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10/26付けレス

 本日は『電光超人グリッドマン』第4-5話の感想を書きました。特撮版の配信ペースが早いために、アニメ版に追いつけていないという、本末転倒というのかなんなのか。

戦場のアバレかっぽれ

◆spirithumanさん
 >今作に限らず戦隊ではギャグっぽい怪人がトンデモ能力を持ってるというのはままありますよね(笑)。
アバレンジャー』の、「梅雨前線を呼ぶ」怪人は、未だに忘れられません(笑)
 >なんかこの撤退方法にはうまい!と思って妙に感動しました。
ヤドカリが自身の能力を、縦横無尽に駆使する描写は面白くて良かったですね。総合的に高性能な怪人だったなと。
 >透真がさりげなく場所を開けつつ二人の間の距離の取り方が印象的な演出でした。
自然な動作ではありつつ、その空白に意味がある、という見せが巧かったですねー。
 >特に魁利に関しては、圭一郎が彼を心配して踏み込めば踏み込むほど魁利は圭一郎に兄の幻影を見てしまい、追い詰められてしまうのはエグいです。
眩しすぎるヒーローのネガ面を描いているともいえますが、ホント今作は、ここからどうやって決着をつけるかで、あらゆる評価が変わりそうだな、と恐ろしくもあり楽しみでもあり。
 >怪人のギャグっぽい能力とこれまでのキャラの蓄積をうまく絡めて強烈なエグさを作り出すのはうまいなあと思いました。
なんだかすっかり、“そういう作風”になりつつありますね(笑) 怪人の能力など入りはコミカルなのに、一皮剥くと渦巻くヘドロのよう……という。
 >ライダーも戦隊も一年での役者の成長も見所になっていますが、この時の魁利の表情は素晴らしかったです。
前回今回と、各キャストの様々な表情を魅力的に引き出していたのも、最終クールに向けて良かったですね。
 >ライトな二人が若干蚊帳の外でしたが、地味ながら出番があるのは手堅いなと思います。
場を明るくするクッションの役割は、しっかり果たしてくれましたね。初美花に関しては、終盤もう一押し欲しい気はしますが。
 >ハサミもガードできるのは地球最硬の金属で出来ているからでなきゃ説明できない気がするのですが、ノリがいいからまあいいかみたいな(笑)。
ガードしているけどダメージ受けているけどガードしているな……という(笑)
 >ジュレを家と認めてしまう…婚約者を取り戻したかっただけだったはずの自分がそれ以外になにかを得てしまう…
OPでは氷に閉じ込められている透真ですが、いつの間にか自分の時計の針が動いてしまっている事に気付かされる、というのは残酷でしたね……。

◆鷹Deさん
 >いやぁ予告の圭一郎と魁利でヤバい気はしてましたが想像より魁利に厳しい回でした
兄貴と暮らしていた頃の家が家だったのかというと、多分そうでもないんだろうなぁ……というのがきつかったですねぇ……。
 >正義感がやばい方向に行くと取り返しがつかないタイプだということが分かりますね
圭一郎が任務(正義)の為ならぶっ飛んだ行動力を見せてしまう所にはやはり、古典的なヒーロー像の持つ狂気の部分をえぐり出す意図があるのでしょうが、そこにワンパンチ入れてくるかも、楽しみな部分ですね。
 >透真にも葛藤はあるのでしょうが、一線は踏み越えない感じがあり、婚約者が戻れば元に戻るように見えますが、
 >魁利は例え兄が戻ってきたところで元には戻れないのではという危うさが見えます。
マグナム編でもあくまで「自分の為」だと自覚していた透真など、快盗トリオの温度差も浮き彫りになりつつ、警察戦隊だけでなく、透真と初美花の存在も、魁利の救いになってほしいですね……。
 >まあ話数足りなくない?みたいな不安は出てきましたが(汗)
クリスマス決戦までに8話ほど使えると思うと、次回から一気に大筋に全振りという可能性もありますかねー。単発のバラエティエピソードは、ここまで結構入れてきましたし。

◆MOPさん
 >魁利メインかと思わせて、周りのお兄さんお姉さん達が揺れ動くお話でしたね。
初美花相手にしばしば覗かせていましたが、なんだかんだ透真が年長者としての顔を見せ、魁利ばかりでなく圭一郎とも自身を比べる事になる、という辺りが渋かったですねー。願わくば透真のこういう面も、良い方向に転がってほしいですが。
 >だから自分には普通の幸せは叶わない、とか思ってそうですが、そうではない事を圭一郎くん達が気付かせてくれるんだと思います。
もしかしたら「一度向こう側へ行く」所までやるかもですが、今の人との繋がりが、そこから引き戻してくれる事を期待したいでね。
 >暑苦しいけど不快にならないし、ぐいぐい来るけど空気が読めない訳では決してない。
圭一郎の魅力であり難しいところはこの、押し一辺倒のようで引くところは普通に引ける、という部分なのでしょうね。魁利に対してはどうも、“理想のお巡りさん”をやりたい自分が先行している感じはありますが。
 >朝加圭一郎のプライベートが身に付けて持ち運べるだけの物でいいというのは、ちょっとオーズの映司くんみたいですよね。
一応荷物はありつつも、やはり「公」の為に割とあっさり「私」を犠牲に出来る姿が描かれて、そんな圭一郎にも、双方向の影響という形での変化は、訪れてほしいですね。
 >次回、久しぶりに登場のデストラさんがいきなり死なないかちょっと心配です。
まだ退場はないと思いたいですが、新兵器の踏み台としてはこの上ない存在で、心配ですよね……。

◆KEYさん
 >材質以前に製作者が実はユグドラシルの研究者だったり自称神だったりしたら影響が心配です(真顔)。
いっけん普通のアウトドアショップでしたが、裏でなんかヤバい組織と繋がっていたんですかね……(笑)
 >そろそろ畳まなきゃいけないのに初美花が思ってたより掘り下げられてない気がします。
初美花が途中で足踏みして、マスコットに留まっているのはちょっと気になりますよね……。
 >ノエルの場合、本人的に上手く立ち回れているつもりだろうから乗り越えるも何もないので問題が改善されずに根深くなっていくだけという怖いことになってる気が……。
表向き口八丁手八丁で誤魔化すので深刻な軋轢は発生していないが本質的な距離は縮まらず、かと思えばいきなりアクセル全開で飛び込んでくるので相手が戸惑って信用されない……と考えると、物凄いどつぼにはまってますね(笑)
 >最近の展開を見て代償を必要とするのではなく願う者に資格が必要というのもあるかもと思い始めまして。
おお成る程、「集める」者と「願う」者が別でなくてはいけない、というのは色々なドラマを生みそうで面白いですね。快盗達が全てを「集めた」時、快盗達の為に「願う」者が居なければ何も残らない……というのは仰る通り物凄い鬼畜展開ですが、否応なく“今”と向き合う事にもなりそうで。
 >そしてあくまで協力者に留まっているコグレさんなら資格を失わないのだとしたら時々見せる不穏さも理由付けられないかと。
何かを隠しているのは確かでしょうし、ここから種明かしの中で巧く繋がってほしいですねー。

◆八手四郎次郎さん
 >最終的に「快盗稼業に手を染めていた=人の道を踏み外していた」過去をキレイに清算出来なければならないんですよね。
取り戻した相手と一緒に罪を背負って生きていくパターンもありますが、警察との対比の中でうまく理屈つけられるかというと、難しそうな感じがありますよね。
 >「兄に対して犯した罪を再び犯してしまう相手になるかもしれない存在」
圭一郎が単純に、兄を思い出させる人物、というだけではなく、こういう存在、というのがえぐいですよね……。
 >快盗三人衆が「全員袋小路に追い込まれ、しかも透真&初美花と魁利とでは追い込まれた袋小路が全くの別物」
最初は一蓮托生の地獄の筈だったのが、個々人の事情で内在していたズレが明るみになり、気がつくと目的は一緒なのに立っている場所が違うかもしれない、というのが見えてしまうのが大変きつく、後はほんと、突破口がどうなるのか、楽しみですね。
 >番組終了後の展開(スピンオフ作品制作とか後続番組へのゲスト参戦とか)を考えると好都合のようには思えます。
率直に、近年の戦隊はこれがある故に、「まあ○○な展開はないのだろうな……」とか推測できてしまい、終盤に取れる選択肢が減っているように見えるのは、物語としてはマイナスですよね。『キュウレン』を挟んだ事で、その辺りも変える流れが出ていそうではありますが……。

◆あきさん
 >中澤監督はやっぱりこのチームで見るのが一番好きだなと改めて思いました。今回特別に戻して貰ったんじゃないと良いなと思います。
できればこのまま、最後までローテに入ってほしいですね。
 >圭一郎を兄貴と重ねて葛藤しまくる魁利に「君の兄貴は本当にここまでやる奴なのか?」と問いただしたい気はします。
魁利兄、家出中の魁利のところに押しかけて台所で寝袋を広げていたりしたら、凄く、嫌ですね……(笑)
 >過剰戦力のVSXの違和感はそれも含めた魁利の一筋縄でいかない、例えば拒絶しながらもどこかで一緒に戦いたい、みたいな心理を形にしてるのかもと。
ああ成る程、コックピットで嫌でも顔を合わせると考えると、あの合体もなかなか複雑ですね……。
 >個人的には34話で初めて言葉として出た初美花の夢に、彼女のお洒落好きをチェック済みの咲也が踏み込む話が来て欲しいですが尺が心配でもあります。
アムールに光が射すかはさておき(恋愛関係にするには今作における成人と未成年の間の精神年齢差が大きそうで)、初美花に対する咲也の気持ちに終盤何らかの役割はあってほしいですよね……作品全体での優先順位は、ちょっと低そうですが。
 >そこにつかさの「何故使わない?」という疑問点からノエルのあの姿に至る物語が来るのかなと期待してたんですが
仰るとおり、物量多すぎそうでどこまでノエルに説得力を持たせられるかは若干不安ですが、そろそろこのカードも開きそうなのは、楽しみですね。とにかく次回、期待して待ちたいと思います。
 >白倉Pとの暗闘妄想には吹き出してしまいましたが、次回は正念場なので理解もあったのかなあという気もします。
白倉さんも立場上、戦隊の苦境は気にしているでしょうしね……。