『海賊戦隊ゴーカイジャー』感想・日記タイトル&エピグラフ元ネタ集(その3)
-感想記事タイトル編-
●第27-28話:風に呼ばれたその男
『鳥人戦隊ジェットマン』OPテーマ「鳥人戦隊ジェットマン」歌詞「風にその名を呼んだなら」より。
入れ替わり回と「ジェットマン」回で、「ジェットマン」の方から。原典への思い入れが強い事もあり、ひねり出すまで割と悩んだ記憶。
●第29話:アバレプリンセス七変化
『爆竜戦隊アバレンジャー』第35話サブタイトル「アバレナデシコ七変化たい!」より。
「アバレ」×アイム回という事で、ストレートに。この際に『アバレンジャー』の感想記事をさらっと読み返したのですが、『アバレ』は、「アバレ」という言葉だけ入っていればいい、というノリで、割と凄いサブタイトルが多い(笑)
●第30話:大科学電子電撃新星光超獣高速そして地球
当初は素直に『ライブマン』絡みにしようとしていたのですが、感想を書いている内に、この回は『ライブマン』のみならず曽田戦隊オマージュと見ていいのかも……という事から、今回だけの変則で、曽田博久メインライター作品のタイトルを並べました。
●第31話:ザンギャックなんか怖くない
『超力戦隊オーレンジャー』OPテーマ「オーレ! オーレンジャー」歌詞「バラノイアなんて怖くない」より。
「オーレン」回という事で、OP、ED、インストが戦闘BGMで使われた名挿入歌「虹色クリスタルスカイ」の歌詞を色々とひっくり返していたのですが、なかなかピタッとこず、妥協した記憶。……後、どうも歌詞を正確に確認せずに書いてしまったようで「なんて」と「なんか」を間違えていますね……恐らく、「狼なんか怖くない」(歌:石野真子)が脳内で混ざっていたものと思われますが、これはこれで、戦隊繋がり……?
●第32話:さあ豪快なスクラムだ
『バトルフィーバーJ』EDテーマ「勇者が行く」歌詞「さあ鋼鉄のスクラムだ」より。
第32話にして、海賊戦隊に必殺バズーカ誕生! という事で、初期戦隊ソングにおいて「結束」を示すキーワードとして使用される「スクラム」を取り上げてみました。
●第33-34話:飛んでくるくる回し蹴り
『五星戦隊ダイレンジャー』EDテーマ「俺たち無敵さ!!ダイレンジャー」歌詞「飛んでくるくる 凄い奴」より。
「ダイレン」回とルカ幼なじみ回という事で、「ダイレン」の方から。メインの二人(鎧&亮)が、両方とも飛び回し蹴りの出来る人だったので(笑)
●第35-36話:BUNBUN! BANBAN! 海賊BANG!
『炎神戦隊ゴーオンジャー』劇場版タイトル「BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!」より。
「ゴーオン」前後編という事で、「海賊版」という言葉を取り込みつつ、先輩のうるさい感じも出せて、割とお気に入り。
●第37-38話:みんなの夢を砕くもの 悪のザンギャック打ち破れ
『科学戦隊ダイナマン』EDテーマ「夢をかなえてダイナマン」歌詞「みんなの夢を砕くもの 悪のジャシンカ打ち破れ」より。
エピグラフとも連動しますが、殿下とメギド王子の関連づけ&重要なキーワードとなる「夢」から、『ダイナマン』を選びました。この辺りで恐らく、海賊戦隊のキーワードかつ“35戦隊を統合可能な要素”として「夢」「明日」を今作のコアに据えているのではないか、という解釈をハッキリし始めたような覚え。
-エピグラフ編-
◆第27話「いつもより豪快なチェンジ」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:香村純子)
――「なんだか……今日の小津くん、今までで一番格好いいかも」
『魔法戦隊マジレンジャー』より、山崎由佳。キャラ入れ替わりネタを探したところ、ちょうど性別まで逆転だったこのエピソードから。中に長姉が入っているのでしなを作る魁、が好演でした(笑)
◆第28話「翼は永遠に」◆ (監督:中澤祥次郎 脚本:井上敏樹)
――「へっ。まあそうマジになりなさんな……俺が死んでも、空は青い。地球は回る」
『鳥人戦隊ジェットマン』より、結城凱。劇中でも直球のセルフオマージュが盛り込まれましたが、『ジェットマン』の中でも、印象深い台詞(シーン)。
◆第29話「アバレ七変化で新合体」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久)
――「そうよ! このブレスは幸人さんを選んだ。悔しいけど……だから私は、貴方のダイノガッツを信じてます」
『爆竜戦隊アバレンジャー』より、今中笑里。ゲストレジェンドが三条幸人/アバレブルーという事で、幸人さん屈指の名台詞「たった今おまえは、アバレモンに決まった」も考えたのですが、エミポンが大アバレだったので、エミポンの格好いい台詞を。
振り返ると『アバレ』はサブキャラの良さが光る作品でしたが、レジェンド回ながら単発ギャグ回めいた内容に、はまると強いギャグ怪人・偽装結婚式・コスプレ、と“戦隊らしさ”を散りばめた上で、シリーズにおけるサポートキャラの存在感を引き出したのが巧みな一篇でありました。
◆第30話「友の魂だけでも」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:香村純子)
――「若かったんだよ……世界中をあっといわせるような、生命工学の発明をしたかったんだ」
『科学戦隊ダイナマン』より、夢野久太郎。「ライブマン」回という事で当初は「科学アカデミアの青春はな、おまえら悪魔の科学には決して負けん!」を選んでいたのですが、曽田戦隊オマージュ要素が強いエピソードかも、という事で思い直して、『ライブマン』を視野に入れつつ、曽田戦隊のコア的な要素を持った台詞にしてみました。
◆第31話「衝撃!! 秘密作戦」◆ (監督:竹本昇 脚本:下山健人)
――「超力戦隊・オーレンジャー所属、隊長、オーレッド!」
『超力戦隊オーレンジャー』より、星野吾郎/オーレッド。伝説のバラノイア100人斬りから、衝撃の初名乗り。第1話は今でも、シリーズ屈指の傑作回だと思っています。
◆第32話「力を一つに」◆ (監督:竹本昇 脚本:下山健人)
――ひとりひとりは 小さいけれど 一つになれば ごらん無敵だ
『バトルフィーバーJ』OPテーマ「バトルフィーバーJ」より。必殺バズーカ登場回という事で、記事タイトルと連動しつつサブタイトルにも引っかけて。
◆第33話「ヒーローだァァッ!!」◆ (監督:坂本太郎 脚本:石橋大助)
――「ばーか、餃子の方が100倍可愛いさ」
『五星戦隊ダイレンジャー』より、天火星・亮/リュウレンジャー。私の中で、亮を象徴する台詞といえばこれでして、決め打ちシリーズ(笑)
◆第34話「夢を叶えて」◆ (監督:坂本太郎 脚本:荒川稔久)
――「どっちか選ばなきゃならねぇとしたら、昔なじみより金と欲で繋がった仲間だ。そっちの絆の方がつええからなぁ」
『未来戦隊タイムレンジャー』より、ドン・ドルネロ。お金シリーズはまたもドルネロ様に出馬していただき、ルカの幼なじみが登場するエピソード内容と妙にシンクロしてしまったのは、事故です。ドルネロ様のキャラとしての奥行きのよく出た名台詞であり、第9話は、『タイム』序盤の傑作回。
◆第35話「次元ノムコウ」◆ (監督:加藤弘之 脚本:香村純子)
――「ねえ、みんな、正義の味方になってほしいんだけど」
『炎神戦隊ゴーオンジャー』より、ボンパー。ボンパーさんから始まる「ゴーオン」前後編という事で、海賊たちをタクシー代わりに使えるのはボンパーさんだけ!
◆第36話「相棒カイゾク」◆ (監督:加藤弘之 脚本:香村純子)
――生まれた世界は違っても 見た目や言葉が違っても 願いは繋ぎ合える
『炎神戦隊ゴーオンジャー』OPテーマ「炎神戦隊ゴーオンジャー」より。人と炎神の相棒関係、という『ゴーオン』を象徴する要素を、うまく『ゴーカイ』に取り込んだエピソードでありました。
◆第37話「最強の決戦機」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:下山健人)
――「いかにも四本尻尾の王子、いや、もはや尻尾などないメギドである!」
『科学戦隊ダイナマン』より、メギド王子。“残念王子”繋がりで。もっと残念な台詞にしようかとも思ったのですが、殿下が大勝負に出る回なので、成長後のものをチョイス。
◆第38話「夢を掴む力」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:下山健人)
――五つの命は 夢のため 命の爆発は 明日のため
『科学戦隊ダイナマン』EDテーマ「夢をかなえてダイナマン」より。殿下-メギド王子-『ダイナマン』-夢/明日、といったキーワードの関連づけに基づいて。