東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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3/1付けレス

 本日は、『アントマン&ワスプ』感想を書きました。

夢のヒーロー

◆あきさん
 >マベちゃんをあそこまで容赦なく突きおとせるのもメインライターならではかもですね。
マベちゃんに対する遠慮の無さは、凄く面白く機能してますよね(笑) そしてそこを軸に、マベとの絡み方で他のキャラも魅力的になっていくという。
 >相変わらず荒川さんは5人のキャラの見極めと役割分担を打ち立てるのが早くて上手いなと。
原作もののアニメ脚本なども含めて、触れてきた作品や動かしてきたキャラクターの物量がまんま経験値というか、キャラクターのポジショニングがホント巧いですよねー。
 >それを「殺し合う訳じゃない」とか前回言っておいて先輩にぶちかます大和くんにびびりました。
せ、先輩達への、熱い信頼感……?
 >リラの太股強調は「あー坂本監督だったわはいはい」、と思いましたが、大和の怒濤のフォームチェンジ+OPには「おーさすが坂本監督だ~」、と思う厄介な監督ですね(笑)
煩悩タイムを提供しておかないと、機能が落ちるのがホント困ったところで……(笑)
 >レジェンドの寄せ集めですが1話で大和とマベ、2話で天晴とスティンガー、3話で恐らくカグラと追加戦士の番犬と、
 >宇都宮戦隊以上にスポットを当てる手際が良くてワクワクしますし楽しみです。
既存ヒーローを扱うので割となぁなぁでやるのかと思っていたので、まさか戦隊のチームアップ構造を組み込んでくるとは思わず、この構成は凄く、クライマックスが楽しみです。
 >その分、次戦隊がPも脚本も監督も初戦隊なのでちょっと心配になってきました。
どうしてもここは、不安が出ますよねー。切り替えの時、というのが巧く転がると良いのですが。

◆タイキさん
 >これは同時に「憧憬型ヒーロー」か「共感型ヒーロー」かという区分にもなると思います。
成る程確かに、その辺りの描き方の問題ともまた、重なってきそうですね。戦隊の流れで見ると『ダイレンジャー』はやはりやり過ぎだったのでは(キバレンジャーにはそういう点での必要性も見えてきますが)、と思う一方、『オーレン』も揺り戻しすぎだったのかもと思え(そしてこちらはキングレンジャー……)、90年代にはその辺りのバランスの模索も強かったのでしょうね。
 >「ギンガマン」の絶妙だなと思うところは「憧憬型」と「共感型」の側面をバランスよく持ってるところですよね。
改めて『ギンガマン』は、勇太→リョウマ→ヒュウガ、という二重構造が巧く出来ていましたね。
 >「クウガ」「響鬼」になると今度はそこに仮面ライダーが持つ「異形の戦士としての悲哀」とかその辺の複雑なテーマ性を織り込んでいかないといけないのですが。
ギンガマンが平気で市民に受け入れられているのと、クウガが未確認生命体の一種として扱われるのとは、こう並べると、根っこの所での大きな違いですね……。

◆もりみやさん
 >確かに、自分の身近なことをスパっと言い切る姿はハマっているのですが、大上段から説教してくるとなんか違うなぁと感じますね。
劇中ポジション的にも、もう少し市民目線なイメージがありますよね、玲子さんは。理屈の話はむしろ、藤宮や我夢の方が得意分野でもありますし。
 >実際にスタッフが、子供達がアグルを応援したり、ウルトラマン同士で仲良くして欲しいという意見を目にしたりしたことも影響しているそうです。
ああ、そういうのがあったですね。それ自体は非常に自然だと思いますし、スタッフがそれに応えようとしたのもわかるところです。『ガイア』自体が作品としてかなり複雑な構成も取ってくる一方で、そういったヒーローの扱いに関してはやはり、90年代~00年代の過渡期という感じがありますね。
 >『ガイア』以降のウルトラシリーズとなると、ウルトラマン同士の対立はあまり無い、あっても長引かせない、
 >あるいはウルトラマンに似てても別物ですよと設定付ける……
一つシリーズとしてのポリシー、的なのはあるんですかねー(ライダーはライダーで、やりすぎな面はありますし……)。巨大存在同士の対決、というのは色々と難点が出る、というのもあるのでしょうが。
 >それが定番になっていたとも感じるため、『オーブ』では別の方向性を模索したのでは……というのは、以前にこちらのコメントを読んで「なるほど」と思った点です。
その辺りの流れのお話を聞くと、『オーブ』というのはやはり、色々な面で作劇の切り替えを志向した所が強かったんですかねー。
 >この話だと、怪獣が完全に被害者なのに、ガイアが怒りに任せて怪獣を殺してしまう展開にしたのはちょっと疑問に感じましたね。
私は割と盛り上がりに流されて見ていましたが、確かに、あの怪獣は被害者ですね……その辺り稲森博士の行動が、藤宮ばかりではなく、我夢の転機にもなっていく、という意図だったんですかね。
 >この話に登場したパーセル、ガイアも登場するヒーロー競演ゲームだと、怪獣怪人問わずに操って味方に出来る超便利アイテムになってました(笑)。
……そ、それはもはや完全に、洗脳装置……?(笑)
 >稲森博士ですが、前回今回と登場話を書いた吉田さんの想定によると、藤宮とは裏設定では寝てるつもりで書いたとか。
 >フィルムを見る限り、完成作品では反映されてる感じではないと思うのですけれど。
おお成る程。確かに、稲森博士の演技プランの中に艶めいたものは乗せている感じですが、出来上がりの方は、あくまで稲森博士の一方通行、という感じですよね。
 >当時、これまで特に印象に残っていなかった千葉参謀が、この回で一気に好きになりました。
千葉参謀は、一気にいいキャラになりましたねー。……後は、コマンダーとチーフを、なんとか……。
 >あと、戦闘時の選曲がおかしかったのもやたら印象に残っています。なぜ主題歌と共にピンチになって、ピンチBGMで逆転するのか(笑)。
おかしかったですが、凄く、面白かったです(笑)
 >環境破壊テーマやチーム・マーリンよりも、根源破滅教団の方が印象に残った回でした。
『ガイア』は端々で、“変化していく世界”が描写されているのが好きなところですが(それが次の第22話にも活きましたし)、こういう要素を盛り込んでくる余力、というのが作品のアベレージを底上げしていますね。
 >敦子と玲子の過去設定を似せてしまったのはほんとなんでだろうと思います。リリアとリリーで、名前が似てるキャラもいますし……。
今作の短所として、多数の脚本家が参加している割に、女性キャラのバリエーションが少ない、というのは思うところです。話が進んでも、あまり奥行きが出ても来ないですし。
 >梶尾役の役者さんは撮ってたことを知らなかったために、オンエアで見た時に「あいつら何やってんだ」と吹き出してしまったとか(笑)。
あの面白シーンが、監督の遊び心?だったとは……そして本編見たらEDにあのシーンは、衝撃ですね(笑)
 >当時の自分はアグルの方が強いと思ってたから、なしくずしに引き分けに持ち込んでしまったのが気に入らなかったんだと思います。
直接対決の部分は、アクション面では盛り上げた一方で、展開としてはこうするしか無いんだろうなぁ……という若干の誤魔化しめいた部分は、確かに出てしまいましたね。
 >今見返してみると、アグルは攻めてる時は強いが受けに回ると打たれ弱い
凄く、藤宮です……(笑)
 >なんだかんだ言ってきれいな女の人の前でかっこつけたい感が出ているところとか、シャアっぽいかなと思いました(笑)。
藤宮はなんかどこかで、自分を支えてくれる人が欲しそうですよね(笑) 理解者というか。

◆chi-chanさん
 >2001年の『ウルトラマンコスモス』で「ウルトラマンと出会い友達になった子供」(映画版1)が
 >「ウルトラマンと融合して戦う大人になる」(テレビ版)というストーリーを描いており、ある意味それの究極を描いたのかなと思います。
かなりダイレクトな接続を描いたシリーズがあったのですね。現在『ガイア』を非常に面白く見ているので、00年代ウルトラシリーズも、少しずつ埋めて行ければなと思うところです。
 >『エグゼイド』
ゲームを軸に、子供達と積極的に絡んでいく、というわけでも無かったのですね。どちらかというと、メインキャストの方に、「子供としての問題」が存在していた、という鏡写しとしての描き方になっていたと。
 >『ビルド』のマスター(及びエボルト)と合わせ「父殺しが定番に?!」という仮説もあったり。
そういえば、当時話題になっていたのを目にしただけで劇中の詳細な立ち位置は知らないのですが、『エグゼイド』の悪ライダーは確かクロノスで、かなり示唆的な名称なんですね。