東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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1/24付けレス

 昨日に続けて『ルパパト』感想書きました。追いついた! 本日も長いです。

因果は巡る糸車

◆あきさん
 >何か咲也の善意からの「今の僕に出来る事」が負の連鎖の引き金になって快盗がターゲット変更した事から、
 >結果としてノエルの「今の僕に出来る事」に収束したようにも見えていろいろ辛かったです。
見ていて精神を消耗するエピソードでしたが、とにかく今回、様々な因縁の連鎖の描き方が、年間単位でも数話単位でも縦横無尽に張り巡らされていて、凄かったですね。
 >例えば私達が犬の群れの中にニホンオオカミを見つけたらという興奮みたいなものかもと思ったら何となく腑に落ちました。
それは納得です。異世界人=金庫持ちなのかはわかりませんが、もしそうだとしたら、金庫はどうなっているのか、とかは個人的にもちょっと気になる所で(笑) 双眼鏡で一発でわかったという事は、何か特性が残っているんでしょうしね……。
 >何か快盗にも警察にも徹せない事が全部裏目に出て、その責任も販促のしわ寄せも全部背負う形で自分を差し出したのかなあと
結果的にノエルが、双方の間を綺麗に取り持つスーパーなキャラではなく、スーパーであろうとしてもがくがあちこち綻びが出るキャラになったのは、今作のリアリティとしては良かったかな、とは思うところです。
 >ただ個人的にはここでは圭一郎達には立ち上がれないで欲しかったかもです。その気なら反撃できそうなのが何とも・・・
ビークルを手にする都合で、割と元気そうになってしまったのは、ちょっと惜しいところでしたね……。
 >ゴーシュへのアピールと同時に、圭一郎達に自分を助けられなくても良いという選択肢を与えたかったのかなと思いました。効果なかったですが。
ああ成る程。ノエルの思考法だと、それはありそうですね……効果なかったですが(そこが読めないのもノエルらしくは有り)。

◆KEYさん
 >初美花も咲也に絆されつつあるからこそ都合の良い方に持って行きたいんだろうけど其処は香村さんは濁さないと思うのですが
 >双方で本気で芽生えつつある淡い想いは踏みにじらない様に出来たらいいなぁ。
当初は、よくあるネタとして割と笑い話の類いに受け止めていたのですが、ここからどう転ぶにせよ、この二人の関係は物凄く重くなってしまいましたね……両サイドの陽性ポジションをこう持ってきたのも巧かったな、と。
 >透真は開始当初より大分人間味上がりましたし、後は魁利次第で怪盗側の物語にどう決着つけるかですよね。
初期はビックリする過激派でしたが、透真はいい感じの所に落ち着きましたね。考えてみると、一番サブライターに弄ばれたキャラな気がするのが、面白いところで。
 >兄は兄として認めた上で圭一郎を圭一郎個人として認める事が出来なければ結局同じ過ちを繰り返す事になると思う。
魁利は色々とハードルが高いですが、良い決着を見たいですねー。
 >警察側は元々立場も考え方も大人な分ちょっと目立たなくなっちゃいますね。
こういう時にすぱっと決断できるのが警察サイドの持つ格好良さなので、スポット的には我慢の時という感じになってますよね……最後は並び立つ感じを、期待したいです。
 >残り僅か、しんどい展開が続く事になりますが納得出来る終結を迎えられると良いですね。
キャラが向き合うという事は、視聴者も向き合わねばならないという事を、ホント誠実にやってくれるので、最後まで楽しみです。

◆鷹Deさん
 >最終決戦を間近に控えた中で関係性をまとめに来る回でしたね。
前回、隠し芸大会だったのを忘れそうになる怒濤の展開で、中身が濃かったですねー。ホント細かい所もよく拾っていて、それぞれの心理や行動に納得が出来るのがお見事でした。
 >ザミーゴは力押しタイプじゃないよなと思ってたのでどんな強化にするのかなと思ってましたが、納得の強化で良かったです
強烈な能力かつ、のらりくらしとしたいやらしさが増して、良い感じでしたね。
 >ノエルが警察にコレクションを渡したシーンは警察側が凄く間抜けに見えてしまったことだけ残念でしたね。
今作の演出ライン的には、どうしても面と向かう形にしたかったんですかね……おっしゃる通り、ノエルが置いていったサイレンを手に立ち上がり、死力を振り絞ってゴーレムを止めようとする、とかの方が格好良くなった感じですよね。
 >しかし48話を含めるとあと4話ですが、まとめ切るのか尺足りずになるのか期待と不安が入り混じりますね。期待の方が大きいですが
ラストスパート、是非とも駆け抜けてほしいですね。

◆つるさん
 >残り数話まで来て怪盗が完全にザミーゴに遊ばれるというのが強烈だったのですが、初美花の早く終わらせたい発言もキツかったですね^^;
戦闘面でギャングラー幹部陣の強さを見せつけつつ、精神的にも極悪な状況を作り出すという合わせ技で、1年分の蓄積を存分に込めた破壊力でしたね……。
 >また初美花の気持ちも痛いほど分かる日常の積み重ねがあるのが抜かり無く、素晴らしい追い詰め方でした
悲劇的な状況をただ作るだけでなく、そうなるよなぁ……と納得させて、一緒に辛くさせてきたのがホントお見事で、痺れる展開でした。
 >最終回が近い視聴者の焦りと、タイムリミットを感じる怪盗の焦りをシンクロさせて盛り上げる手法に既視感を感じていたのですが、ジャッカーの野球回だと気付きました(笑)
目眩のするような、どこに行くんだこれ感(笑)

◆島縞さん
 >快盗が堕ちていく道で警察が力無き正義ならノエルは他者を傷付ける理想でしょうか。
ノエルって、本人は善意のつもりながら他者を傷つける部分が少なからずありますよね……で、切羽詰まると自分が犠牲になろうとするのがちょっとタチが悪いというか、警察戦隊の誰かがうまく向き合えると良いのですが。
 >そうすると助けになれなかった警察と不実を積み重ねる結果の快盗とで嫌なループに…
警察サイドが改めて、快盗に救いの手を伸ばして嫌なループを断ち切ってほしいなと思いますが、快盗サイドも初期ほど感情がこじれていないと思うので、そこに関係性の積み重ねが活かされると嬉しいですね。
 >思い出したのが電王のアウトローモモタローの話で、見た時は良太郎を厳しく感じたのですがあのごめんなさいが必要だったと今になって思います。
あの回はホント、互いが向き合い関係性を構築していくステップの描き方として、素晴らしいエピソードでしたねー。