東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/17付けレス

 本日は『ウルトラマンガイア』の感想を書きました。時ならぬ円谷ラッシュ。
 肝心の現行作品(『ルーブ』)を3話ほど溜めてしまっているので、早く追いつきましょう、はい。

爽やかに緊急出動

◆way-ohさん
 >CCDカメラでこういう映像も撮影できるようになったということです。
成る程かなりこの当時の、TV特撮における新しい映像、を見せる意図があったのですね。
 >……いや、せめてもう少し学校内での立ち位置とか見えていればいいんですが、クラスメイトの描写とかもさっぱりないですし。
直人達と武史の明暗を対比する一方で、双方ともにクラスでどういう立場か見えない、というのは惜しい所ですよねー。2話で触れられるかと思ったら、グリッドマンの説明に終始してしまいましたし。
 >『SSSS.』でヒロインを強調して描いているのはこの辺を意識したのかなあと。
今作を見た上だと、アニメならではの学園生活の描きやすさ、というのは意識されているっぽいですね。
 >パッと見、円谷というか東映特撮の演出っぽくて「『ウインスペクター』なら手術室セキュリティにレーザー完備で、
 >さらに個人情報保護に自爆装置があるんだろうな」とか想像しました(笑)
このシーンやはり、ちょっと東映ノリを感じますよね(笑)
 >若かりしころの緑川光さんで、今とは全然印象が違う声ですね。
近年よりだいぶさらっとしてしますよね。役柄としては、なるほど、ロボットの声が速水奨みたいなものか、という妙に納得を(笑)
 >……2話で説明入るとは言え合体の必然性も不明だし、一応当時見ていたのですが、改めて見てこんなに強引な人だったとは思いませんでした(^^;
ガッツポーズで全てを押し流していくスタイルは、ちょっと見習いたいな、と思いました(笑)
 >劇中でざっくり割り切っていますが、「科学技術は使うもの次第で善にも悪にもなる」という、『仮面ライダー』に近いテーゼと言えます。
登場する敵の質(メタファー)が、ウルトラと全く違うものになっている、というのは面白い部分ですね。人間の悪意とそれを増幅する存在、というのも石ノ森作品風味がありますし。
 >聞き取りにくいかもしれませんが、「グリッドビーム」です。
ありがとうございます。ここは少しひねりを……と思った方が外れでしたか!
 >「ハイパーワールドのハイパーエージェント」とかもそうですが、グリッドマン、全体的に技名とかは直球でネーミングセンス皆無(^^;
そういう存在なのかもしれませんが、「日本から来た日本人」ばりの自己紹介に、こいつは本名を隠しているのだろうか……? という不審が若干生じてなりません(笑)

◆タイキさん
 >この電脳空間をミニチュアで再現するというのはかなり拘って撮られたもの
バトルフィールドになりますし、ここが(破壊の醍醐味も含めて)魅力的でないと、面白さ半減ですものね。思い切った造形の未来的タワーとか組めるのも面白いアイデアだなと。
 >こういう「日常の身近な所から現れる悪」という意味でも武史の悪としての造形ってリアルタイムで見ていた身としては斬新でした。
ホビーアニメの文法を汲んでいるのかもですが、悪玉サイドに同世代の少年が居て、そのねじくれ具合が容赦なく活写される、というのは強烈ですね武史。
 >基本的に異世界からやってくる超越的存在は面倒くさいのが多いと思います。
アニメのグリッドマンが話聞かないのは、原典から話聞かなかったのだな、と凄く納得を(笑)
 >武史は親から買い与えてもらっているという所に経済格差が見えるというか、何となく「一般層VS富裕層」という違いもあるのかなと思います。
明らかにいいところのぼんぼんな武史が自宅にコンピュータールームを持っているのに対して、3人組がジャンクというのは、秘密基地のアレンジなのでしょうね。
 >ある意味これが現実の脅威となったのがアニメ版の話ですよね。第一話から現実世界で戦闘繰り広げるのはびっくりしました。
原典を見てからだと、アニメ版にああ成る程、と思う部分が幾つかあって、第1話はもう一度見たいところです。
 >こういう電脳空間を現実世界と結びつけての物語というのは当たり前になってるので逆にハードルが高い気もします。
今見ると、リアルが近づいている事で描写的な成立が難しくなっている一方、テーマ性はより突き刺さるようになっている、というねじれが発生しているのは面白いですね。寓話に現実が追いついてしまったとでもいいいましょうか。