東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/30付けレス

 本日は『ゼンカイジャー』感想を書きました。

雨上がり Break Cloud

◆スピリットヒューマンさん
 >ハート様ってロイミュード全体のことを考えるカリスマリーダーとしては少々疑問で、せいぜい小さな部署の部長レベルな気がします。
後半は段々と貫禄が出てきましたが、序盤はそれこそ不良グループのリーダーみたいでしたしね(笑) 組織のボス(種族の長)としては、視野の大きさを作戦面で見せる機会のないまま終わってしまったのが惜しかったなと(そこを蛮野に横から取られたというか)。
 >敵でも人じゃなくても分かり合えるものなんだというのは分かるのですが、その割には諸々ハマるように設計していない
多用するパターンなのでテーマとしてこだわるところなのでしょうが、そのテーマを作品に組み込んだ後の掘り下げ、みたいなものがどうも足りない感じが付きまといますよね……。
 >そしてそこはかとなく上から目線のベルトさん。どうして自分の発明は人間には早すぎると淀みなくのたまえるのでしょうか(笑)。
らしいといえば大変らしくて最後に自らオチをつけてくれましたが、どうしてベルトさんが人類を採点しているのか、という(笑)
  >今作、ビルド、ジオウでは柴﨑さんが最後を担当、セイバー、リバイスと連続でパイロットを担当しているのは世代交代を感じる所です。
ここで石田さんが離れ、柴崎さんが締め、山口監督がローテに入ってくるなど、演出陣の切り替えの節目の頃だったのですね。
 >柴﨑さん本人はインタビューで長石さんからの影響を語っていたりもします。
昭和vs平成、の映画だったかで、長石演出を意識して撮りました、みたいな話はどこかで読んだ覚えがありますが、柴崎監督はホント、THE・《平成ライダー》育ちって感じですよね。

◆ガチグリーンさん
 >大西さんのインタビュー等読むと、こういう話こそ『コスモス』でやりたかったであろう事は容易に想像できます 
当初は商業展開との兼ね合いもあって色々な難しさもあったのでしょうが、40話台に入ってからの『コスモス』は、人気の安定・販促に汲々としなくても済む時期・スタッフ間で共通認識が確立してきた、などあって、やりたい事をやりつつエピソードのまとまりが良くなってきた感じですね。
 >当時は歌詞の内容が本編にピッタリすぎた事もあって、今回だけの特別EDか!?て思いましたね
新EDのお披露目としては、これ以上ないはまりぶりでしたが、カラオケ演出の関係でズレていたのですね……前回も綺麗なオチになっていましたし、両エピソードにとって幸運でしたね。
 >ムサシやアイズの抱える矛盾・問題点を浮かび上がらせるという点でも重要なキャラクターです
太田さんが「時の娘」でびしっとやってくれた要素ではあるのですが、川上さんがここに来て、それを改めて『コスモス』の物語に落とし込もうとしてくれているのは、作品の骨組みとして助かっていますね。方向性としては負の側面に切り込みそうな長谷川さんが今のところ2回しか参加していないので、その流れもあったのかもですが。
 >ノワール星人の某妖怪人間風扮装も恐らくは「ブラック指令」かと
ああ成る程、言われてみると(なお微妙に、髭男爵を思い出しながら見ていました……)。
 >ここでそうせずに「神ではない」と明言したのは「ウルトラ」シリーズにとって分水嶺だったなと個人的には思います
“神霊としてのウルトラマンの否定”が、この後のシリーズのベースに繋がっていった、というのは納得です。ネクサスさんはまあともかく、近年の作品はかなり“人間くささ”が強いイメージがあり。
 >サービスとしては嬉しいですけど、今回って別にゴンが巨大化しなくても成立する話でしたよね(笑)
友達の弟にあげた筈なのに、何故かムサシが修理に出したのを回収していたり、ゴン関係は、出したかったから、みたいな割り切りでしたね(笑)
 >飯島敏宏監督による前日譚映画では、過激派バルタンとは別に地球人との共存を望む友好派を登場させ和解エンド
ゴンも含めて前日譚の要素を本編に落とし込む狙いもあった感じですし、この辺りはかなり意識的に、新しい形を見せよう、というのが見えますよね。
 >これには私も現在の価値観では確かにそうだよなと!…アップデートしなくては(笑) 
そういえば、指輪は貰いっぱなしという(笑)
 >戦闘らしい戦闘が全く無い回で、こんな話が出来るのも「ウルトラ」の懐の深さって感じで良いですね
こういうエピソードは凄く、《ウルトラ》という感じがします。いわゆる三代特撮でも、《ウルトラ》だけの武器というか。
 >八木監督によると今回は、向ヶ丘遊園が閉園すると聞いて企画したお話との事
おお成る程、ロケ地への感謝、スタッフへの思い入れなども含め、数々の作品に登場する事により物語を彩ってきたメタ的な意味も重ねての、「誰にでも、忘れられない場所がある。」話だったのですね。
 >比較的メジャー怪獣なメンツの中にムゲラのムゲちゃん(CV:のん(能年玲奈))
声優さんが世代で、リクエストとかあったんですかね……。NHKは、のんさんの為ならそのぐらいのリクエストは聞きそうな(笑)
 >(変身中に後ろで「返信」し合ってるのとか、「沸いてきたぜ!」とかは好き)
あまり背景でがちゃがちゃ小芝居入れる系が好きではないので、変身中のやり取りは微妙な視線で見ていたのですが、先日の幹部戦で「イカかタコか」について話し合っているのを見て、何もかも許しました(笑)
 >こうやって分析されると個々の要素には惹かれる物も多いし、今後面白くなりそうな部分も多く
危なっかしい感じの要素も多いですが、それらが巧く繋がっていくと、跳ねる可能性もあるかなーと、ちょっとずつ面白くなってきたので、いい形に回ってほしいな、と思います。
 >そういえばカンガルーモチーフってあまりないですねー
体型的に、下半身どっしりイメージ&ボクシングが外しにくい、のでなんとなく使いにくいのでしょうか……。
 >チープさ含めて『人造人間キカイダー』のダークロボットっぽくもあり次が楽しみな怪人ですねー
イデアは面白いと思いますし、ぱっと見のチープ感にも少しずつ慣れてきたので、物語の展開ともども楽しみにしたいと思います。

◆つがなさん
 >とりあえず蛮野が手を加えたとはいえ、ロイミュード達が世界を支配しようと目論んだのは「自発的」な行動なわけなので、
 >そこをスルーして「悪いのは人間だけ」という着地点になったのは個人的にはだいぶ引っかかるポイントだったり。
全体として「ロイミュードは真の悪ではない」事に引きずられすぎて、ロイミュードがやってきた事に対する問題が投げ飛ばされ気味になってしまったのは、法治寄りのヒーローを描いてきた作品としては、微妙な着地になりましたよね……。
 >見方によってはハートの「この星の種の一つになろうとした奴ら」という自尊を否定してるようにも取れますし。
ハートの立場って、たとえそれが人の悪意の影響からだとしても、ロイミュードとしての行動に「責任を取る」事ですものね。
 >ぶっちゃけ進之介のほうはそこまでハートを意識しているようにも見えないですし。
ここ凄く、片思いの構図なんですよね(笑) もうちょっと、進ノ介がハートを意識する仕掛けが欲しかったなと思うところです。
 >…そして今作を皮切りに「敵幹部がライダーに変身する」展開がお約束になるのもまた何というか、複雑な。
終盤もやもやっとする展開になる原因の一つがこれでは、と思っているので、あまり嬉しくはないのですが、商業上の都合としては納得できるところで難しい気持ちになります。

◆アクションさん
 >自分はドライブは001を越えた辺りで面白く感じなくなり、観なくなり今回再視聴
前半を引っ張っていたチェイスの問題に一区切りをつけた後の新展開で、あの辺りが一つ、作品の分かれ目ですよね……あそこで進ノ介の心情に寄っていけるかで、面白さの印象が変わる所があるかなと。
 >そして大森Pと相性があまり良くない事も知れましたw
スタッフ変わっても大森P作品の共通項が浮かび上がってくるので、割と色の濃いタイプな感じですよねー。
 >エグゼイドは本当に殆どを高橋さんがやってる弊害で小説版、劇場版、本編、スピンオフの殆どが密接に繋がり、
 >おまけにかなり重要な設定が本編では明かされていないのも幾らかあるので注意してください。
この辺りが近年の作りの苦手なところですが、相性の不安はあるものの、折角なので『エグゼイド』は、無事に配信されれば見たいと思います。

◆Gimmickさん
 >もう毛利氏は"東映特撮合体スペシャル脚本家"を名乗ってもいいのでは…と思ってしまうような良い仕事ぶりでしたね。
 >メイン・サブライターだと、どうもピンとこない印象なので尚更(笑)
そうなんですよね……向き不向きの出やすいメインライターはともかく、通常のサブ仕事でも、悪くも無いが特別良くもない、ぐらいのアベレージの印象なのですが、合体系エピソードだと途端に切れ味を見せてきて、適性なのだろうなーと(笑)
 >私がこちらのブログに出会ったきっかけは、本放送時の『エグゼイド』の記事でした。
おお、そうだったのですか。ありがとうございます。当時はどうしても永夢先生が苦手で断念してしまったのですが、配信の勢いで改めて見ていければな、と思います。

◆スーファさん
 >その分「仲間」という形で介人の恵まれ要素を担っていたのがうまかったです
以前の決闘の際も、介人には次々と仲間の助けが入るが……とステイシーの孤独さを強調していましたが、今回更に上乗せしてくる事で説得力が上がったのも良かったですね。
 >サカサマワルドなので介人とステイシーや兄妹のように対になってないと入れ替わらないのかもしれません
言われてみれば成る程、「逆さま」なので、何かの対になっていないと発動しない、というのはありそうですね。巨大化後の特性も天地逆転でしたし。
 >母親の血を輸血できたあたり案外本当に…
そう考えると、介人母とステイシー母が姉妹とか、あり得なくもない気がしてきますね……。

◆通りすがりさん
 >半年後になりますがゼロワンと同じスタッフのエグゼイドの感想楽しみにしてます。
ありがとうございます。放映当時は序盤でリタイアしてしまったのですが、改めて見てみたいと思います。