東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
旧ダイアリー保管用→ 〔ものかきの倉庫〕
特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)
HP→〔ものかきの荒野〕   X/Twitter→〔X/Twitter/gms02〕

6/23付けレス

 本日は『デンジマン』感想を書きました。

無念無想でオーラーパワー

◆chi-chanさん
 >根本的に鬼は怪物狩りであり人と積極的に向き合うタイプの仕事ではないとは言え、明朗猟師ヒーロー過ぎるのも良し悪しかなとつい。
前期はとにかく、あまり感情を出さずに魔化魍を退治していくさばさばとした部分が特色でしたが、そこに存在する筈の情念を描かないと「人間」が引きずり出せない、みたいなのは井上敏樹としてはあったのかもですね。
 >白倉・米村視点では「ブラバン明日夢の物語の軸にするには不足」に見えたのかも?とも
京介があれこれ焚き付けてはいますが、明日夢個人の目標設定の弱さは、どうしても付きまといますものね……ブラバンに関しては前期における「遅きに失した」を、劇中では部長を通じて突きつけるしかなかった感じで。
 >子供組へ試練を与えるのはいいにしても、どうも前回も含めやり方が極端なようでもあり
過去にもあったとはいえ、明日夢も思いきり真正面から命の危機に放り込みましたし……もう色々、四の五の言っていられない、といった感じになってますよね。
 >設定名は音無効からの連想か「ヨブコ(呼子)」だそうですが、以前のヤマビコと属性と名前ももろ被りだろという声が…。
イブキさんの変身アイテムも想起させる名前ですし、序盤の魔化魍を連想させるのも、3クール目ラストの強敵としてはパッとしない感じになりましたよね……。

◆Gimmickさん
 >肝心のシュキが掘り下げきれずなのは残念でしたが(先代の斬鬼と朱鬼の関係は頑張って欲しかった...)、
先代斬鬼は、シュキの夫ないし子供で、ノツゴに殺されたのはその先代、ぐらいに関係性を圧縮してしまっても良かったのではと思ったのですが、あきらと「両親の仇」繋がりにこだわりすぎた部分もあった感じでしたね。
 >花葬で送る最期は井上先生のセンスと汲み取った坂本監督の洒落た演出が良かったです。
隙間から、実年齢に戻ったシュキの一部が見えるのも含めて、あれは美しい着地でしたね。
 >小暮さん世代はギリギリ使えるのかどうか、どうでもいい妄想が膨らみます。
小暮さん、教わっていないのになんとなく呪術の域に達していて、「今なんか飛び出した気がするけど、多分鍛えているからだな!」で済ませていそうなイメージが(笑)
 >今回は人生相談と他の要素の食い合わせが『響鬼』のカラーと上手く消化しきれなかった感じはありましたね。
起伏がつけにくかったというか、前回からの引き要素も多く、ターニングポイント的なエピソードの前編で演出・脚本が初参戦など、もろもろ重なって、切れ味に欠ける感じになってしまいましたね。
 >独り立ちからの逆戻りパターンは想定していなかったので...ザンキさんの活躍が増えるのは嬉しいので複雑な感情ですが...
割と時間をかけてきっちり独り立ちを描いたので、ちょっと強引な感じになりましたよね……前回今回はもはや主人公ばりなザンキさんが活躍するとトドロキの影が薄くなる感じがあるので、両者の存在感を両立させようとするとこうなったところはありそうですが……。
 >米村先生の明日夢と京介の動かし方は結構良かったですし
京介の、色々と難はあるけどただの嫌な奴ではないし、明日夢も京介相手ならさらっとツッコめるようになっている、という部分をちゃんと汲んでくれたのは良かったですね。

◆電子レンジマンさん
 >警察の捜査に紛れ込んだり団地に侵入したりとだいぶやりたい放題なのが独自の味になってきた印象です。
運ばれていく死体に近づいてシートをめくったので、え、それありなの? と思ったら、普通に追い払われて、ただの迷惑な人たち扱いはちょっと面白かったです(笑)
 >操縦中に窒息させるのはなかなか変わった展開で面白かったです。
電撃ダメージとかはありますが、これはなかなか、見ない展開で良かったですね。