東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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10/10付けレス

 本日は『コスモス』感想を書きました。

折れたハンドル

◆chi- chanさん
 >ある意味では刑事ライダーゆえに「事件を解決する」ってモチベーションだけで動けるのが裏目に出たというか。
ああ、これはありそうですね。エピソード単位の動機付けに困らない一方で、トータルで進ノ介を動かす行動原理を「職業的使命感」以外に作り損ねたというか。……で、それを揺るがす話をするかといえばそうでもなく、行動原理に揺らぎが与えられるのは剛の方、と。
 >割とファンの中でもここからは剛や幹部達の主役話って意見が多い様ですし。
苦悩も葛藤も敵との因縁も剛に集中していて、立ち回り面では完全にハート様が主役ですものね……。
 >まあ幼い頃に父は悪人だと周囲から言われて失望して、それでも1%は信じたかったけど…が無難な解釈かなと。
今回もどうもまた、見せる情報の取捨選択が、大森P作品とは合わないに直撃してしまった感じです。

◆スピリットヒューマンさん
 >ドライブにしろエグゼイドにしろビルドにしろゼロワンにしろ同じところが引っかかっており
基本的に大森P作品、悪いところがそのまま踏襲されてますよね……。
 >個人的に諸田敏-山口恭平の組み合わせは少し苦手で、山口さんがローテ入りしたドライブ以降演出的に見づらいシーンが極端に多くなっているのは残念です。
ローテに誰か違うタイプの監督が入っていればまた違いそうですが、悪ノリ×悪ノリ×悪ノリ……みたいな相乗効果が働いてしまって、『フォーゼ』辺りからの路線が、より過剰になっている感じですよね。
 >超即席で悪人を作っても中身がなく、2話完結のエピソード怪人レベルの薄っぺらさで、緊迫感が生まれようがありませんよね。
そうなんですよねー、まさに、前後編の怪人ならこれでもいいのですけど、諸悪の根源、とするにはあまりにも厚みが無くて。

◆もりみやさん
 >ビリオンさん、ファイブレッドは既に因縁過多なので、他のメンバーと因縁作れていればなぁ…。
健あたりと絡めればお互いにとって良かった感じですが、これといった接点が無かったですね……。
 >レッドはやはり特別扱いということか、因縁が薄くてもとりあえず、幹部戦でレッドが一騎打ち要員になるケースが多いように感じます。
巧く物語とはまる場合もありますが、どちらかといえば時代劇メソッドで、キャラの関係性よりもセオリーとしての一騎打ち、という部分はあったのかもですね。
 >翌年、ブラックコンドルと因縁を作れて一騎打ちにまで持ち込めたグレイさんも、革新の一翼を担っていたのでしょうか。
流れで見ると、グレイはだいぶ、戦隊作劇の中で新しい関係性の構築を担っていたぽいですね。赤と同格に近いメンバーを作りつつ敵味方の因縁を結ぶ作劇では、人数を絞る事で先鞭を付けた『ライブマン』も、終盤ちょっとあやふやになってしまいましたし。
 >問題点がどれも似た感じになるあたり、チーフプロデューサーの力というのは思った以上に大きいんだなぁと感じました。
東映ヒーロー物の場合、実質的なシリーズ構成と言われる事もありますが、特に大森Pの場合は、作劇の癖が出やすいタイプですよね……。