東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

12/30付けレス

 本日は『キラメイジャー』感想を書きました。

究極の悪役、至高の三下

◆ヘイスタックさん
 >18話は通常単発回とは思えぬ切迫した状況とパターン破りの連続
ライブマン』は積み上げてきた戦隊作劇を突き詰めた感じの作りでしたが、今作は、原点回帰を志向しつつ、その中で割と変化を試みているのは、面白いところですね。ファンタジー要素は杉村戦隊の先駆け感ありますし。
 >「え?これこのまま1号ロボ敗退して来週2号ロボ登場でもするの?」
私も途中まで、ターボロボの生死はかなりドキドキしました。
 >太宰博士やシーロンは物腰こそ柔らかいですが、戦隊に対する要求は伊吹長官並に厳しいですよね……。
 >しかも職業軍人相手の向こうと違ってこちらは一般高校生なのに。
別に「仕事」でも「義務」でもなく、ナチュラルに遂行されるべきだと思っている「使命感」と「正義感」が、やはり一番怖いという……。
 >それにしてもヤミマルにアラクレボーマにカセキボーマに次回の変則怪人と、まだ序盤なのに離反者多いな、暴魔百族…
とりあえず大帝様公認ライセンスを与えてみたものの、組織としては基本がったがたですよね……(笑)

◆ガチグリーンさん
 >『キカイダー01』の評価が高いのが意外(笑)
色々雑な作品ですが、“ロボットの自我”の問題が、“人と神の境界”に繋がるのがテーマ的に凄くツボで、全く期待していなかったところから出てきたのも含めて、大幅加点となりました(笑)
 >特にハカイダーの落ちぶれっぷりは輝いていた頃を知っていると居たたまれないというか…
『01』ハカイダーの扱いは、前作を知らなくても、ホント酷いな……と思うので、知っているなら尚更ですよね……飯塚昭三さんの評価も頷けるところですが……
 >ここまでやられたら逆に見事!落ちぶれの向こう側を見せてくれた!って感じで評価してます
……それがワルダー登場後、突き抜けすぎて面白いの領域に到達してしまったのが、『01』ハカイダーのミラクルだったな、と(笑)
 >化学調味料たっぷりの味に慣らされてしまってるので、もはや正統派の味付けでは物足りなさを感じて満足できないと思います(笑)
良くも悪くも、『キカイダー』から見ていたら『01』こうは見られなかったと思うので、これはこれで一つの出会いの形ですね(笑)
 >これは嬉しい!ヒロイン部門1位めぐみさんも!
コロンさんとめぐみさんはホント、今年の大ヒット女性キャラでした。ここまで思い入れが生まれるとは我ながら思わず。
 >ゴーマ怪人も人間態含めキャラが濃い奴ばかりで印象深く、好きな要素の結構な割合占めてます
そういえばゴーマ怪人は、濃いめの変態路線でしたね……斎藤暁さん演じたサボテンとか、色々な意味でかなり印象深いです(笑)
 >序盤や『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』が個人的にかなり面白かっただけに後半はただただ辛かったです…
『01』とは逆に、テーマ的に期待していたら全く跳ねなかったのが『ゼロワン』という感じで……。

◆Sさん
 >又、感想を楽しませていただき、有難うございました。
こちらこそ、読んでいただき、コメントありがとうございます。
 >私はこの中ではゴーカイ・キラメイ・牙狼ぐらいしかわからないですが、見ていない番組でも解説が面白く、感想を拝見するだけで楽しいです。
読み物として面白いものを、というのが目標なので、そう言っていただけると嬉しいです。
 >見ている番組も、違った視点からの解釈や感想を拝見することで、より味わい深いものになりました。何より文章から「好き」が伝わってくるのが嬉しいです。
そう言っていただけると幸いです……と繰り返しになっていて申し訳ないですが、ホントそう言っていただけるのは書いている側としては嬉しい限りです。山崎さんの台詞はホント良かったですねー。

◆あきさん
 >ヌマージョは幹部に昇格が決まり邪面師卒業間際だったのかもですね。
ああ、どこかの星の征服活動で軍功をあげた元魔女邪面とかだった、と考えるのは成る程の解釈です。
 >今でも兄がお仕置きすべき弟としか思っておらずどこまでも正面から向き合おうとしない姿勢
憎しみに憎しみを返さない、というのは一面では正しいのでしょうが、話が進むに従って相性の悪さが腑に落ちるこの兄弟の決着は、きっちりと付けてほしいですね。
 >メタ的には前回キラメイ側を大々的に販促した直後に、特にグレイトフルをこんなに劣勢にしていいのかと焦りました
早かったですよね……(笑) グレイトフルはこの辺りも含めて、劇中の扱いほど最強感が感じられないのも、後で響かないといいな、とは気になる部分です。
 >出荷量を考えればむしろザビューンよりジョーキー+エキスプレスの方をもっと活躍させておくべきだったのかもと複雑な心境です。
ジョーキー、悪の恐竜列車、というアイデアは凄くいいところついていたと思うのですが、過去の商品展開を考えても、単独ロボだと売れないという判断で、こうするしかなかったみたいな感じだったんですかね……。
 >上手くキャラを描き分けしつつ充瑠が憧れるのも納得の格好いいアニキコンビが見られて嬉しかったです。
言われてみると、デカ・ゴーカイでは、男性コンビ回は無かったのですね。今回は、二人は充瑠の憧れなんだ、と定義付けしたところからの転がし方が、実に巧かったですねー。
 >ただ今回は特に瀬奈が良いとこなしながら、ミニコーナーで雪辱を誓うカットを入れたのは良い目配りだったかなと思います。
本編をちょっと補強したり、クランチュラの出番を確保してみたり、ミニコーナーも色々と使い方に工夫があって問いですね。
 >キラメイ側が一切事態を把握出来ずに謎解きミステリー風な作りが成立してるのは上手いなと感心してました。
サーチして迎撃に出る系の戦隊において、サーチできなくなったら? というところから、ただピンチにするだけではなく変則的な構成で広げたのは、面白い発想でしたね。
 >か弱い非戦闘メンバーという立ち位置で隠れて見守ってないで戦っていいのよ?と思ってみたり(笑)。
しっかり記憶を失っているのが、姫ムーヴとして完璧でしたね(笑)
 >いよいよ生温くないnewガルザさんが始まったな!と身構えましたが、やっぱりいつものガルザさんでしたね(笑)。
こちらも早かったですね……(笑)
 >物理的に刺さっている絵は笑えるけどちゃんと不可抗力の一大事って感じで良かったです。
ああ確かに、特殊能力の補強、と見ても納得度が上がって、充瑠のメンタルの表現とも繋がって、行き届いた演出でしたね。
 >そんな子が出会いによっていかに変わったかを語るファイヤーとのやりとりの上手い補強になってましたね。
ホント、エピソード内での積み重ねが効いて、二人の出会いの意味の大きさに劇的に繋がる、というのがお見事でした。

◆MOPさん
 >クランチュラさんの御帰還は予想していたものの、やはり非常に嬉しかったです。
さすがにあれで終わりではなくてホッとしました。あそこまで雑に帰ってくるとは思いませんでしたが(笑)
 >ガルザの隠しきれないホッとした様子も微笑ましかった。
なんだかんだ、同僚として気にしているのが出ていて、良かったですねー。
 >皇帝は本当に律儀できっちりした方でしたね。ガルザがヨドンヘイムで働きたくなるの分かります。
完全に、転職で巡り会えた理想の上司ですよね(笑)
 >あの恐ろしげな皇帝にお叱りを受けても少し落ち込むくらいでいられるって、けっこうスゴいと思います。
皇帝、あの姿のまま出てきて説教するんですかね……(笑) ある意味、クランチュラさんの謎も深まったなと……。
 >皇帝の顔の両側に付いているのも邪面ですよね。あれを被ったらより強くなるのでしょうか。
映像面で強調していたので、あの邪面にどんな意味を持たせてくるかなど、これからの激突と攻略は楽しみですね。ヨドンナの存在が巧く絡んでくれればいいな、と思うところです。

◆てひろぐさん
 >おそらくこれが通常回で人格統合後大活躍となっていれば結構満足いくエピソードになりましたよね。
そうなんですよねー。皇帝要素が無くて、ヨドンナ撃退して大団円だったら、及第点ぐらいのエピソードではあったろうなと……。
 >瀬奈もそれぞれの演じ分けは勿論、5番の思いつめた表情は見事でした。
両者ともにぐっとシリアスな芝居を振って……という部分は戦隊的なキャストへの配慮も込めて良かったですね。
 >が、説得役は充瑠の方が良かったというのに同意しますし、何なら画も浮かびますしね。小夜と違って拙いながらも一生懸命語る充瑠の姿が。
やはり充瑠がそういう役回りなのが今作の基本方針なので(転がし方次第で2話とも接続可能でしょうし)、年末のエピソードとしては、なんか違う……感が出てしまったのは残念でしたね。
 >慈愛的な面を充瑠がかなりの部分担ってしまっているのが小夜をイマイチ使いきれていない原因かもしれませんね。
普段ヒエラルキーの高いキャラは弱点を突いてこそで、宝路初登場やアイビー騒動は恋愛面をつつく事で新たな面白さが出ていたのですが、説得ポジションに入れると、強キャラ性はままだし充瑠と被るしで、この辺りはちょっと難しくなりましたね。
 >というかここまで縦軸が動く回がかなりの確率で低調なので終盤戦にどうなるかかなり心配になってきました。
前回が傑作回だったというのもありますが、期待を持って年明けの終章へ! というよりは、年末最後に、今作の弱点がみんな出た、みたいになってしまったのは勿体なかったですね。