東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   Twitter→〔Twitter/gms02〕

2/5付けレス

 本日は、書く書くといってだいぶ遅くなってしまった『ワールドトリガー』の話を書きました。

ラストへの道

◆つるさん
 >元々職業ヒーロー物が好きなので圭一郎と魁利のやりとりは大満足だったのですが、ノエル周りまで手が回らなくなってきたのは残念でしたねー
魁利×圭一郎に重点置く形で大変良かったのですが、良かっただけに、もう一つ高いハードルを越えてくれれば、と思ってしまう所は出ますよねー。
 >普段通り出勤してきたのは、これぞノエル!という感じで面白かったのですが(笑)
行動としては凄く面白かったので、あの状況でなければ、色々とツッコみたかったです!(笑)
 >困ったことに(?)ノエル自身への好感度は結構高いので、なんとか彼とルパン家の物語もゴールしてくれると嬉しいのですが…
私もノエルは嫌いではないのですが、どうにもノエル周りの見せ方には、もやもやとしたものを抱えていて整理が難しいキャラクターです……。
 >警察と怪盗の戦いが終わっても、ノエルの戦いは終わらなかったりしそうで戦々恐々としています
メタ視点含め、快盗戦隊と警察戦隊の存在を継続する為には、その方が都合が良くはあるんですよね……。

◆島縞さん
 >コグレに絶賛反抗期中の天才少年(両取りできると夢を追うがコグレに頭を押さえられている)のような立ち位置の方が綺麗にまとまった気も。
大人のお仕事戦隊と、スれた快盗の間に、ジュブナイルな冒険活劇少年だったりすると、アルセーヌへの感謝と純粋な羨望、それと同居するギャングラーへの怒りの部分、なども受け止めやすくなったかもですね。考えてみるとノエルのやや童顔なキャスティングには、そいういう“少年ぽさ”を組み込みたい意識はあったんですかねー。
 >悟の件があるので快盗が戻れない展開も高いよう思います。
割と悟が、純粋に悲劇的なポジションのままなんですよね……。まあ今作、人的被害はかなり出ている作品世界ではありますが……。
 >快盗・警察・ノエルの全員が今のところ幸せではないよう思えるのでどんなエンドを迎えるのか期待しています。
確かにその辺りの視点が厳しいというか、今回冒頭のパトレン1号の姿が象徴するように、ジレンマを乗り越えた先にまた別のジレンマが存在する、みたいな見せ方は、どう決着するのか気になるところですね。

◆藤村さん
 >お初で失礼します。
はじめまして。コメントありがとうございます。
 >警察がこれを知っていればコレクション奪取運用も出来たはずですが、ノエルがこれを黙っていたということでこの最終盤で更に不実が追加されましたね
出し方からすると、元々はノエルが仕込んでいた“警察側の切り札”の予定だったのかもですね。最後の最後で互いのビークルを交換する、というシチュエーションそのものは格好良くなったんですが。
 >まあ身も蓋もないことを言えば、不実行動の裏に何かの目的を用意していたけれど回収出来なかったという感じなのでしょうが
サイレン問題の後、フォロー案はあったのかもですが、やりきれないまま最終章に入ってしまった感じはありますよね……。

◆あきさん
 >私の見方は、あんな育ちでありながら人を守る方にも意識が行きしばしば自分より他人を優先するノエルの本質は光、
 >でも環境から後天的に身に付けた手段は闇、そういう形で両方の属性を持ち合わせたのかなと。
個人的にはそこがポイントの一つかなと思うのですが、物語としてもう少し「あんな育ち」を早めに提示した上で「それでもノエルはなぜ世界の為に戦おうとするのか」を語ってしまった方が良かったのかなと。快盗として活動する理由は明示される一方で、警察として戦う理由が、性質の善良さで突破するような作劇になった事で、色々な温度差が生じてしまった部分はあるのかなぁと。
 >正しい手段への脱皮がなされたら、咲也の真心が届いてしまった初美花のようにそれ以上進めなくなってしまうのでは?と思ったりしました。
そう言われてみると、私は、立ち止まった後に、違う道を見つけるノエルが見たかったのかもしれません。
 >残念だったのはこの場合どうしても快盗寄りになり、それを緩和できるビークル提供とそれに付随したエピソードを封じられたことで、中でもやはり38話は痛かったですね。
「最優先はアルセーヌ復活、だけど……」の「だけど……」の部分が、あれで表現しにくくなってしまったのは、辛かったですね。
 >ノエルが共闘の橋渡しという役回りを終えた後はどうなりますか
ラストバトルにおいてノエルが警察の側に回る事になった事に、展開の都合以上の意味が生まれるのは期待したいところです。

◆spirithumanさん
 >7人の中で唯一ドグラニオと因縁があるノエルに何か見せ場があると思いたいです。
あまり因縁を前面に出すと、世界の平和<復讐、になってしまうのもノエルの難しい所ですが、巧く繋がってほしいですね。
 >ノエルはおとうさんといっしょで鍛えた白い歯を見せるうさんくさい笑顔(失礼)も、
 >実は理想を追いかける青臭い人物だったいう仕掛けも好きなのですが、45話以降手が回りきっていないのが残念です。
後一手か二手、足りなかった、という感じで惜しいですね……。
 >序盤からグッディがビークルの改造について度々言及していたので、制作側はいつかのタイミングで使いたいと考えていたのかもしれませんが
元々ノエルが作ったものという事もあり、設定的には用意してあった感じですよね。他の伏線が細かく長い分、ちょっと浮いてしまう形になったのは残念だったところで。
 >やはりドグラニオとの決戦はVSXでいってほしいですよね。
ゴーシュ戦で使わなかったのはここへの溜めだと思っているので、期待しています。

◆匿名さん
 >怪盗は大切な人を取り戻すためにコレクションを集める話だったのに、だからこそ警察とは相容れないという話だったのに、
 >警察と怪盗が協力してギャングラーを普通に倒していれば両者の目的は達成できた、ということですよね、コレ。
そこに至るまでをどう描くか、という物語ではあったのでしょうが、結局「組織」として歩み寄る事は出来ないから、「組織さえ捨ててみせる」という圭一郎は格好良かったのですが、咲也とつかさに関しては「個人が横紙破りをする」という形にしか出来なかったのは、ちょっと苦しかったなぁとは思ったところです。

◆一味さん
 >初めまして、いつも感想楽しみに拝読しています。
初めまして。ありがとうございます。
 >どうして命をかけてルパン家に反してまで「快盗と警察」の両立に拘ったのかが描かれず、
 >「必要だと思った」「素敵だと思った」だけで行間補足をするしかなくなったのが勿体ないと思います。
色々な取捨選択があったのでしょうが、ここの部分はもう少し、劇中でハッキリ語っておいた方が良かった感じですよね。チェンジャー横流しの時点でルパン家に大きく背いてはいますが、中盤以降そこを突かれないので、「警察に協力する事で生まれるノエルの苦しさ」が描かれないのも、快盗に偏ったイメージが強めてしまったなと。
 >そもそも警察側にとってノエルの最重要秘密は『高尾ノエルは人間じゃない』、よりも
 >『高尾ノエルはルパン家の人間である』という事だと思うのですが
……ああ! い、言われてみればそうですね(笑) なんかあまりに快盗が通常営業なので、すっかり失念していました……グッティ辺りがさらりとバラしそうで、怖い(笑)
 >51話こそ警察とノエル間の、このなんとも言えないもやもやがすっきりするといいなと期待したいです。
ザミーゴを快盗トリオに任せてドグラニオ戦がこの組み合わせになった事は、最後の一撃に期待したいですね。
 >個人的にノエルには、雇われているだけの快盗とは違う「ルパン家(舞台装置の核)」視点を期待していたのですが
 >結局そういった描写がなかった事が一番残念でした。
ルパン家や国際警察上層部は真っ黒なのでは説を唱えていた身としては、もう一つ構造があったら……というのは頷けます(笑) そこまで黒くなくても、ノエルが「ルパン家」に縛られざるを得ない状況を描ければ、また少し印象も変わってきましたよね。