東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/5付けレス

 本日はラスト目前『ハリケンジャー』感想を書きました。

さらば赤の日々

◆MOPさん
 >バスコの最期は、自らの信念を貫き通して改心も言い訳もせず、悪役としてもライバルとしても納得のいくものでした。
悪役ではありますが、この「貫く」が最後までマーベラスとの鮮やかな対比になって、良かったですね。
 >バスコが最大に裏切っていたのは自分自身で、だからこそ最後に「なるほどね」と言ったのかと。
バスコはなんか、人生のどこかで、捨てる事でしか得られない、と決めてしまったのだろうなぁ……みたいなものを感じられて、最後の最後までキャラクターのしっかりした、いいラストでしたね……。
 >元からバスコはこういう奴だったとは思うのですが、アカレッドの方が先に裏切っていたと口実でも言ってみる位には、赤い海賊団が嫌いじゃなかったのかも知れないと思います。
途中で宇宙最大のお宝に目がくらんだというよりは、最初から悪党だった方がしっくり来るバスコですが、その上で確かに、最終的に「捨てる」対象だったしても、マベちゃんやサリーとの関係を気に入っていた面はありそうですよね。
 >サリーはもちろん優しくしてくれたマーベラスを守ろうとして死んだのですが、それでもバスコへの思いもあったと、私が思いたいです。
サリーはサリーで、バスコへの思いはあったのだろう、というのは考えたくなりますよね。「意外性」と「全てを台詞にしない」事でバスコの奥行きを増す、素晴らしい相棒関係でありました。
 >真のスーパー戦隊になってきたところで(次回)「宇宙一のお宝」の正体が分かるのが堪らないですね。
綺麗に繋がったところで、何が飛び出してくるか、大変楽しみです。

◆五月サツキさん
 >このから回ってる可哀想感が面白いといえばまあ面白いですし、ここまでくるともう寧ろ好きなくらいになりましたが。
悪い人ではなさそうなので、ちょっと応援してみようかと思うと、格好良く出てきた時に限って、すぐやられるんですよね……(笑)
 >それにしても正直弱すぎるのでハリケンゴウライに上から目線でものを言える立場でもないように見えるのが。
立ち回りは先輩キャラっぽいのに「割と弱い」「本人が思っているほどリーダーシップは無い」「口調が軽い」の3点セットで、見ていてポジションの掴みにくいキャラになりましたよね……目指すところは「変幻自在」だったのかもですが、どちらかというと「不安定」になってしまったというか。
 >ここまできて教え子を信じられないというのは、シャーフーより駄目な感じがします。
ここはホント、なんでそんな描き方してしまったのだろう、と首をひねる見せ方でしたね。
 >御前様は長く生きている為に価値観が違ったり、浮世離れしていたと明かされて、上手く落とし込みましたね。その分館長が割を食いましたが……。
館長は、ハムスターゆえに格好良く描いた方が良かったと思うのですが、結局、ハムスターゆえに段々と扱いが雑になっていったのは、残念でしたね。御前様の方は、最終的には頷ける所に落ち着いたのですけれど。
 >ただちょくちょく入れてくる割には、七海の方からはびっくりするほど反応がないですね……。一鍬……。
アイドルに、恋愛は御法度……?(笑)

◆タイキさん
 >EDテーマソング並びに最終章のタイトルは『明日の伝説』ともろに『明日』という単語が入っています。
“今日の先に明日がある”のが、小林さんの作家的テーマの一つだと思うと、初メイン作でなかなか面白い符号ですよね。
 >夜明け前が最も暗いと言われますが、小林靖子さんは後半~終盤の「夜明け前」を最も暗く描き、最後で強烈な「明日」という名の光を掴み取る印象があります。
劇作の妙味でありますが、小林さんの「明日」に対する物語的指向性の強さが、噛み合っているところもあるのでしょうね。

◆もりみやさん
 >先に裏切られたのは自分の方なのだとか。やり口が酷過ぎるので勝手な言い分なのですが。
基本バスコは、そういう生き方を続けてきた悪党、だと思ってはいるのですが、アカレッドさんはアカレッドさんで、今作劇中の事項だけを並べると、割とアレな感じな人で……(笑) まあ、終盤でマベに乗り越えさせる為に、そういう描写を意識した節はありそうですが。
 >御前様、凄い印象に残ったキャラで、雰囲気にコロっと騙されてそれまでの諸々を許してしまったクチです(笑)。
登場当初はちょっと不安になりましたが、最終的には上手く長命の者の抱える弱さを出せて、いい雰囲気作れましたねー。
 >初期に匂わせていたけど結局ミスリードだった、シュリケンジャー=御前様説が実際だったら
確かに、シュリケンジャーに関しては、そちらの方が収まりが良かったかもですね。視聴者からの、一発ぐらいはたいておくべきでは感は、強まったかもですが(笑)
 >特撮班は、特撮・アクションともにやたら気合が入っているのですが、脚本……あるいは本編班は、どうもうまく噛み合わない状態が続いてますね……。
見ているこちらのバイアスもありますが、どうも作っている側も、シリーズ初期作品の幻影を追っているみたいな感があって、『80』としてのリアリティラインを構築できていないイメージです。
 >まぁ、一番の謎は、26話のEDクレジットがなんであんな打ち切り最終回みたいだったのかですが(笑)。
あれはホント、なんだったんでしょうね……。
 >吹き替え版だと、犠牲になった少年はもう救えないから、せめて友の魂だけでも救いたい……的なニュアンスだったと思うのですが
ああ、ゴーデス細胞に取り込まれた時点で駄目なので……みたいな流れだったのですね。その辺りからスポッと抜け落ちているので、字幕の難しさが出てしまってますね……。