り返るほど、なんだろうこの人、という……(笑) 亮のリアクションも物語的に面白くなりませんでしたが、そこから更に終盤のカク道士への告白に繋がるのかと思うと、そもそも亮の父親観とは、みたいな感じで……。

◆橘まことさん
 >今回は制作のステイシー好きすぎ問題が「仲間と協力」発言で露呈したように思いました。
ステイシーが善玉サイド側の理屈のネガにならず、飲み込まれる前提の上で対立の緊張感も失ってしまったのは、ちょっと踏み外した感じでしたよねー。
 >第3の主人公としてステイシーの変化をドラマに持ち込むのは上手いですが
ステイシーの動きが物語の推進力になっている分、対立要素における一線を崩すと、全体がふわっとしてドラマ性を損ねる難しさが出てしまってますよね。
 >ステイシーの描写に時間を割いた分、ブルーンやマジーヌのエピソードが減っているとも思います
やむを得ない部分と、ある程度は意図した部分もあるのでしょうが、結局顔出しキャラ優先になってしまっているのは、『ゼンカイ』としての寂しさは出ますよね。
 >『アバレンジャー』で叔父と姪という設定が前面に押し出されていましたが、作品の魅力にうまく接続できなかった印象があります
こちら完全に忘れていましたが、そういえば『アバレ』は子持ちヒーロー要素を入れていましたね。最終的に、子役で突破、以上のものになれずじまいになってしまいましたが……。

◆アクションさん
 >こうしてまとめて特性やコアな部分を見てみると『ライブマン』は『チェンジマン』の逆を行ってるのは面白いですね。
チェンジマン』が、親分が居て、軍属で、過去の因縁とか戦士メンバーには無い、と考えると、ホント逆ですね(笑) 3年の間に結構な変遷があるのが実に《戦隊》ですが、その中でどうやって“公の正義”を持ち込むかについて『フラッシュ』『マスク』を経て一つ上手い形になったのが『ライブマン』だったのかなと。
 >『ターボレンジャー』や『ファイブマン』は更にそこからの脱却と云うことだったのだと見るべきでしょうが
 >そこら辺になってくると流石に限界が来たといった感じですかね。
特に『ターボ』はシリーズ従来からの刷新を意図するところはあったのでしょうが、最終的に、良くも悪くも積み重ねてきたものに飲み込まれてしまった感じはありますよね……。