『恐竜戦隊ジュウレンジャー』感想・第25話
◆第25話「悪魔のすむ公園」◆ (監督:雨宮慶太 脚本:高久進)
妖精を模した児童公園の記念碑にバンドーラ一味がドーラタランチュラを宿らせ、公園で遊んでいた子供達が次々と眠り病に倒れてしまう。
「これは一つの、テストケース」
握り潰したモンシロチョウの残骸をふっと息で散らし、眠り病の感染拡大により子供たちをこの世から根こそぎ消滅させてやると喜ぶバンドーラ様の超邪悪な笑みから、ミュージックスタート!(笑)
この世で一番嫌いなものは
子供だ子供だどうにもならない
図にのりゃ手強い 中身はうるさい
ほっときゃはびこる風邪よりひどい!
バンドーラ様はビートを刻み、とにかく、スタッフが、バンドーラ様を好きすぎます……(笑)
公園を飛び回る怪しい蝶が眠り病の原因だと突き止めたジュウレンジャーは驚愕の記念碑すり替えトリックに気付くが、それを破壊しようとして少年少女と一悶着。
彫刻のすり替えに気付くのが彫刻を作った人物の子供、は亡き父との親子の絆を示せて良かったのですが、偽物だとわかっても破壊を嫌がる妹を偽物と気付いた兄が説得するのは、子供が子供に行う訥々とした正論説得がまるで面白くない上、そこに特にジュウレンジャーが関わるわけでもないので、ただくどくて余計な要素になってしまった感。
兄弟の合意を得ると、兄弟およびその父親と知り合いの黒がマンモスショットガンで偽彫刻を爆破し、中から飛び出してきたのは、背中のボリューム感がなかなか良い造形のドーラタランチュラ。
グリフォーザも出てきて戦闘となり、今回もちょっと苦戦するとバンドーラ様が悪霊パワーで巨大化して、守護獣召喚。だが大獣神はクモ毒液とクモ糸攻撃に苦戦して合体が強制解除されてしまい、ティラノとタランチュラの激突に、トリケラトプスとサーベルタイガーの支援砲撃を添えて。
「バンドーラ! 子供達の夢を、本気で打ち砕くおまえが許せない! ドーラタランチュラは、俺が倒す!」
啖呵を切った黒がメインディッシュのマンモス鼻息を放つがタランチュラに通用せず、ティラノ空中殺法もタランチュラのカウンターの前に破れ……そう、今こそ、プテラノドンのターン……!
なわけはなくブライが颯爽と現れるとシーザーを召喚し、尻尾、パンチ、そしてけたぐり。シーザーもまたクモ糸に吊るされてしまうが、ミサイルで反撃すると、合体ドラゴンミッションで剛龍神となり……この間、全く出てこない桃は、どこで、何をしているのか(笑)
剛龍神お披露目回でプテラノドンが所在なげに空をくるくる回っていた時点で嫌な予感はしていましたが、剛龍神を出そうとすると巨大戦で居場所が全く無くなる影響で、パイロットまで存在が消失してしまい、現在ジュウレンジャーでは、プテラノドンの再就職先を募集中です。
本日はセンターに残った黒が、超爆裂龍神突きによりタランチュラの胴体に風穴を開け、おやっさん! 彫刻のケジメはつけたぜ!!
次回――プリンセス逆襲のコスプレ回。