特撮編で挙げた以外で、今年見た映画は以下。
『アントマン&ワスプ』
『ニンジャバットマン』
『ペンギン・ハイウェイ』
『超劇場版ケロロ軍曹3』
『ヴェノム』
『BRAVESTORM』
『キャプテン・マーベル』
『アクアマン』
『アベンジャーズ:エンドゲーム』
『シャザム!』
『スパイダーマン:スパイダーバース』
『スターウォーズ:ep9 スカイウォーカーの夜明け』
ほぼ8割方アメコミ絡みという、今年も偏ったラインナップになりました。
約10年分の集大成となる『エンドゲーム』は、背後に積み重なっている要素が大きすぎるので別格としますと、今年一番面白かった映画は…………『超劇場版ケロロ軍曹3』、か?
いやこれホント、物凄くよく出来てまして。
テーマ性に対するバランス感覚、現実へのフィードバックに対する意識が細やかで素晴らしく、直球のパロディという飛び道具を用いているものの、玩具、そして、それを生んだアニメーション賛歌として、実に見事。その上で、核となるテーマも綺麗にまとめ上げ、非常に気持ちよく楽しめました。
フィクションの機能性というものに対して真摯かつ自覚的であり、虚構から現実へ帰る時に何を残せるのか、という部分の作りが、大変好みだった一作。
他、『ペンギン・ハイウェイ』も凄く良かったですし、『スパイダーバース』も面白くて、今年はアニメ映画を楽しめた年、でありましょうか(ちょっと気になるレベルの作品は色々あるので、来年はもう少し見たい気持ちで)。
実写だと、見たばかりで印象が強いというのはありますが、『シャザム!』は綺麗にまとまっていて面白かったです。