東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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7/31付けレス

 本日は『ゴーカイジャー』感想を書きました。ダイノガッツ!

天才は一日にしてならず

◆中吉さん
 >アイちゃんこそAIが『道具』の範疇を超えることを肯定された時点で登場するだけで大惨事確定だった存在だと思いますが
今となっては、「両手両足をもぎ取ったヒューマギア」にしか見えないですからね……。
 >逆に考えればヒューマギアと人との関係が道具と持ち主の関係に収まっていれば、
 >劇中での使われ方は別問題として新しいAIの形として全然ありだったかもしれないと思います。
声優ギアの時にアルトが語っていた延長線上の道具としては納得できる部分もあるのに、間の約2クールで描いてきた要素をほとんど無視している為に、自爆テロみたいな存在になってるんですよね。
 >心にしこりを抱えた人間が改めて本当の『友達』や『社会』にまっすぐ向き合えるよう手助けしてくれるための
 >『お話相手』としての役割が与えられていたらただの都合の良い存在にはならなかったと思います。
今作、「人とAIの関係」と本来両輪を成すはずの、「社会の中のAIの役割」が抜け落ちているので、視野の狭いところでどれも終わってしまうし、目的の為には手段を選ばないヒューマギア、みたいなのが正当化されて歪みが蓄積していますよね。

コジコジハルさん
 >ファンタジー要素が多いのはゼロワンと真逆の作風にしたいのとコロナの影響でロケ地が限られてしまうための対策だと思います。
これを念頭に置いての組み直しなどがあったと想像されるので、色々と大変な立ち上げだったのでしょうね……。
 >ゴースト
立ち上がりから忙しすぎたのと、登場人物の心理描写についていけず、序盤早々に脱落してしまったんですよね……今回は、巧く噛み合ってくれると良いのですが。
 >来年は戦隊は45作目でライダーは50周年の記念作になるのであえて今回は高橋Pに経験を積んでもらいたいのだと思います。
来年が二つとも節目なのですね。全体は今年は塚田Pが入った事で、じっくり練り込んで宇都宮さんの登板だったら嬉しいですが。

◆ヘイスタックさん
 >なんかロボットの女の子相手に正式にカップル成立みたいな事になってますが、それでいいのか勇介(笑)
勇介はなんか、その気も無いのに基地でキザな台詞をコロンさんにかけていそうな気がするので、責任取ってこれでいいのでは、という気がします(笑)
 >前話の捨て身理論に続き、努力の大切さを教える為に生身で怪人に挑む勇介の姿に『マスクマン』の名残を感じます。
考えてみると、丈との対比でリーダーとしてのドライさを見せる話が続いていたので、そのフォローもあったんですかね。
 >冒頭のタイヤ引きランニングといい、勇介強化月間につき勇介=筋肉というキャラ付けを押し出す意図もあったのかもですが。
タイヤ引き、物凄くナチュラルにやっていて笑いました。
 >話としては「努力さえすれば必ず報われる」と根拠無く断言してしまっているのが、やはり現在の目で見ると無責任に思えてしまうのが難ですね。
うまく『ライブマン』に落とし込めれば良かったのですが、悪い意味で教科書的な綺麗事めいてしまったのが残念でしたね。
 >初めての個人武器合体玩具だけに色々と煮詰めの甘さが目立ちますね。
この手のギミックは今作が初めてだったのですね。演出側もいきなりで困ったんですかね……。

◆ジュピさん
 >ボルトは天才という言葉を重視するだけに努力や勤勉さで才能を上回ることがあってはある意味アイデンティティの崩壊で認めたくないのではないか?と思いました。
ああ、「努力」要素そのものが、ボルトへのアンチテーゼであった、というのは成る程です。素質なき者の努力は無駄、という思想はボルトっぽいですね。