東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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8/25付けレス

 本日は『ゼロワン』感想を書きました。

誉められて煌めく

◆ヘイスタックさん
 >『80』は話の論点がスライドしがちなのが難ですね…
路線変更の影響により、主人公の行動理念が不明瞭→個々の状況にどう向き合うかがハッキリしない→話の論点もズレがち、という感じですよね……。
 >やたら子供と母親の被害者が強調されていたので、台詞とナレーションで繰り返された「宇宙中の母子を守る為の戦い」というのを補強する狙いもあったように思います。
ああ成る程、中盤の溶解シーンはその意識と思うと、確かに。
 >せめて地球の母子にも被害が出まくってるのを見たザッカルが考えを改め、私的な復讐を捨てて80にガモスの弱点を伝える、
 >とかだったらまだ納得行ったんですけどね。
そういった流れでGメンとしての魂を取り戻し、それを80が認めるとかだったら、ラストまで繋がらなくもなかったのに、とにかくあれこれとちぐはぐ回でしたね。

◆あきさん
 >スターの彼等は以前から褒め讃えられることに慣れていて、充瑠ほどその有難味を再認識出来る印象的な体験はないか、
 >はるか過去の忘却だった要素もあるかもですね。
ああ確かに、キラメイメンバーは基本、あれだけ誉められても平然と受け止められるメンタル、というのはありましたね(笑) その辺り、充瑠とファイヤーの始まりに繋げつつ……というのが巧かったですね。
 >自分に対するあのリアクションを見た後でもドン引きせずに「大好き!」と本心から言える瀬奈で良かったなと思いました(笑)。
瀬奈のいいところが地味に出ていて、『ルパパト』の咲也なんかもでしたが、金子さんはこの辺りの引き出し方が良いですね。
 >声だけ本人の入れ替わり自体も、堂々とオールアフレコに出来るこのご時世に合ったネタでもあるんですよね。
これは、制作体制をうまく使ったアイデアでしたねー。
 >なんだかキラメイジャーはコロナ禍でもこのネタなら出来る、こう工夫すればこのネタも出来る
1話完結性が高く、30分番組で、突飛なアイデアも試しやすい、という事で、戦隊シリーズのみならず、東映ドラマ班として色々と試しやすい、というのもある感じですよね。
 >人間もヒューマギアも滅ぼそうとして自分がそれを悪だと倒したアークの器になったの?という疑問に躓いて乗っかれない気持ちもあります。
心の隙間に付け入られたとしても、意識は残っているのに葛藤が薄い、という中途半端な描写ですよね……恐らくはアークの影響で、視野が狭く、思考が単調になっているみたいなニュアンスなのでしょうが、ドラマの面白さにいまいち繋がっていない感じで。
 >滅を倒すだけならアークゼロを倒したゼロツーで十分な訳で
この一点において、「アークになってまで……」感が弱いのが、割と致命的なところですよね……。
 >或人ですらそうなるのが人間の悪意で誰にでもあるもの、と描きたいのかもですが
スタッフがこの一点を物凄く大きく捉えている可能性はありますが、基本的に、特に衝撃的なポイントとは言いがたいのが、また困ったところですね……。