東映特撮に踊らされる駄目人間の日々のよしなし。 はてなダイアリーのサービス終了にともない、引っ越してきました。
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2019年を振り返る:映画編

 特撮編で挙げた以外で、今年見た映画は以下。

アントマン&ワスプ
ニンジャバットマン
ペンギン・ハイウェイ
『超劇場版ケロロ軍曹3』
『ヴェノム』
『BRAVESTORM』
キャプテン・マーベル
『アクアマン』
アベンジャーズ:エンドゲーム』
『シャザム!』
スパイダーマン:スパイダーバース』
スターウォーズ:ep9 スカイウォーカーの夜明け』

 ほぼ8割方アメコミ絡みという、今年も偏ったラインナップになりました。
 約10年分の集大成となる『エンドゲーム』は、背後に積み重なっている要素が大きすぎるので別格としますと、今年一番面白かった映画は…………『超劇場版ケロロ軍曹3』、か?
 いやこれホント、物凄くよく出来てまして。
 テーマ性に対するバランス感覚、現実へのフィードバックに対する意識が細やかで素晴らしく、直球のパロディという飛び道具を用いているものの、玩具、そして、それを生んだアニメーション賛歌として、実に見事。その上で、核となるテーマも綺麗にまとめ上げ、非常に気持ちよく楽しめました。
 フィクションの機能性というものに対して真摯かつ自覚的であり、虚構から現実へ帰る時に何を残せるのか、という部分の作りが、大変好みだった一作。
 他、『ペンギン・ハイウェイ』も凄く良かったですし、『スパイダーバース』も面白くて、今年はアニメ映画を楽しめた年、でありましょうか(ちょっと気になるレベルの作品は色々あるので、来年はもう少し見たい気持ちで)。
 実写だと、見たばかりで印象が強いというのはありますが、『シャザム!』は綺麗にまとまっていて面白かったです。